風邪をひいたとき、「食べてはいけないものはある?」「風邪のときにダメな食べ物は?」と気になる人も多いのではないでしょうか。体調が悪いときは胃腸の働きが弱くなりやすく、普段は問題なく食べられるものでも負担になることがあります。

本記事では、風邪をひいたときに控えたい食べ物・飲み物や、積極的に摂りたい栄養素、おすすめの食事例を紹介します。体調に合わせた食事選びの参考にしてください。

風邪をひいたときにダメな食べ物・飲み物は?

  • 邪をひいたときにダメな食べ物や飲み物は?

    風邪をひいたときにダメな食べ物・飲み物は?

風邪をひいたときは、栄養をとることも大切ですが、食べるものによっては胃腸や喉に負担をかけてしまうことがあります。特に、消化に時間がかかるものや刺激の強いものは、症状によっては体調を悪化させる原因になることも。

ここでは、風邪のときに控えたい食べ物や飲み物の例を紹介します。ただし、症状や体調によって適した食事は異なるため、自分の体調に合わせて無理のない範囲で取り入れましょう。

アルコール

ビールや焼酎などのアルコールは体に負担をかけ、回復を妨げる可能性があります。また、風邪薬に含まれる成分とアルコールが影響し合い、副作用のリスクが高まることもあるため注意が必要です。

カフェイン(コーヒーなど)

コーヒーやエナジードリンクなどに含まれるカフェインは、胃腸を刺激して吐き気や腹痛につながる場合があります。また、利尿作用があるため、発熱時や下痢の症状がある場合は水分不足にも注意しましょう。

炭酸飲料

炭酸の刺激によって胃が張ったり、不快感が強くなったりすることがあります。また、喉の痛みがある場合は刺激を感じやすくなることも。胃腸の不調や喉の痛みがあるときは、控えたほうが無難でしょう。

レモン、グレープフルーツ

レモンやグレープフルーツなど酸味の強い果物は、胃の粘膜を刺激することがあります。胃痛や吐き気がある場合は食べ過ぎに注意しましょう。また、グレープフルーツは一部の薬の作用に影響を与えることがあるため、薬を服用している場合は医師や薬剤師に確認すると安心です。

揚げ物(天ぷらや唐揚げなど)

天ぷらや唐揚げなど油を多く使った料理は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけやすい食べ物です。胃もたれや吐き気、下痢などの症状がある場合は控えるのがよいでしょう。

脂身の多い肉

脂質の多い食材は胃もたれや消化不良の原因になることがあります。スタミナをつけたい場合でも、豚バラ肉やカルビ、ベーコンなどは避け、鶏むね肉やささみなど脂身の少ない食材を選ぶのがおすすめです。

繊維質の多い野菜

ごぼうやれんこん、セロリなど食物繊維が豊富な野菜は健康によい食材ですが、胃腸の調子が悪いときは消化に負担がかかることがあります。下痢や胃もたれがある場合は、無理に多く摂取しないようにしましょう。

スナック菓子

スナック菓子は脂質や糖分、塩分が多い一方で、体調回復に必要な栄養素はあまり含まれていません。食事の代わりに食べ続けると栄養が偏りやすくなるため、風邪のときはできるだけ控えたほうがよいでしょう。

辛い食べ物

唐辛子や香辛料を多く使った辛い食べ物は、喉や胃腸を刺激することがあります。喉の痛みがある場合はヒリヒリ感が強くなったり、胃腸の調子が悪い場合は腹痛や下痢につながったりすることもあるため注意しましょう。

冷たい食べ物

アイスクリームや冷たい飲み物などは、喉や胃腸に刺激を与えることがあります。特に胃腸の不調がある場合は、お腹が冷えて不快感が強くなることも。体調に合わせて常温や温かい飲み物を選びましょう。

風邪をひいたときに取り入れたい栄養素や食材は?

  • 風邪をひいたときに取り入れたい栄養素や食材は?

    風邪をひいたときにおすすめの栄養素や食材は?

