前回は第一印象に自信がある人がいかに少ないかということ、第一印象は5秒で決まる! ということ、そして、アイコンタクトの重要性についてお話しいたしました。

今回も引き続き、「会って5秒であなたの印象をグンと上げるためのノウハウ」をお伝えいたします。就活生の方には必見ですよ!

自信と信頼を漂わせるシルエット

面接会場のドアを開けた瞬間を考えてみてください。先ず、面接官の目に飛び込んでくるのが、しっかりとアイコンタクトが取れているか、ということ同時に、あなたの立ち姿。つまり姿勢です。

緊張や不安な気持ちがあると、私たちはどうしても胸を張れずにねこ背になってしまうもの。しかし、そのようなあなたのたたずまいでは、「自信」や「誠実さ」「爽やかさ」の印象を与えることは決して叶いません。

  • 「カタチ」があなたを落ち着かせる

緊張しているときほど、不安に思うときほど、逆に背筋をスッと伸ばし、ぜひ『仕事がデキる風』を装ってみてください! 意外にも、その「カタチ」があなた自身をも落ち着かせてくれ、面接官に堂々と対応できるようにしてくれるものなのです。

「失礼しまーす」では受かりません!

さてここからは、聴覚の印象もあなたのファーストインプレッションを左右する、という話に入ります。

本当に多くの学生にありがちなのが、挨拶言葉の語尾伸ばし。ドア前で「失礼いたしまーす」という声を耳にしたら……、「あ、これはダメだ」と思わせてしまうのも当然でしょう。

大学の教授、先輩、事務室の方、アルバイト先の店長、近所の方などにお会いしたときに「おはようございまーす」「お疲れさまでーす」「お先に失礼しまーす」などの挨拶をしているあなた、そして、電話を切るときも「失礼いたしまーす」が常のあなた! その語尾、ぜひ今日から変えるよう癖付けをしておいてくださいね。

面接官は初めて聞くお名前です

ドアに入り、「○○△△と申します。よろしくお願いいたします」と名乗る際、あなたのフルネームは面接官の方に明確に、正しく伝わっているでしょうか?

自身の名前というものは、自分では当然わかりきっており、これまで何千回、何万回も口にしてきたので自然と早口になりがち。そのため、相手の名前が聞き取れない場面には私も日常で多々出くわします。

これでは、相手の受け取り方を想像できず、気が利かない人、という印象を与えてしまうでしょう。

あなたもご自身の名乗るシーンを振り返ってみてください。「あー、いつも早口で言ってたな」と身に覚えがある方は、今後1.2~1.5倍ほどのスピードで名乗ることを意識してください。あなたの名前を覚えていただくためにも必須ですよ。

次回は、「内定が近づく! お辞儀のノウハウ」についてのお話です。