人生を変える Excelの神スキル(2) 保存は超大事～息をするように[Ctrl]＋[S]を押せ～

日々の仕事で使っている「Excel」。実は「たった指1本の操作の工夫」だけで、Excelスキルは全く違うものになるんです!

Twitterフォロワー16万人の「Excel医(@Excel_design_Dr)」さんによる著書『人生を変える Excelの神スキル』(KADOKAWA刊)から、一部をご紹介します。

全5回の連載、第2回は「息をするように[Ctrl]＋[S]を押せ」です。

保存は超大事～息をするように[Ctrl]＋[S]を押せ～

『人生を変える Excelの神スキル』(KADOKAWA刊)

保存は超超超大事です。

Excelだけに限りませんが、パソコンで新しいファイルを作ったとしても、保存しなければ何も残らず意味がありません。

Excel初心者は、Excel作業が終わり、「さあ、Excel作業は終わったぞ。保存しよう」と、ファイルを閉じる前になって初めて保存します。

しかし、誰もが一度は経験するはずです。そう、作業中に突然のパソコンフリーズ。この文言、見たことありませんか?

Microsoft Excelは動作を停止しました

動作の停止を伝える恐怖のお知らせです。「オンラインで解決策を確認してプログラムを終了します」などと書かれていることもありますが、私はオンラインで解決できたことはありません。必然的に「プログラムを終了します」一択です。さっきまでのExcel作業をしていた1時間が水の泡……。

ホラーですよね。

私の想像ですが、日本で10分に1人くらい「ぎゃー、フリーズして消えた～!」って人がいると思っています。私もしょっちゅうありましたから。

何度もいいますが、保存は超超超大事です。常に「1秒後にフリーズするかもしれない」と思って保存することを意識しましょう。そのうち無意識に保存するようになりますから。

[Ctrl]＋[S]上書き保存

左手小指で[Ctrl]を押しながら中指で[S]を押す。これだけで上書き保存ができます。SaveのSです。

新規作成したファイルだと、名前を付けて保存ダイアログが開きます。

息をするように[Ctrl]＋[S]を押すようにしましょう。私はそうしています。

Excel作業って、常に手を動かしているとは限りません。時には行き詰まることもあるでしょう。そういうときに[Ctrl]＋[S]を押すと、「現時点の状態を保存して、フリーズによる今までの入力作業がムダになることを予防する」という超大事なExcel作業を行うことができます。1つ作業した、という小さな達成感を得られます。

これ、くだらないことに思うかもしれませんが、小さな達成感を積み重ねることって、人生においてとても大事なことです。

「息をするように[Ctrl]＋[S]を押して、小さな達成感を得る」ぜひ取り入れてみてください。