年間通して温暖で、ゆったりとした時間が流れる日本屈指のリゾート地、沖縄県。豊かな自然に囲まれながら、三線(さんしん)やエイサーなどの伝統芸能、沖縄そばやチャンプルーといった独特なグルメが楽しめるなど、魅力は尽きません。

そして、沖縄県といえばやっぱり海をイメージする方も多いはず。沖縄本島のみならず、慶良間諸島、宮古島、石垣島などの離島では、透明度の高い海でダイビングやシュノーケリングを楽しむこともできます。

  • 沖縄県のライバル都道府県はどこ?

    沖縄県のライバル都道府県はどこ?

この沖縄県にライバルがいるとすればどの都道府県なのでしょうか。本記事ではマイナビニュース会員を対象にアンケート調査を行い、結果をランキング形式でご紹介します。寄せられた「ライバルだと思う理由」、「沖縄県を訪れるのにおすすめの季節」などもご紹介しますので、ご自身のイメージと照らし合わせてみてください。

沖縄県にライバルの都道府県はあると思う?

始めに、沖縄県にライバルの都道府県があると思うかを聞いたところ、回答は以下のようになりました。

ある…60.7%
ない…39.3%

沖縄県のライバル県ランキング

続いて「沖縄県のライバルはどの都道府県だと思うか」について、先の質問で「ある」と答えた方に聞きました。得票率の高かった順にランキングにすると下記の通りです。

  • 1位 北海道…73.6%
  • 2位 鹿児島県…11%
  • 3位 宮崎県…4.9%
  • 4位 東京都…2.2%
  • 5位 福岡県…1.6%
  • 6位 宮城県…1.1%
  • 7位 青森県…0.5%
  • 7位 岩手県…0.5%
  • 7位 福島県…0.5%
  • 7位 富山県…0.5%
  • 7位 福井県…0.5%
  • 7位 長野県…0.5%
  • 7位 静岡県…0.5%
  • 7位 大阪府…0.5%
  • 7位 京都府…0.5%
  • 7位 和歌山県…0.5%

ここからは、6位までにランクインした都道府県の概要と、アンケートに寄せられた「ライバルだと思う理由」や「沖縄県を訪れるのにおすすめの季節」などをご紹介します。

1位 北海道…73.6%

  • 北海道

    沖縄のライバル1位は北海道でした

沖縄県のライバル県ランキング、1位は「北海道」でした。7割以上の票を集め、圧倒的な1位となっています。日本の北と南、気候も風土もまったく異なる北海道と沖縄県ですが、どちらも国内の旅行先として人気の場所。都道府県の魅力度ランキングでは1位が北海道、2位が京都府、3位が沖縄県となっています。

北海道における人気の観光地といえば、大通公園のある札幌、レトロな雰囲気の小樽、ラベンダー畑が広がる富良野、手つかずの自然に触れられる知床、朝市の海鮮丼が人気の函館など。登別や洞爺湖などの温泉街もあり、ニセコに代表される一大スキーリゾート地でもあるなど、魅力は数えきれません。

北海道はグルメも欠かせません。鮭、うに、ほたて、いくらなどの海鮮類、ラーメン、ジンギスカンなどが代表的です。じゃがいもやとうもろこしなどの農産物のほか乳製品の生産も盛んで、北海道のバター、チーズケーキ、焼き菓子などはお取り寄せ品として道外からも人気を集めています。

ライバルだと思う理由

「離れているけど、どちらも日本屈指の観光地だから」(27歳男性)
「どちらも飛行機で行くリゾート地なので特別感がある」(28歳男性)
「そこでしか食べられないものがそろっているから」(33歳女性)

2位 鹿児島県…11%

  • 鹿児島

    鹿児島県が2位に!

2位は「鹿児島県」でした。九州の南端に位置し、年間を通して温暖な鹿児島県。海を挟んで沖縄県に一番近い県です。樹齢2000年を超える縄文杉が有名な「屋久島」、日本最大のロケット宇宙センターがある「種子島」、亜熱帯の森と独自の文化が育まれる「奄美群島」など、島が多いのが大きな特徴。鹿児島県最南端の島で沖縄県に最も近いのは与論島です。

鹿児島県を象徴するものといえば、今も活動を続ける桜島の火山。鹿児島市街地からは噴煙を見ることができ、フェリーに乗って約15分で行くこともできます。指宿や霧島などの温泉地も有名で、砂浜で行う砂蒸し風呂は観光客に人気です。鹿児島グルメにはさつまいも、黒豚、芋焼酎、さつま揚げなどがあります。

ライバルだと思う理由

「屋久島の大自然、特に屋久杉はインパクトがあるから」(44歳女性)
「奄美の海はとてもきれいで、沖縄のイメージと重なる」(48歳男性)
「鹿児島県は島しょ部の雰囲気が沖縄に似ているので」(47歳男性)

3位 宮崎県…4.9%

  • 宮崎県が3位

    宮崎県が3位

3位は「宮崎県」でした。沖合を流れる黒潮の影響で、宮崎県も一年を通して温かな気候の県。日照時間の長さも全国トップレベルです。「日本のひなた」として、沖縄県と同じようにプロスポーツのキャンプも数多く行われています。

