第一印象に自信を持っている人は少数

「あなたはご自分の第一印象に自信がありますか?」私のスクールで生徒さんにこう尋ねると、なんと80%以上の方が「いえー、全くないんです」「あまりよくない気がします」とお答えになります。

次いで、「どうでしょう……」「まあまあかな」など、どちらとも言えないという答え。「はい、自信あります」とおっしゃる方はごく稀です。

就職活動において、それはとても残念でお気の毒な要因となります。1度切りの企業面接では、ほぼ確実に不利になりますし、複数回の面接が用意されている企業であっても、第2面接にたどり着く確率がグッと低くなるのはほぼ確実でしょう。

また、あなたのこれまでの人生において、「最初の印象と全く違うね」と言われたことがある方は要注意です! 「第一印象はとっつきにくそうだったけど……」「生意気そうだったけど……」「感じ悪い人だな、と思ったけど……」など、ネガティブな評価がポジティブに変わった方のことです。

そこで今回からシリーズで、あなたの第一印象が必ず上がるノウハウとコツをお伝えしてまいります。就活生には必須の要素となりますので必ず確認しておきましょう。

ファーストインプレッションは○秒で決まる!

では、第一印象とは、出会ってから何秒・何分で決まると思いますか? 1秒? 10秒? 諸説ある中、私は「5秒で決まる」とお伝えしています。

緊張する面接会場でにおいて、ドアを開けたときからたった5秒の間に、あなたは自分史上最高の印象を与えるために一体何かできますか? 挨拶? 名乗り? ……では、ご一緒に考えてまいりましょう。

意外に多し! アイコンタクトができない人

面接会場では、まずドアを開けたその瞬間で、「感じがいい」「たくさん話してみたい」「一緒に働きたい」「欲しい」と思わせたいものです。

そこで重要になってくるのが、目線。そう、面接官にしっかりとアイコンタクトが取れているかどうか、なのです。

ドキドキ緊張の中、「失礼いたします」とドアを開けたときに面接官が並んでいる姿が目に映ろうものなら、怖くて目を合わせることなどできず、自分に集中している視線に居たたまれず、即「失礼いたします」とお辞儀をして目を合わせないことを自分の中で正当化。そして、頭を上げても一向に目を合わせられず、目は泳ぎっぱなし……という方は本当に少なくないのです。

私の教室のドアでさえこのような生徒さんの姿が多々見られますので、面接という場面ではなおさらなのでしょう。これでは、礼儀としてはもちろん、コミュニケーション能力、自信や誠実感、オーラ―を感じさせることは到底できません。

「ドアを開けた瞬間に相手を見る!」

就活生のみなさん、まずはこれを意識していきましょう。自信、誠実さ、実直さの他にも、礼儀、リスペクト、素直さ……などたくさんのポジティブ要素が伝わり、あなたの第一印象アップ、間違えなしです!