JR西日本は13日、ダイヤ改正を2020年3月14日に実施すると発表した。関西空港駅発着の特急「はるか」は増結用の新型車両271系の投入にともない、全列車9両編成の運転に。和歌山・南紀方面の特急「くろしお」はすべて日根野駅に停車する。

  • 特急「はるか」増結用の新型車両271系。ダイヤ改正後の「はるか」はすべて9両編成で運転される

新型車両271系は計18両(3両編成×6編成)投入。モバイル用コンセント付き座席を備え、4カ国語対応の車内案内ディスプレイ、客室内大型荷物スペース、多機能トイレを設置するなど旅客サービス・バリアフリー設備の充実を図った。

ダイヤ改正後の特急「はるか」は、6両編成の281系(1~6号車)に3両編成の271系または281系(7~9号車)を連結した9両編成で運転。1号車はグリーン車、2・3号車は普通車指定席、4~9号車は普通車自由席(関西空港行の一部列車は4・5号車を普通車指定席に変更)となる。新型車両271系を連結した場合、1列車あたりの座席数は370名とされ、ダイヤ改正前の6両編成(座席数248名)と比べて100名以上増加。1日あたりの提供座席数も最大約7,000席増えるという。

■「パンダくろしお」毎日同じ時刻で運転

京都駅・新大阪駅から和歌山・南紀方面へ運行される特急「くろしお」はダイヤ改正後、下り(和歌山・南紀方面)2本・上り(新大阪方面)2本が新たに日根野駅に停車。これにより、すべての「くろしお」が日根野駅に停車することになり、和歌山・南紀方面および京都・新大阪方面から関西空港へのアクセスがより便利になる。

  • 「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」はダイヤ改正後、毎日同じ時刻で運転

好評の「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」はダイヤ改正後、毎日同じ時刻での運転に。下り「くろしお3・25号」、上り「くろしお6・26号」の計4本で「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」を使用する。