長崎市内を期間限定で走行した「東北長崎きずな電車」

電車情報

長崎電気軌道1050形「東北長崎きずな電車」

基本情報

出島や大浦天主堂など、長崎市内の主要観光地を走る長崎電気軌道の路面電車。全区間大人120円(2012年10月現在)という、全国の路面電車の中でも最安値級な価格設定もあり、地元民や観光客の足として愛されている。

昭和25年(1950)に製造された201形や、2011年より投入された超低床車両の5000形など、新旧車両がともに活躍している。また、東京や箱根、熊本などの他都市で活躍していた車両を譲り受け、保存しているのも特徴のひとつだ。現在はイベント時のみ走行している。

2012年3月4日~14日には、仙台市交通局から譲り受けた1050形を「東北長崎きずな電車」として走行していた。同交通局は昭和51年(1976)に、路面電車を廃止している。車両には約200人が記した、被災地に向けた激励メッセージを掲載。同プロジェクトは国際協力と地域活性化を目的に、長崎で活動しているNGO団体LINCが立案した。被災地から遠く離れた長崎からも、被災地支援を継続的に行ってもらえればという、願いが込められていたという。

投稿者のコメント

今はもう走ってはいませんが、東北支援の一環で長崎のNGO団体が企画した電車です。昔、仙台で走っていた電車だそうですが、レトロでかわいいです。(いちごさん・長崎県・24歳女性)