就職活動で避けては通れない面接。準備をしていてもいざ面接官を目の前にすると、誰しもがドキドキしてしまう瞬間ではないでしょうか。

ここでは、就活生として面接を乗り越えてきた先輩たちが実際に体験したエピソードを紹介します。


「隠された深い理由」2014年卒/大阪府/女性

トントン拍子に選考が進み、やっと迎えた最終面接。志望理由を改めて聞かれるなど、これまでの面接と何ら変わりない内容で、特に緊張もしなかった私は、淡々と受け答えを続けていました。

しかし面接も間もなく終わりを迎えようという頃、面接官から「気は強いですか?」という質問が。初めての質問に戸惑いつつも、「弱い方ではないです」と答え、面接は終了。

無事、内定をもらい、私はこの企業に入社をすることに決めました。

  • イラスト/星野グミコ

入社後、私が配属された部署には、人当たりが強く、口調も性格もきついお局のような人が。少しでも気に食わないことがあると嫌味を言われ、機嫌が悪いときに話しかけると逆上される始末。

最終面接で、気が強いかどうかを聞かれたときは意味が分かりませんでしたが、「この部署に配属されるためだったんだ」と入社後に分かったときは、少しヒヤッとしました。


面接で、「なぜこんなことを聞くのだろう」と感じる質問があれば、実はその言葉の裏に深い理由が隠されているかもしれません。就活中は内定を獲得することに必死になりがちですが、違和感を感じる場面があれば、入社前に一度、その違和感の意味を考えてはいかがでしょうか。