皆さん、こんにちは。松竹芸能所属の鉄道タレント、古谷あつみです。マイナビニュースでは、これまで「新幹線を使いこなす」をテーマに、新幹線をお得に利用する方法や、知っているとちょっと便利な情報などを紹介してきました。

今回から始まるこの連載では、日常の通勤時間を少しでも快適に過ごしていただきたい! という願いから、電車通勤に役立つさまざまなアイテムを紹介していきます。第1回のテーマは「暑い夏を乗り切ろう! 通勤に役立つ『冷え冷えアイテム』」です。

  • 本格的に蒸し暑くなるこの時期、汗をかいても安心な「冷え冷えアイテム」があると便利(写真:マイナビニュース)

    本格的に蒸し暑くなるこの時期、汗をかいても安心な「冷え冷えアイテム」があると便利(写真はイメージ)

いよいよ本格的に蒸し暑い季節がやってきますね。電車の中は空調が効いているとはいえ、暑い中を駅まで歩くと汗だくになります。電車の中に入れば涼しくなるかと思いきや、満員電車で蒸し風呂状態……。そんな経験、皆さんもあるのではないでしょうか。そこで、夏が来る前に準備しておきたい「冷え冷えアイテム」を紹介します。

◆モバイルバッテリーにもなる!? 携帯扇風機

先日、まだ梅雨の季節も来ていないというのに、とても暑い日がありました。ちょっと涼もうと思ってショッピングセンターに入り、見つけたのが携帯扇風機でした。

「携帯扇風機」と言われても、多くの人が「なんだ、そんなの昔からあるじゃない」と思うかもしれません。じつは私も、見かけたときにそう思いました。

  • 小型でもパワフルな携帯扇風機(写真はイメージ)

しかし、顔から噴き出る汗をどうにかしたいと、テスターを手に取ってスイッチを入れてみて、「えっ!」と声に出てしまうほど驚きました。私が知っている携帯扇風機の風量をはるかに超えていたからです。ドライヤーのように髪がなびく! なびく~!

そして音も静か。これなら電車内でも使えそうです。でも「電車の中で使うには勇気がいるなぁ……」と思って、購入をためらっていました。

ところが、ずらりと並んだ携帯扇風機は、扇風機以外の役割も果たす“スグレモノ”たちでした。アロマ機能があるもの、SNSに載せる写真の撮影に便利なライトが付いたものなど、いろいろな商品がそろっています。私が選んだのは、とにかくコンパクトで風量がパワフルな商品。手のひらサイズで、直径は普段使っているファンデーションのコンパクトとさほど変わりません。鏡も付いていて、汗が噴き出た顔のメイクが崩れていないか、すぐに確認できるのもうれしいところです。

  • 筆者が購入した携帯扇風機はコンパクトサイズ(写真はイメージ)

もうひとつ、購入の決め手となったのが、なんとモバイルバッテリーにもなる携帯扇風機だったこと。充電コードを差し込めば早変わり。とっても便利ですね。「荷物が増えるのはちょっと嫌」という人も、バッテリーだと思えば万一のときも安心でき、しかも涼しいのだから心が軽くなります。

色やサイズもさまざまで、首から下げられるタイプもありますし、男性が使えそうな色の商品もありました。自立するものがほとんどなので、オフィスに到着した後、USBをパソコンに差し込んで卓上ファンとしても使えます。

もちろん、混み合う車内では周りの人たちへの配慮が必要ですが、ホームで電車に乗り込む前など、噴き出る汗を抑えるにはもってこいです。

◆普通のハンカチが冷感ハンカチに早変わり

ここまで読んで、「携帯扇風機は荷物になるから嫌」という人もいたかもしれません。では、ハンカチはどうでしょう。水に濡らし、さっと振れば冷感タオルになる商品を見た人もいると思います。ただ、あれを電車内で使うにはサイズが大きい……。そんな風に考えたことはないですか? じつはハンカチサイズのものもあるんです。

  • 汗が出たとき、さっとひと拭き

見た目はごく普通のハンカチ。でも水に浸すだけで、冷感ハンカチに早変わり。これなら車内やホームでもさりげなく涼めます。濡らさなくてもほんのりひやっとしているので、ポケットに入れても安心ですね。駅のお手洗いなどに水道はあるので、いざというときに便利です。

ハンカチに吹きかけるタイプの氷スプレーと組み合わせることで、最強アイテムに変身です。なお、どちらの商品も、電車内で周囲の人たちに気を使わない、無香料タイプを選ぶことをおすすめします。

◆汗が止まらないときにひと塗り - 冷感クリーム

最後に紹介したいのが、汗が止まらないときにさりげなく塗ることができる冷感クリーム。私はここ数年、暑い日にはシャツに吹きかける冷感スプレーを愛用してきました。店頭にもさまざまなタイプのスプレーが並び、もはや定番商品となっています。

  • 冷感クリームはスプレーのように周囲に気を使わずに済むという利点も(写真はイメージ)

しっかりとした効果もある冷感スプレーがおすすめなのは言うまでもないのですが、首筋などに塗る冷感クリームも手軽に使えます。スプレーほど周囲に気を使わずに済むのも安心です。香りが強くないものも多く、クリームタイプだけでなくロールオンタイプのものもあるので、電車に乗り込む前にちょっとした汗対策ができます。

●今回購入した「冷え冷えアイテム」

  • 「iFan Shell ストラップ付小型パワフルファン」(エレス / 3,218円)
  • 「クールバンブーパイルハンカチ」(小泉ライフテックス / 972円)
  • 「ピタリスウェットS ボディ用冷却クリーム」(BCLカンパニー / 648円)

いかがでしたか。毎日の電車通勤を少しでも快適にしたい。そんな皆さんに、この連載ではこれからもさまざまなアイテムを紹介していきます。

著者プロフィール :
古谷あつみ(鉄道タレント・松竹芸能所属)

小学生の頃、社会見学で近くにある車両基地へ行き、特急列車の運転台に上げてもらったことがきっかけで、根っからの鉄道好きとなる。学校卒業後は新幹線の車内販売員、JR西日本の駅員として働く。その経験から、きっぷのルールや窓口業務には精通している。現在はタレント活動のほか、公立高校などで講師も務めている。2015年に「東洋経済オンライン」でライターデビューし、旅行サイト「ぐるたび」などでも執筆活動中。泉佐野市PR大使。