ここ数年、「令和のホラーブーム」と言われるほど、怪談やホラーが再び広がりを見せている。全国各地で怪談イベントが開催され、映画・配信ドラマ・書籍など、ジャンルを問わず“じわっと怖い”作品が安定した支持を集めている。SNSでも、誰かの体験した小さな違和感や不思議な出来事が「わかる」「自分も似た経験がある」と共感を呼び、日常に寄り添う語りとして受け止められる場面が増えた。恐怖そのものよりも、“説明できない感覚”を共有する文化として、怪談は今も静かに根づいている。

連載『本当にあった…読者の実話怪談・奇談』は、マイナビニュース会員や読者から寄せられた「実際に体験した怪談・奇談」をもとに4コマ漫画化。背筋が寒くなる瞬間、誰にも信じてもらえないような不思議な出来事を“物語”として再現する(一部変更の可能性あり)。今回お届けするのは、「おすすめされない空き部屋」の体験談。

読者の“ぞっとする”体験談「おすすめされない空き部屋」

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近年、一人暮らしや住み替えの需要が高まる中で、内見時に「説明されない違和感」を覚えた経験がある人も少なくない。立地や家賃、設備は問題なくても、なぜか長く住む人がいない部屋が存在することもある。

もちろん、その理由が必ずしも怪異とは限らない。生活音、日当たり、近隣環境など、実際に住んでみなければ分からない事情も多い。それでも、不動産業者が言葉を濁すとき、人はつい「何かあるのでは」と想像してしまう。

説明されないまま残された情報と、「なぜか皆、早く出ていく」という事実。その組み合わせこそが、この体験を怪談として記憶に残す理由なのではないか。


怪談は単なる“怖い話”にとどまらず、日常の不安や人間関係の機微を映し出す鏡でもある。近年はSNSで誰もが身近な「小さな怪談」を共有できるようになり、怖さよりも“共感”が広がる場面が増えた。今後も、私たちの生活の中に潜むささやかな違和感や心の揺れを、怪談というフィルターを通して見つめ直す機会が増えていくのかもしれない。

調査時期: 2025年11月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート