ファンレターやファンイベント、SNSなど、様々なファンの言葉に触れる機会が多い中、どんな言葉が嬉しいのか、俳優・タレントに聞いていく連載『心に残るファンからの言葉』。今回は9人全員で初プロデュース舞台『勇者のために鐘は鳴る』を上演する劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、佐藤寛太に話を聞いた。

  • 劇団EXILEの青柳翔、佐藤寛太、町田啓太

    左から青柳翔、佐藤寛太、町田啓太 撮影:宮田浩史

「僕は、読んでいる本をたまにブログやインスタとかにたまに載せるので、『センスがいいね』とか、『あれ、読みました』とか言われると、嬉しいです」と答えたのは、最年少の佐藤。また青柳は「握手会に何回も来てくれた方がいて、握手をしても恥ずかしいのか目線を合わせてくれなかったんですが、その方の名前を覚えたので、何回目かに来られた時に、名前を呼んで『ありがとうございます』と言ったら、泣き崩れてしまったんです」と、実際に自分の握手会でのエピソードを振り返る。「こんなに並んでくれて、喜んでくれたのは嬉しいなと思いました」という青柳の話に、町田と佐藤も感心した。

また、佐藤が町田に「『いい眉毛ですね』はどうですか?」と質問すると、町田は「嬉しいですね」と答え、佐藤は「見たことないくらい、いい眉毛ですもんね!」と太鼓判。町田は改めて「単純に『楽しかった』とか『面白かった』とか、何気ない言葉が嬉しいです。言葉もそうですけど、お顔をみたらわかるじゃないですか。1回言葉交わすために会いにきてくださったり、感極まって、泣いてしまう方とかもいて、『そんなに!?』というくらい」と感謝する。

町田が「僕、人生の中でそうなったことがない。誰かに会って号泣するとかないじゃないですか」と話を振ると、青柳も「好きなアーティストさんのCDを買うことはあるけど、新幹線に乗って、ホテルを取って、グッズを買って……という経験がないから、本当にありがたいなと思う」と同意する。町田は「そのくらいの気持ちなんだと思ったら、『俺なんかですいません』と思いつつも、いつも『もっと頑張ります』と思います」と語った。

■青柳翔
1985年4月12日生まれ 北海道出身。2009年、舞台『あたっくNo.1』で俳優デビュー。その後劇団EXILEメンバーとして活動。映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。ドラマ『ファーストクラス』(14)、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』(17)、『食い逃げキラー』『あなたには渡さない』『プラスティック・スマイル』『悪党 ~加害者追跡調査~』(18)、映画『たたら侍』『MR.LONG/ミスター?ロン』(17)、舞台『MONSTER MATES』『ハムレット』(18)などに出演。歌手としても活躍する。

■町田啓太
1990年7月4日生まれ、群馬県出身。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格後、ドラマ『ろくでなしBLUES』(11)、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(14)、『人は見た目が100パーセント』(17)、『女子的生活』(18)、大河ドラマ『西郷どん』(18)、映画『OVER DRIVE』(18)、『中学聖日記』(TBS)などの話題作に出演。映画公開待機作に『前田建設ファンタジー営業部』(2020年1月31日公開)がある。1st写真集『BASIC』が発売中。

■佐藤寛太
1996年6月16日生まれ、福岡県出身。2015年より劇団EXILEメンバーとして活躍している。映画『HiGH&LOW THE MOVIE』(16)に出演し、『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ(16)で初主演を務めた。映画『わたしに××しなさい!』『走れ! T校バスケット部』『家族のはなし』『jam』(18年)、『今日も嫌がらせ弁当』『いのちスケッチ』(19年)、ドラマ『探偵が早すぎる』(18年)、『僕の初恋をキミに捧ぐ』『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』(19年)と続々出演し、2020年には出演ドラマ『駐在刑事 Season2』(テレビ東京)、『NHK福岡放送局開局90周年記念ドラマパート1 ~となりのマサラ~』(NHK)が放送される。