過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「副部長の残した教訓(3)」です。

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副部長からたくさんの教訓を学びました

前回からの続きです。

失踪した副部長さんですが、私は詳細はわからないものの、数カ月後にどこか別のところで働いている姿を見かけた方がいたとのことなので、少なくとも無事ではいらっしゃったようです。でも、二度とあの会社に来ることはありませんでした。

「仕事を放り出して失踪」などと言うと、大事ではありますが、今になって思うと生きてさえいれば、それ以外のことはそうたいしたことではないなと思います。その後あの会社がつぶれたことを考えると、退職がちょっと早くなっただけですしね。でも、もちろんできれば、そこまで追い詰められないようにするのがベストだったとは思います。

副部長さんが残してくれた教訓はいくつかあると思っています。

世の中の変化についてゆく努力をすること

何歳になってからでも、自分を変えようとすること

周囲の人、自分より若い人や立場が下の人にも、助けを求めたり教えをこう勇気を持ったりすること

もし追い詰められるような状況になってしまったとしても、「何もかも放り出してでも逃げる」という選択肢を忘れないこと

よく、思い出すようにしています。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。