体を動かすことと食べることが大好きな料理人・キムケンさんが、市販されている普通の食材を使った、味も見た目も抜群なレシピを紹介する漫画連載「アラサーからのダイエット飯」。今回はヘルシーで栄養価も高い玄米を用いた逸品です。
玄米は手軽でおいしいんです
皆さん、玄米に対してどのようなイメージを抱いていますか? 「健康的」「ダイエットに向いている」などのよいものがある反面、「仕込みが面倒くさそう」「クセがあっておいしくなさそう」といった具合にネガティブに感じている方も少なくないと思います。
かくいう私も「玄米は体に良さそうだけど、扱いづらそうだな」と思い込んでいたため、長らく玄米とは無縁の生活をしていました。
しかし一度試しに買ってみてからというもの、予想外の手軽さとおいしさに驚きました。白米のようにしっかり米を研ぐのではなく、軽く殻を流す程度で大丈夫ですし、白米より少し硬いためよくかんで食べるようになります。結果的に玄米本来のうまみを味わえ、咀嚼(そしゃく)することで満腹感が得られやすくなります。
もちろん栄養面でも申し分なく、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれているためとても健康的です。「水に浸す時間は8時間以上」と聞くと、少し時間がかかりそうな気もしますが、夜にセットしておけば翌朝にちょうどよく炊けています。
今回ご紹介する炊き込み玄米はとても食べやすいので、初めて玄米を食べるという方でもおいしくいただけるかと思います!
ちなみにわが家では白米を玄米に変えたところ、妻の体重がみるみると減りとてもスリムな体になりました。妻もこの炊き込み玄米を気に入ってくれています。
一方の私はというと、特に変化はありませんが、これはただの食べ過ぎだと思います。いくら健康的な食べ物とはいえ、食べ過ぎは厳禁ということですね……!
ひじきとそぼろの炊き込み玄米
材料(5~6食分)
玄米 3合 / 乾燥ひじき 大さじ1 / 鶏ひき肉 100g / にんじん 1本 / 油揚げ 1枚
A(水 600cc / めんつゆ(3倍濃縮) 50cc / 顆粒だし 小さじ1)
つくり方
1. 玄米を軽く水洗いして、炊飯器にAをすべて入れる。
2.にんじんは細切りにし、油揚げは縦半分に切ってから5mm幅程度に切る。
3.鶏ひき肉をほぐして、乾燥ひじきと2の材料をすべて1の炊飯器に入れる。
4.3の炊飯器の炊き上がりを最低でも8時間後以降にしセットし、炊き上がれば完成。
調理時のポイント
■夜にセットして朝に炊き上がるようにするのがおすすめです
■飯器に玄米モードがあればその機能を用いて炊飯してください。なければ通常モードで大丈夫です
筆者プロフィール: キムケン
東京都内の会社に勤めている30代男性。旦那より稼ぎの良い妻の健康を守るため、日々料理を作っている。料理にまつわる四コマ漫画と、そのレシピ掲載したブログ「木村食堂」をほぼ毎日更新中。2016年10月に「うちメシ - ゆかいな我が家の漫画とレシピ」を上梓。