女性同士でも相談しにくいお胸の気になるお悩み。筆者がこれまで数千人のお胸とお尻のケアに携わってきた経験から、それぞれのお悩みの原因と、その改善策についてお届けします。今回はバストが大きいことによっておこる悩みについてです。

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■今回のお悩み
「胸が大きくて目立つ。肩が凝るし、着たい服も着れない」(38歳、専業主婦)

  • 大きいバストの人必見! "肩こり"や"太って見える"のを防ぐには?

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時代とともに女性のからだは変わり、数年前からバストが大きいことによるお悩みも、多数寄せられるようになりました。バストには個人差があるように、お悩みもさまざまです。 今回はバストが大きいことによるお悩みの原因と、その対策についてご紹介します。

バストが大きいことで感じる3つの悩み

バストが大きい方から寄せられるお悩みは主に3つ。1つ目は「大きさや重さによる肩凝りや呼吸のしにくさ」です。バストサイズが大きい場合、お胸自体の重さが1キロ近くになることもあります。そのため、常に肩に負担がかかった状態となり、肩凝りも慢性化。さらには、重さにより姿勢が悪くなることから、呼吸のしにくさや圧迫感を感じることも少なくありません。

2つ目は「バストが大きいことで全体が太った印象に見えてしまう」こと。お洋服を着てもバストが目立ってしまったり、ボディラインよりバストが広がったりしてしまうことで、特に上半身が実際より太った印象に見えてしまいます。また、バストサイズに合わせてお洋服を選ぶと、体より大きめのサイズを選ばなくてはならなくなり、全体のサイズ感を上げてしまう原因のひとつとなっています。

3つ目は「お洒落をしたくてもバストサイズに合うお洋服がない」ことです。好きなファッションブランドがあっても、バストのサイズが合わず、着られる服が限られることで、お洒落が楽しめないと感じる方も少なくないようです。特にビジネスシーンで着用するシャツやブラウスにおいては、ボタンが閉まらず困る方が多いのではないでしょうか。

重さやシルエットの広がりはブラジャーで緩和

ブラジャーを着けるとバストが余計に目立つことを気にして、実寸より小さいサイズのブラジャーを選んだり、カップ付きインナーなどを着用したりする方が見うけられます。しかし、サイズが合っていないものやカップ付きインナーでは、バストをしっかりとサポートすることが出来ないため、より重さを感じたり、下垂や型崩れの原因へ繋がってしまいます。

現代人のバストの変化や悩みに合わせ、各下着メーカーやブランドからは、グラマラスサイズの展開も増えています。バストのサポートをしながら、全体のボリュームを目立ちにくくしてくれるデザインになっているものも多数ありますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

また、太って見えてしまう原因として、バストラインが身体の幅よりも広がってしまうことが挙げられます。バストサイドのサポートや補正力のしっかりしたものを選ぶこともおすすめです。

バストサイズで選べるアパレルブランドも

お洋服においては、バストの大きな方向けのブランドなども人気となっています。Heart Closet(ハートクローゼット)やoverE(オーバーイー)などは、既存のトルソーサイズでの展開ではなく、お胸のサイズに焦点を合わせたアパレルブランドです。バストサイズが合わないと諦めていたデザインや、オフィスシーンで活躍するシャツ、ジャケット類なども安心して着ることが出来ます。お胸のサイズを気にする事なく、ファッションやお洒落を楽しみたい方は、ブラジャー選びと併せて、取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、バストケアというと、バストアップマッサージのイメージが強いのですが、バストが大きい方にもおすすめのケア法があります。次回は引き続き、大きいバストのためのケア・マッサージ法をご紹介させていただきます。