宮崎県の主な産業は農業です。きゅうり、ピーマンのほか、果物では日向夏やマンゴーなどが栽培され、マンゴーの収穫量は沖縄県に次ぐ全国2位となっています。牛、豚、ブロイラーの飼育地としても有名で、なかでも地鶏の炭火焼きやチキン南蛮などは宮崎グルメの代表格。観光地には、神話の舞台とされる「高千穂」などがあります。

ライバルだと思う理由

「南国、トロピカルというイメージがあり、似ているから」(44歳男性)
「どちらもマンゴーの有名な産地だから」(38歳女性)

4位 東京都…2.2%

4位は「東京都」でした。香川県、大阪府に次ぐ全国で3番目の狭さながら、全人口の10%以上を超える約1400万人が暮らす大都市。国内のみならず世界経済、政治、カルチャーの中心として注目され、東京を訪れる外国人旅行者は2024年に約2400万人と過去最高を記録しました。

大都会のイメージがある東京都ですが、それだけでないところも魅力。企業や商業施設が建ち並ぶ23の特別区のほか、適度な自然と住宅地が広がる多摩地区、世界自然遺産に登録された小笠原諸島などの島しょ部からなっています。海、川、山と都会にいながら自然を身近に感じられるところも東京ならでは。

5位 福岡県…1.6%

沖縄県のライバル県ランキング、5位は「福岡県」でした。県庁所在地の福岡市と関門海峡に面する北九州市は、ともに人口50万人以上の政令指定都市。九州の玄関口としての役割を担っています。

福岡県の主な観光地は、商業ビルが建ち並ぶ博多エリア、学問の神様で知られる「太宰府天満宮」、世界遺産に登録されている「八幡製鐵所」、自然豊かな海辺の町「糸島」など。海の幸が豊富なうえ、豚骨ラーメン、辛子明太子、ごぼ天うどんなどのご当地グルメも充実しています。

6位 宮城県…1.1%

6位は「宮城県」でした。東北一の都市・仙台市のある宮城県は、漁業や農業が盛んな県。気仙沼、石巻、女川など有名な漁港があり、三陸沖を中心に揚がる豊かな海の幸が名物になっています。内陸に広がる平野では米作りが盛んで、主な銘柄は「ひとめぼれ」や「ササニシキ」など。

宮城県の主な観光地は、日本三景のひとつとされる「松島」、「仙台城跡」などの伊達政宗ゆかりの地、鳴子や秋保などの温泉地などが代表的です。色とりどりの笹飾りが吊るされる「仙台七夕まつり」は青森県のねぶた祭、秋田県の竿燈まつりと並ぶ、東北三大祭りのひとつとなっています。

沖縄県を訪れるのにおすすめの季節は

次に「沖縄県を訪れるのにおすすめの季節」について聞きました。結果は以下の通りです。

1位 夏(6月~8月)…33.5%
2位 年間通しておすすめ…24.7%
3位 秋(9月~11月)…16.5%
4位 春(3月~5月)…12.6%
4位 冬(12月~2月)…12.6%

夏(6月~8月)がおすすめの理由

「沖縄といえばやっぱり海で、海がきれいな時季だから」(36歳男性)
「きれいなビーチでマリンスポーツを満喫したいから」(44歳女性)
「夏は他県のほうが暑くなるので、むしろ過ごしやすく感じるのでは」(49歳男性)

年間通しておすすめの理由

「夏はもちろん、冬も暖かいので観光を楽しめるから」(40歳女性)
「沖縄は夏がベストだと思われがちだが、海には春から秋まで入れるし、冬はオフシーズンなので混雑を気にせず動けると思う」(35歳男性)

秋(9月~11月)がおすすめの理由

「夏よりも少し涼しくなったこのぐらいの季節がいいと思う」(46歳男性)
「価格が少し下がってくるから行きやすくなる」(31歳男性)

春(3月~5月)がおすすめの理由

「春でもマリンアクティビティは楽しめるので」(37歳男性)
「台風が少ないから過ごしやすいと思う」(44歳男性)

冬(12月~2月)がおすすめの理由

「寒い時季には暖かいところに行きたくなるから」(49歳男性)

沖縄県のライバルは、やっぱり北のリゾート地

沖縄県のライバル県ランキングをご紹介しました。1位「北海道」、2位「鹿児島県」、3位「宮崎県」という結果になりました。ご自身のイメージと比べてみていかがでしょうか。

北海道には7割以上の回答が集まりました。北海道も沖縄県も海を隔てた場所にあるため、リゾート地として特別感を感じる方が多い様子。2位には屋久島や奄美群島など沖縄県のように自然豊かな島が多い鹿児島県、3位には南国イメージがあり、沖縄県と同じくマンゴーが名産の宮崎県が入っています。

4位以下は一転して、東京都や福岡県など、大都市のある都道府県も。人気の旅行先として、沖縄県の存在感が大きいことがうかがい知れます。

ライバル県ランキングは、その県がどのようなイメージを持たれているかを知る良い機会に。あなたも、ご自身の出身地や今住んでいる場所にライバルがいるとすればどこなのか、考えてみませんか。

調査時期: 2025年10月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計300人(男性: 202人、女性: 98人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート