過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「メールあれこれ(1)」です。

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これはかなり印象深い事件でした。

社長に悪意はなく、本気で全社員に情報共有が必要だと思ったのかもしれませんが、こういうことがあるのでは、怖くて社長に直訴メールなど出せないなと思いました。

結局対策は講じられたのか、別部署だったのもあって覚えていないのですが、そのリーダーは部署立ち上げが落ち着いたころに退職された記憶があります。

難しいですが、メールは極力誰の目に触れても問題ない記載にする工夫は必要だと思いました。また、管理職にある方は、部下からのメールの取り扱いは、部下の立場や人間関係まで配慮すると、信頼を得やすいのではと思います。引用やcc、bccは思わぬ人や内容が入っていることもありますので、特に注意が必要かもしれません。