もうすぐやってくる10月31日のハロウィン。街中でもコスプレしたパリピが溢れる季節。いつの間にやら日本でもイベントとしてすっかり定着した感じだ。そんな浮かれた世間を横目に、デスクの前から一歩も動けないほど忙しい毎日。まったく、会社なんて監獄みたいなもんだぜ……とやさぐれているサラリーマンに代わって、「監獄レストラン ザ・ロックアップ 新宿店」で1人ハロウィンパーティーしてきたぞ!

  • 監獄レストランで1人パーティしてみた

    今年のM-1用のネタ合わせ中の筆者とモンスター。「俺モンスターやってみたくてさ」「じゃあちょっとやってみようか」

ハロウィン限定のコースが登場

エンターテイメントレストラン「監獄レストラン ザ・ロックアップ 新宿店」(以下ロックアップ)は、「365日、毎日がハロウィン」なパリピ御用達のお店だ。今回は、9月20日~10月31日の期間限定で、ハロウィン限定メニューと2時間飲み放題付きの期間限定コース「2018ハロウィンコース」が登場したということで行ってみた。

  • ここに「拷問ステーキアイアンメイデン」が加わってハロウィンコース(2人前)完成

入口のギロチンに右手を突っ込んでいざ入店。超ビビりの筆者はこの時点で全身硬直状態なのだが、ここを通らないと入れないのだから仕方がない。店に入るやミニスカポリス風な女性店員さんが検問的にお出迎え。「何回目のご来店ですか?」「2回目です」「前科一犯でーす」と連行された先は、独房的な監獄。めちゃめちゃさみしい。他の監獄ではたくさんのギャル的な囚人たち(妄想)がワイワイやってるのに。こうなったら1人でハロウィンパーティーしてやる。

  • 看守さまが投獄された筆者のために食事を運んできてくれたときの様子。「こんな食えんの?」な表情

「2018ハロウィンコース」は、要予約で2名から注文OK。実際には1人だが今回は「あ、後から友だちがきます……」ということでよろしく。「コース料理9品+2時間飲み放題付」(税込3,600円)、そこに「オリジナルカクテル飲み放題」をプラスするコース(税込3,800円)もあり。

  • 飲み放題メニューの「人体実験カクテルセット」。どうでもいいけど、試験管ってどこで売ってるんだろうか

  • お銚子を持つ時のグリップで三角フラスコを握る。なかなかの使い心地。マイ・三角フラスコがほしくなった(嘘)

  • 緑色が何なのか、特に考えずに入れてみた。人生なんてそんなもんだよ

どのメニューも、怖いけどうまい

その内容はグランドメニューでも人気のシーザーサラダのハロウィン版「ミイラ男のシーザーサラダ ハロウィンver.」から、これまた人気のにょきにょきミイラピザ「ニョッキリはん」など、バラエティに富んでいるというか、この店ならではのぶっ飛んだものばかり。でも、味はイイ。

特に、「モンスタースパイスフライドチキン」やメインディッシュの「拷問ステーキアイアンメイデン」といった肉料理が美味い! アイアンメイデンって中世ヨーロッパの拷問器具だよね。食べ物になんて名前つけてるんだ。バンドのアイアン・メイデンもびっくりだ。でも美味しいから許す。いや、許すなんていう上から目線、失礼しました。自分が囚人という立場にあることをすっかり忘れていた。

  • 赤身肉がすごく美味しい! 一瞬モンスターのことを忘れることができた幸せな時。この後、とんでもないことが!?

モンスターが襲来……!?

と、急に店内にサイレンが鳴り響いて、タッチパネルに「WARNING!!」の文字が。「ロックアップ」名物のモンスタータイムが始まったようだ。「キャー!」「マジ怖いんですけどー」とあちこちで、収監された人々の悲鳴が上がっている。バカ者共め、日頃から真面目に仕事もしないで遊んでいるからこうなるのだ。まあこっちは1回来店してるから、たいして怖くもないけどな。さあ、モンスターさんいらっしゃい!

  • 暗闇に乗じて乾杯だ! ワハハハハ! (1人だけど)

……モンスター、来ない。1回通ったけど、華麗にスルー。窓の方からキター! と思ったら、2度目のスルー。あっちの悲鳴が羨ましい。みんないいなあ。独房の寂しみ。あ~あ、1人で来てみたものの、やっぱり大勢でハロウィンパーティー楽しみたいよ。

  • 何かがやってきそうな予感その1。モンスターが華麗にスルー。ちょ、待てよ

  • 何かがやってきそうな予感その2。再びスルー。俺じゃダメか……?

そんな孤独な筆者に「ボクらがいるよ!」とばかりに注がれる視線。ほっこりまろやかなパンプキンに紫芋の色も鮮やかなソースがかかる「MEPG-モンスターアイズ パンプキングラタン-」の上に乗った目玉と目が合った。

  • グラタンにも目

よく見ると、「ミイラ男のシーザーサラダ ハロウィンver.」にも、「アングリーバード」にも、「ニョッキリはん」にも。目、目、目。色んな目がこっちを見ている。1人じゃない、1人じゃないぞ俺は!

  • ミイラの目

  • 前菜にも目

振り返ると、もう1つの目。ギャ~! いつの間にかモンスターが! しかも目、1つじゃんあんた。フィットするコンタクトあるの? そんな心配をしてあげたせいか、やけになついてきたモンスター。見た目は怖いけど、結構優しいやつ。おまえも1人ぼっちなんだね……。

  • そっちからとか来んなよぉ~(照れ)

  • ここにも目……って、ギャー!

すっかりモンスターと意気投合したところで、1人ハロウィンパーティー終了。料理は2人前にしてはかなりのボリュームだから、満足できるはず。怖いけど、美味しい。怖いけど、楽しい。今年は、仮装して「監獄レストラン ザ・ロックアップ 新宿店」のハロウィンで仕事のストレスを解消してみては?

●information
「監獄レストラン ザ・ロックアップ 新宿店」
東京都新宿区歌舞伎町1-16-3
新宿スクエアビル6・7F
営業時間:月~日・祝祭日 17~24時
(フードL.O.23時30分、ドリンクL.O.23時30分)
休:なし