問題をおさらい!
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【答え】「Racing」と「Red」の頭文字
「NSX-R」はレーシングカーのチューニング理論を応用したピュアスポーツモデル。「チャンピオンシップホワイト」と呼ばれるアイボリーホワイトのボディに真っ赤な「H」マークというカラーリングは、1965年にホンダがF1で初優勝を成し遂げた際の純日本製F1マシン「RA272」に由来します。なので、Rが「Racing」の頭文字だというのは納得ですし、答えを見るまでもなくピンと来ていた方も多かったはずです。
それでは、もうひとつの「Red」というのはどこからきたのでしょうか?
先述の「Honda Stories」によれば、初代NSXの開発時、ホンダでは「人間中心の先進技術を搭載した新しいスポーツカーを作るべき」とする「シルバー派」と、「もっと運動性能(速さ)を追求すべき」だという「赤派」が議論を戦わせたそうです。双方の意見を取り入れる形で登場したのが初代NSXだったわけですが、走りのポテンシャルを引き出す余地がまだまだあるということで、企画案として存在していた「赤派」の思いを実現すべく、NSX-Rの開発を始めたといいます。赤派を意味する「Red」が名前の由来になったということなんですね。
それでは、次回をお楽しみに!