• 写真のこの車両は近鉄の何系?

正解は…

写真の車両は近鉄の「1200系」

1200系は1982年に登場。近鉄の公式サイト内「鉄路の名優」では、「Mc-Tc2両編成の界磁チョッパ制御車1200系を10編成製造しました」と紹介されています。ほぼ同時期に登場した1400系に準じた外観で、車体肩部の丸みを小さくし、車体前面の前照灯部(左右窓上)にステンレスの飾り板を取り付け、中央貫通扉の上部に行先表示器を配したスタイルの一般車両です。

最初は2両編成で登場した1200系ですが、写真の編成(1212F)も含め、1984年に増備された編成は「急行運用のため、トイレ付きのサ1380形との組み合せでMc-T2編成を製造し、2430形と連結し4両編成として運用しています」とのこと。異なる形式を組み合わせて4両編成としたこともあり、前2両と後ろ2両で車体の形状に違いが見られます。

  • 近鉄名古屋線・山田線の急行として運用される1200系

  • 1984年に登場した1200系は異なる形式と組み合わせて4両編成としたため、前2両と後ろ2両で車体の形状に違いが見られる

「Mc-Tc2両編成」の1200系は後にワンマン運転化改造され、車両形式は「1201系」に。1984年に増備された編成のみ、現在も「1200系」の車両形式で活躍しているそうです。1200系は名古屋線・山田線などで急行を中心に運用されています。