不況の影響から強まる内食志向。"飲み"に関しても、居酒屋に立ち寄るよりも家で飲むほうが安上がりということで、"家飲み"が増えていると聞きます。ここでは、そんな家飲みの際に活躍してくれるおつまみを紹介していきます。旬の食材を使ったお手軽レシピなので、飲みながらでもつくることができますよ。第1回目は「白菜」を使ったおつまみです。

著者プロフィール

筋肉料理人こと藤吉和男
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。
超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆

「白菜のコク辛ステーキ」

材料(1人分)
白菜(芯に近い部分) 150g / イカの塩辛 大さじ2 / ニンニク 1片 / 鷹の爪 1本
調味料(塩 適量 / 醤油 大さじ1/2 / 日本酒 大さじ2 / 水 大さじ3 / オリーブオイルもしくはサラダ油 大さじ1 / ブラックペッパー 適量)
※イカの塩辛は冷蔵タイプを使っています。常温保存タイプは塩分が強いので量を加減して下さい。

つくり方

1.白菜は縦半分にカット、それを更に半分にカット。外側の緑の葉をはずし、芯に近い黄色い部分150gを使用。これに塩を軽く振りかける。小さなボウルを用意し、イカの塩辛、醤油、日本酒、水を入れ、混ぜ合わせておく。
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火にかける。ニンニク1片は皮をむき、包丁の腹で潰して入れる。ニンニクに軽く焼き目が付き、オイルに香りが移るまで火にかける。香りが出たら、ヘタと種を取り除いた鷹の爪を加える。鷹の爪の香りが立ったらニンニクと鷹の爪を取り出す。
3.火力を強火にし、表面に焼き目がつくまで白菜を焼く。
4.焼き目がついたら、1の合わせ調味料を加え、蓋をして1分間蒸し焼きにしする。1分経ったら、蓋を外して白菜を裏返し、再び蓋をして1分焼き、まな板に移す。焼いた白菜を食べやすい大きさにブツ切りし、形を保ったまま長皿に盛り付ける。
5.4のフライパンに残ったソースとイカの塩辛を白菜にまわしかけ、仕上げにブラックペッパーを振る。2のニンニクと鷹の爪を添えて完成。

白菜は冬野菜の代表格。寒くなると共においしさが増し、霜が降る頃に最高潮に。白菜を縦に割ると中心部分が黄色いでしょう? 白菜はここが甘いんです。今回は甘い中心部分を縦四つ切にし、イカの塩辛、にんにく、鷹の爪、オリーブオイルでコクたっぷり、ピリ辛ステーキにしました。歯ごたえを残して仕上げ、白菜の旨みを味わってください。