加齢臭がする、話が長い、服がジジくさい……と、おじさんを目の前にしたときに「おじさん感」を感じるのは当たり前。しかし、今は目の前にいなくても「おじさん感」に捉われる瞬間があるのだ。それが、LINE(メール)。おじさんのメッセージから発される、ただならぬ「おじさん感」。ここでは、若い女性たち(20~30代)が感じている「おじさんだな、と思うLINE文章」について、アンケートで迫ってみた。

「あーこの人、おじさんだな」と思うLINE文章

今回のアンケート結果一覧

Q1. 「〇〇ちゃんさ、~」(ちゃんづけで呼ぶ)

おじさんだな 38.4%
おじさんじゃない 61.6%
50%

Q2. 「明日は、何を、してる?」(句読点を乱発)

おじさんだな 53.8%
おじさんじゃない 46.2%
50%

Q3. 「休日は酒飲みながら映画を~」(聞いてない話を披露)

おじさんだな 49.4%
おじさんじゃない 50.6%
50%

Q4. 「こないだ熱海に行ったら~」(エピソード話が長い)

おじさんだな 55.4%
おじさんじゃない 44.6%
50%

Q5. 「もうハート撃ち抜かれちゃったよ」(褒め方が独特)

おじさんだな 79.4%
おじさんじゃない 20.6%
50%

3位:句読点の乱発

「きょうは、いい天気、だよね。あしたも、晴れたら、嬉しいな」。見た瞬間、「相田みつを?」「太宰治?」「もしかして遺書?」とドキッとしてしまいそうな、この句読点乱発の文章は、おじさんのノーマルなLINE文章。これはまだいい方で、下のような進化形バージョンも多々見受けられる。

きょうは、
いい天気、
だよね

あしたも、晴れたら、
嬉しいな、

このように、謎の改行テクニックまで加えられているときは、その怪文書っぷりに恐怖すらおぼえる。しかも文末には、無表情のクマの絵文字が添えられていたりするので、余計にゾクっとしたりする。

でも、おじさんたちに怖がらせる気も悪気もない。ただただ、あなたと天気の話をしたいだけなのだ。

2位:エピソード話が長い

「この前、会社の連中と一緒に熱海に旅行に行ってきました。そうそう、〇〇ちゃんも知っている佐藤くんも一緒だったよ。アイツ、温泉饅頭を食べ過ぎちゃって苦しそうでした笑。着いたら、すぐに一風呂あびて、商店街で饅頭とビールを食べましたよ。旅館に帰ったら、刺身や鍋や雑炊などの夕食を食べて、またお風呂へ笑。お風呂から出たらその日は疲れたからすぐ寝たんだけど、次の日は5時に起きちゃって、またすぐお風呂笑。2日目は~~~~でしたよ。〇〇ちゃんは、週末の休みは何をして過ごしましたか?」

長い。聞いてない。入浴報告が多い。この文章を若者風に翻訳すると「先週は会社で熱海に社員旅行にいったよ~!〇〇は何してたの?」で済む。もしかしたら、このおじさんメッセージを見て「長すぎ、怖いんだけど」と思う人がいるかもしれない。

でも、おじさんたちに怖がらせる気も悪気もない。ただただ、あなたと週末の話をしたいだけなのだ。

1位:褒め方が独特

堂々の1位に輝いたのは、『独特な褒め方』。「もうハート撃ち抜かれちゃったよ」「いやー、君は首にシワがなくてホント美人だね~」「吉永小百合に似てるって言われるでしょ?」……などなど、おじさんの褒め方はかなり独特だったりする。ハッキリ言って、送られた方は困る。なんて返信すればいいのかわからない。

もし口説きたいなら、「〇〇ちゃんって、美人だよね」「会社で〇〇ちゃんが一番かわいいと思うんだよね」など、シンプルに伝えればいい。しかし、それができないのがおじさんたちの愛らしさだったりする。ここぞとばかりに「ハート撃ち抜かれる」といった若者にはない語彙力を発揮してしまうのだ。

でも、おじさんたちに怖がらせる気も悪気もない。ただただ、あなたと仲良くなりたいだけなのだ。

(くるまふ)

調査時期: 2018年6月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート