燻製メニューの中で「くんたま」はトップレベルの人気。おかずにもおつまみにもなるくんたまの作り方を人気ブロガーの燻製道士さんに教えていただいた。今回は、ラーメン用などで売っている「煮玉子」を使用する。

つくり方

1.煮玉子は汁を切って、玉子の表面をキッチンペーパーで拭く。キッチンペーパーの上に並べたら、1時間ほど置いて表面を乾燥させる。

2.中華鍋の底にアルミホイルを敷き、ヒッコリーのスモークチップを一握り(6g程度)入れ、上に網を置いてカセットコンロに点火する。

煮玉子はキッチンペーパーの上に並べて乾燥させる

中華鍋の底にアルミホイルを敷き、スモークチップを入れて網を置く

3.中華鍋に蓋をし、最初は強火でスモークチップの煙を出す。煙が出始めたら乾燥させた煮玉子を網の上にのせて、蓋をして中弱火で10分間燻製する。この時、中華鍋の蓋に水滴がつくようであれば、キッチンペーパーで時々ふき取り、蓋から玉子に水が落ちないようにする。また、玉子の表面にも水滴が出やすいので、たくさん出ているときにはキッチンペーパーで軽く押すように拭き取るのがコツ。

4.10分加熱して、表面にうっすらと茶色い燻製色がついたらできあがり。

「生卵から茹で玉子をつくり、塩水に漬けて味付けをしたものを材料にしてもいいのですが、煮玉子であればその手間が省けて味付けの失敗もありません。煮玉子は黄身が半熟のものを選ぶと、外側の燻製香とねっとりした黄身の味が絡み合い、モルトウイスキーにもバッチリの濃厚な肴になります」(燻製道士さん)。