「今日のごはんは何にしよう」と毎日頭を悩ませる人も多いはず。家族のために頑張って食事を作っても、喜ぶかと人気のお店のテイクアウトメニューを頼んでも、反応がいまいちでがっかりした経験もあるのではないでしょうか?
そこで今回はマイナビニュース会員に「明日世界が終わってしまう日に食べたいもの」についてアンケート。金額や周囲の目、ダイエットなど関係なく、思いっきり自分の好みを優先できる「最後メシ」には、みんなが喜んで食べてくれるおうちメシのヒントが隠されているかもしれません。食事を作るときや出前・テイクアウトを頼むときの参考にしてみてください。
食べ物の好みは人それぞれ。家族が作るごはんが1番という人もいれば、お気に入りのお店がある人、コンビニメシや牛丼が好きな人、ごはんよりスイーツの方が好きな人もいますよね。そこで今回はメニューやお店、どこで食べるかなどに縛りを設けず、純粋に「明日で世界が終わるなら何を食べたいか」を聞いてみました。
Q.もし明日世界が終わってしまうとしたら、あなたはいったい何を食べますか?
マイナビニュース会員518人を対象に、もし明日世界が終わってしまうとしたら、何を食べるか尋ねました。さまざまな回答が寄せられましたが、大まかに6項目に分けてご紹介します。あなたやあなたの家族に近い回答はあるでしょうか?
寿司に肉……。最後の食事は思う存分、贅沢をする!
男性/48歳
「寿司の大トロを思う存分味わいたい」男性/52歳
「世界三大珍味」男性/36歳
「鰻の特上を食べたい」男性/57歳
「極上ステーキ」男性/64歳
「蟹のフルコース」男性/53歳
「超高級料理を食べたい」男性/50歳
「今まで高くて買うのを躊躇していたもの。一折3,000円のウニとか」
多かったのは、「これまで食べたことのない超高級食材を食べたい!」というものでした。A5ランクの霜降り和牛や、1貫1,000円以上の高級寿司、フォアグラやトリュフなど、誰でもひとつやふたつ、これまで高価すぎて手が届かなかった食べ物があるのではないでしょうか。
明日で世界が終わるのなら、いくらお金を持っていても仕方がない。それならば有り金全部はたいてでも、憧れの高級料理を味わってみたいと思うのも頷けます。こちら、誕生日や記念日などのメニューに役立てられそうですね。
やっぱり最後は「おふくろの味」
女性/46歳
「母親が作ったものを食べたい」男性/49歳
「母の作る豚汁を食べたい」男性/45歳
「母親の得意料理」女性/47歳
「ママが作ったプリン」男性/45歳
「母親の手作り弁当、恋人の作るハンバーグ」男性/77歳
「大好きな家内の手作りパンやケーキを食べたい」
自分の味覚の原点は、「お母さんが作ってくれた料理」という人も多い結果となりました。結婚して家庭を持ち、妻が作ってくれる料理に満足していたとしても、おふくろの味が恋しくなるというのはよく聞く話。明日で世界が終わりで、自分の命のタイムリミットがわかっていたとしたら、慣れ親しんだ「おふくろの味」で最後を締めくくりたいと考える人も多いようです。
「マザコン」なんて声も聞こえてきそうですが、お母さんより妻や恋人が作ってくれた料理を食べたいという男性も多かったですよ。
「絶対最後はコレ!」具体的に決まっている人も
女性/52歳
「寿司のオニオンサーモン」男性/50歳
「ラーメン二郎 豚W」男性/42歳
「ビッグマック×10」男性/42歳
「蓬莱軒のひつまぶし」男性/54歳
「永谷園のお茶漬け」
具体的なお店やメーカー、商品名を挙げる人もちらほら。よほどのお気に入りの食べ物なのか、一度は食べてみたい憧れの食べ物なのでしょうか。それとも、その食べ物にまつわる素敵な思い出があるのかもしれません。
食事を作ってあげたい家族や友達、恋人などに、これまで印象に残っている出来事や、旅行先のエピソード、学生時代の思い出話などをじっくり聞いてみると、「実は食べてみたい食べ物」のヒントが浮かび上がってくるかも……。
食への欲望は果てしなく。満足するまで食べつくしたい!
男性/44歳
「肉をお腹いっぱい食べたい」男性/40歳
「吐くまでスイーツを貪り食べる」男性/49歳
「焼肉をたらふく食べたいですね」男性/67歳
「日ごろ控えている食品を好きなだけ食べる。たとえば高カロリー品、糖度の高い甘いもの等」男性/50歳
「お寿司をお腹いっぱいに食べる」
「食べすぎると太ってしまう」「体に悪いから食べない」「お金がもったいないからガマンする」などと考えて、「食」に制限をかけるのは、未来があるからこそ。明日で世界が終わり、未来が断たれてしまうのなら、欲望の限り暴走し「はちきれんばかりに食いつくす!」と考える人がいても不思議ではありません。こちらは普段のおうちメシのヒントというより、特別な日のサプライズメニューの参考にした方がいいかもしれませんね。
特別なことはしない。普通がいちばん
男性/68歳
「カレーライスかな、いつもの食事」男性/43歳
「家族でたこ焼きをしたいです」男性/58歳 「最後は特別豪華なものではなく、普通の夕食程度で良いかなと思います」
男性/32歳
「両親と実家で鍋を食べたい」女性/40歳
「おにぎり。具は、明太子、いくら、高菜」女性/34歳
「たまごかけごはん」
豪華な食事や食べ放題を希望する人も多いなか、炊きたての白いごはんにお味噌汁、焼き魚、家庭料理の定番のカレーやラーメンなど、飾らない普段通りの食事を家族と楽しみたいという人も目立ちました。
なんのことはない平凡な食事だとしても、食卓を囲んだコミュニケーションがあれば、それは最高のごちそうとなるのかもしれませんね。鍋や焼肉、たこ焼きなど、テーブルの上で作る料理のバリエーションを増やしてみると、笑顔がもっと増えそうです。
世界が明日で終わっても、自分は自分
男性/57歳
「食品ロスを無くすために半額処分品を食べまくります」女性/56歳
「冷蔵庫の中身を整理する」男性/51歳
「そのときにいちばん食べたいものを食べます。それがカップラーメンか納豆ごはんかはそのときにならないとわかりません」男性/56歳
「食欲がわくわけないので食べない」
世界が明日で終わってしまおうが、食べ物をムダにするのはもったいない! それならばと最後の最後までお店で売れ残る食品を減らしたいと考える人も見られました。豪華な食事をしたいという人も多いなか、冷静に「冷蔵庫を整理して余った食材で食事を作る」という堅実な人も。情報や周囲の人々に踊らされず、自分ができることだけを着実に行うタイプの人なのかもしれませんね。
こういったタイプの場合、ダイレクトに何を食べたいか聞いたり一緒に食事を作ったりすると、メニューのヒントが見えてきそうです。
「普段通りの食事」が何よりのごちそう!?{#id7}
いかがでしたか? 食欲優先モードで考える人もいれば、世界が終わろうが続こうが、淡々と変わらぬメニューを食べるのみ……と達観している人まで、さまざまな考えの人がランクインする結果となりました。
明日で世界は終わりなのだから、贅を尽くした豪華メニューが圧倒的かと思いきや、意外にも「家で普段の食事」「家族(母、妻など)が作った料理」が目立っています。大切な家族や友人と食べる平凡な食事のなかに、幸せが隠れているのかもしれませんね。
調査時期: 2020年10月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 518人
調査方法: インターネットログイン式アンケート