前回、50,000円を超えた買い物についてカードの複数使いが有効だと田中さんから教わった私。ただただ感動する私に田中さんはこう切り出した。「最低限支払わなければならないものをEdyで支払い、さらにマイルもついてくるなんてお得じゃないですか。さて、今度はより実践的なマイル獲得術について説明しましょう。キーワードは"ため忘れ"と"計画"です」

「"ため忘れ"と"計画"?」。おうむ返しに聞く私に町田さんは笑顔を見せた。「あくまでマイルをためるのが目的ではありません。日常生活を過ごす上で、いかにマイルをため忘れないかがポイントなのです。地元でマイルをためられるお店をチェックし、そこを使うように心がけるだけで、マイルのため忘れを防ぎます」

そこで田中さんはEdyが使える大型店舗を紹介した。

  • マツモトキヨシ
  • ファミリーマート
  • ローソン
  • サークルKサンクス
  • am/pm(Edyマイルプラス展開店舗なので、200円で2マイル貯まります!)
  • ミニストップ(8月より順次全国拡大)
  • ケーズデンキ
  • ヨドバシカメラ

「高額出費が予想される家電量販店、病気などいざという時にもため忘れをふせぐために薬局などを押さえておくべきでしょう。たとえばヨドバシカメラの場合、Edyで支払うとマイルも貯まって現金と同じ還元率でヨドバシポイントも貯められ、2度お得です」

また「インターネットショッピングでEdy決済をすれば、確実にポイントをためられます」と田中さん。たとえば、ネットDEもマイルを経由すれば、インターネット上のショッピングや会員登録などでマイルが貯まる。このほかAmazon.co.jpやOisixなど、Edyが使えるサイトもたくさんある。

ここで田中さんが一枚の紙を取り出した。「日常的にためるためにも、目標は必要です。そこで役立つのがマイル獲得シュミレーションです。この紙に公共料金、食料品などの年間見積額を入れて、ポイント計算をすると、1年間で自分がためられるマイルを一目で見ることができます」

さっそく私がためしてみたところ、ANAカードのクレジット機能とEdyの2段使いで1年間で約21,300マイル(ハイシーズンの沖縄無料航空券1人分)たまるほか、ローシーズンを狙うなら、二人分の無料航空券が獲得できるという換算に! 数字を目で見るだけで、マイルをためようという意識が高まってくるのが分かる。「よし、私も頑張るぞ! 」そうやってガッツポーズを見せる私に、町田さんはにやりと笑った。「やる気が出てきましたね。そろそろあの方を紹介してもいいかもしれません」。……あの方?