紳士服の大手である「AOKI」「ORIHICA」のレディースコレクションが12月5日、都内発表された。ワーキングウーマンのワークアンドライフを支えるため、機能を重視し、快適性を追求しつつもオン/オフで着回しができるスタイルを提案する。
AOKI LADIESの2020春夏テーマは“Switch”
AOKIの2020春夏レディースコレクションのテーマは“Switch”だ。「オフィスではキチンとした装いを見せたいが、プライベートで着まわせない服はお金がかかるのでイヤ」、「春らしい装いがしたいけど、春しか切れない服はイヤ」、「入卒園にふさわしいコーディネートが欲しい、でも1日しか着られないのはもったいないので通勤でも使える服が欲しい」といったワーキングウーマンの声を反映し、どんなシーンでも、どんなシーズンでも“Switch”して着まわせることを目指してデザインされている。
イチオシは働く女性のライフスタイルを考慮した「着回しセットアップ」。表地・裏地にはストレッチ素材を使用。防シワ性とUVカット性のある素材を使用しており、忙しい毎日の中でもきちんとした装いを継続できる機能性を備えている。ジャケットはノーカラーとテーラード、スカートはタックスカート、巻きスカート風、パンツはテーパードパンツ、ワイドパンツをラインアップ。この他、ツイード素材のセットアップや同素材のブラウスも展開する。ジャケットは15,000円(税抜)、スカート/パンツは8,000円(税抜)。
ファンデーションや口紅といった化粧品の汚れが付きにくいシキボウの「コスメリリース」を使ったトップスには、新たに「コスメリリースコットン100%シャツ」と「コスメリリースクルーネックカットソー」が登場。ワーキングマザーや就活生に人気が高く、着回しセットアップなどと合わせれば、よりお手入れの時短ができるだろう。シャツは4,800円(税抜)、カットソーは3,900円(税抜)
気温の上昇が続く日本の夏に合わせた「洗えるストレッチスーツ」も展開。肩パッドも裏地もなく、シャツジャケットのように涼しく着ることができる。とくに汗対策に注力しており、表地・裏地に吸汗・速乾素材を採用するとともに、袖に消臭テープを取り付け。汚れても家庭用洗濯機で洗うことができ、防シワ性のある素材でシワを防ぎつつ簡単に清潔さを保てる。ジャケットは19,000円(税抜)、スカート/パンツは10,000円(税抜)。
ORIHICA RHYMEの2020春夏コレクション
ORIHICAのレディースブランド「ORIHICA RHYME」が力を入れているのは、ジャケット・パンツ・ワンピース・スカート・トップスの組み合わせを楽しめるカセット服「THE THIRD SUITS」。いずれも防シワ性のある素材を使用しており、オフィスで忙しい毎日が続く中でもきっちりと着用できる。
また新色として、オフィスでも浮いてしまうことなく着やすい薄めのカーキが追加された。丈を直さずそのまま履けるクロップドパンツも用意されており、こちらは昨年から好評だという。価格はジャケットが16,000円(税抜)、スカート/パンツは9,000円(税抜)、ワンピースは12,000円(税抜)、カットソーは4,900円(税抜)。
二重構造で透けにくく、襟ぐりを浅く作ることでかがんでも胸元が見えてしまうことがない「ふんわりデザインカットソー」は人気の商品で、毎シーズン3品番ほど拡充されているという。アクセサリーは取り外し可能で、オケージョンに合わせて付け替えられるほか、洗濯時も安心だ。価格は3,900円(税抜)。
この他、春向けの「CITY TAILOREDコート(着流しコート)」なども展開。ストレッチ素材を採用するとともにパワーネットを付けることで動きやすさを重視。18,000円(税抜)で展開される。
かちっと着れるテーラードのスーツには「ハイパーテック ストレッチ セットアップ」を展開。テイジンのSOLOTEXを使うことで、伸度15%の高い伸縮性とシワ回復性を実現している。また家庭用の洗濯機でそのまま洗えるウォッシャブル使用を採用。子供を連れていても動きやすく、汚れても簡単にケアが可能だ。価格はジャケットが25,000円(税抜)、スカート/パンツは9,000円(税抜)。