風邪をひいたときは、十分な水分補給と休養を基本にしながら、体の回復を支える栄養素を無理のない範囲で取り入れることが大切です。食欲がないときは、やわらかく消化しやすいものを選び、体調に合わせて少しずつ摂取しましょう。

ここでは、風邪をひいたときに取り入れたい栄養素と、おすすめの食材を紹介します。

タンパク質(卵、大豆製品、白身魚など)

タンパク質は筋肉や臓器、免疫細胞など体をつくる材料となる重要な栄養素です。体調を崩しているときは、消化しやすく口当たりのよい卵や豆腐、白身魚などから無理なく摂取しましょう。

ビタミンA(ほうれん草、かぼちゃなど)

ほうれん草やかぼちゃなどに含まれるビタミンAは、喉や鼻の粘膜の健康維持に関わる栄養素です。レバーにも多く含まれていますが、胃腸が弱っているときは消化しやすい野菜から取り入れるとよいでしょう。

ビタミンC(キウイフルーツ、いちご、じゃがいもなど)

キウイフルーツやいちご、じゃがいもなどに含まれるビタミンCは、抗酸化作用を持ち、健康維持をサポートする栄養素です。発熱時や食欲がないときは、比較的食べやすいフルーツから取り入れるのもおすすめです。

ビタミンB群(納豆、卵など)

納豆や卵などに含まれるビタミンB群は、糖質や脂質、タンパク質のエネルギー代謝を助ける栄養素です。水に溶けやすい性質があるため、スープや煮込み料理にして汁ごと摂取するのもよいでしょう。

風邪の症状がつらい! 簡単に栄養を補給できる食事例は?

  • 風邪の症状がつらい! 簡単に栄養を補給できる食事例は?

    自宅にストックしている食材からも栄養を補給できます

体調が悪いときは、食材を買いに行ったり調理したりすること自体が負担になるものです。そんなときは、自宅にある食材や飲み物を活用しながら、無理のない範囲で栄養や水分を補給しましょう。

また、食欲がない場合でも、水分補給は大切です。発熱や下痢、発汗などによって体内の水分が失われやすくなるため、こまめな水分補給を心がけましょう。

スポーツドリンク、経口補水液

どちらも水分と電解質(ナトリウムなど)を補給できる飲み物です。発熱や下痢、嘔吐などによって水分が失われているときに役立ちます。ただし、スポーツドリンクには糖分が多く含まれている商品もあるため、飲み過ぎには注意しましょう。

白米のおかゆ

おかゆは水分を多く含み、やわらかいため、胃腸が弱っているときでも比較的食べやすい料理です。お米と水があれば簡単に作ることができ、卵ややわらかく煮た野菜などを加えることで栄養バランスも整えやすくなります。

味噌汁、あたたかいスープ

汁物は食欲がないときでも摂取しやすく、水分と栄養を同時に補給できます。豆腐や卵、やわらかく煮た野菜などを加えれば、手軽に栄養価を高められるでしょう。

温かい飲み物や食事は、喉の不快感があるときにも取り入れやすいです。

スムージー

ビタミン類を含む果物や野菜に、牛乳や豆乳を加えて作るスムージーは、食欲がないときでも比較的摂取しやすい飲み物。栄養と水分を手軽に補給できる一方で、冷たすぎるものは胃腸に負担を感じる場合もあります。体調に合わせて温度を調整しながら取り入れましょう。

体を温める食材を使う(ねぎ、しょうがなど)

ねぎやしょうがは、味噌汁やスープなどに加えやすく、風味をプラスできる食材です。温かい料理と組み合わせることで食べやすくなり、食欲が落ちているときにも取り入れやすいでしょう。

風邪のときは消化のいいものを少しずつ

  • 風邪のときは消化のいいものを少しずつ

    風邪をひいたら摂取する食べ物を工夫しましょう

風邪をひいたときは、胃腸に負担をかけやすい食べ物や刺激の強い食べ物を無理に摂取する必要はありません。アルコールやカフェイン、脂質の多い食材などは、症状によっては体調を悪化させる原因になることもあります。

風邪をひいたときは、十分な水分補給を心がけながら、おかゆやスープ、味噌汁など消化しやすい食べ物を少しずつ取り入れることが大切です。体調や食欲に合わせて無理のない範囲で栄養を補給し、ゆっくり休養をとりましょう。