寒すぎて凍えそうな2023年冬。こういう日は、ラーメンを食べて温まる以外の選択肢はありません。さて、本日はどこのラーメンを食べようか。

いつものごとく、会社帰りの寄り道でラーメンを食べるので、あまり歩きたくない! しかも寒いので、いつも以上に歩きたくない! ということで、何回か訪れたことのある「麺屋百式」に行くことにしました。西小山駅から徒歩1分という立地の良さ、そして口コミサイトによると、メニューが大幅リニューアルしたんだとか。もう、これは食べに行くしかないですよね!

■評価は高いのに、なぜか行列のできないラーメン屋

東急目黒線の中でも各停しか停車しないのが“西小山”。駅の周りは住宅街で住みやすそうなイメージ。19時くらいだと、帰路につくお疲れモードのサラリーマンがたくさん。さて、そんな人通りの多いところに、“行列のできないラーメン屋”の「麺屋百式」があります。西小山駅から徒歩1分以内という立地なのですが、本日も並んでいませんでした。※筆者が勝手に“行列のできないラーメン屋”と言っているわけではありません。以前「麺屋百式」に行った時、店内に「行列のできないラーメン店」としてテレビに出たそうです。

店外には、ラーメンのサンプルがずらりと並んでいます。こんなにラーメンサンプルまでしっかり作りこんでいるラーメン屋って、チェーン店くらいな気がします。噂通り、メニューが“かに推し”になってる! 前から「渡り蟹のつけ麺」はあったのですが、当時は「4色つけだれのつけ麺」を推していた気がします。

にしてもメニューが多い。「品数の多いラーメン屋は美味しくない! 」という固定概念をひっくり返したいという想いが伝わってきます。

【かにのメニュー】
・かにまぜそば
・特製かにらぁめん 細麺
・特製かにらぁめん 太麺
・かにらぁめん 細麺
・かにらぁめん 太麺
・渡り蟹のつけ麺
【かに以外のメニュー】
・魚介とんこつ
・担々麺
・担々のつけ麺
・魚介のつけ麺
・百式タンメン

もちろんサイドメニューもありますよ。そしてつけ麺は大盛無料。つけ麺が美味しいことは知っているのですが、今回は寒すぎることもあり「かにらぁめん細麺」にしました。お値段はなんと880円。お手頃価格ですよね!

店内には数名、麺を啜っている先客が。店内は特にリニューアルはしておらず、少し暗めの落ち着いた雰囲気。女性のお客さんも多い印象。行列はしないものの、お客さんは代わる代わる入店してきます。

■寒さを忘れる“熱々らぁめん”

  • かにらぁめん細麺(880円)

3分足らずで「かにらぁめん」の着丼。スープの色からして、蟹の感じが出てますね(笑)今回は特製にしなかったのですが、特製の場合は、「海苔」・「味玉」・「チャーシュー」が追加されるようです。

さっそくスープをひと口。意外とサラサラしていて、粘度は思ったより低め。体に沁みわたる蟹。と言っても「口の中が蟹であふれる! 」という味ではなく、どちらかというとマイルドな蟹スープ。白湯を使っているようで、確実に飲み干せる自信しかありません。

お次は麺。“細麺”と“太麺”の2種類が選べたのですが、どのくらいの細麺なのか楽しみ。ちなみに値段は“細麺”の場合は、880円。“太麺”の場合は、900円。微妙に料金体系が異なります。

早速麺リフト。意外にも、麺は思っているよりは太い! 中麺ストレート! しっかりと蟹スープを纏っています。もしかして太麺は、つけ麺と同じ麺なのかな? 細麺タイプは、小麦の味がしっかりする麺でした。

チャーシュは2種。鶏と豚。しっとりしっとり。蟹スープに浸けて食べると最高ですね!

「かにらぁめん」を食べていると、本当に体が温まり、寒さにも打ち勝てそうな気分に。あっという間に完食。丼ぶりの底が案外深く、麺とスープが底まで詰まっていて、最後まで熱々で食べられました。

もちろんスープも完飲。食べている途中、「割り飯」という文字が目に留まり、オーダーするか悩んだのですが、結局飯でスープを割ることなく、スープは飲み干してしまいました。

割り飯とは、ライスの上に岩海苔・青ネギ・炒りごまをまぶしており、スープと混ぜて、おじや風にするのだとか。確かに、ご飯に合う気がします!

そうそう、「麺屋百式」のオリジナルスタンプカードがありますよ。メニューがたくさんあるので、毎回別メニューを頼んだとしても10回はスタンプもらえそうですね。

行列のできない「麺屋百式」。そんな「麺屋百式」でたべる「かにらぁめん」は寒い日の味方です。ありがとうございました。