きょう9日のNHKのドキュメンタリー番組『映像の世紀バタフライエフェクト』(総合 毎週月曜22:00~)では、「暴力団 日本社会の闇と業」を放送する。戦後の闇市から安保闘争、バブル経済下の地上げ、組織間抗争まで、日本社会の矛盾を映し出してきた暴力団の歴史をたどる。
闇市で台頭、バブル期には地上げにも関与
暴力団が台頭したのは、終戦直後の混乱期。食糧や日用品を売る闇市を取り仕切って莫大な利益を上げ、暴力性を強めながら、復興する日本社会の隙間に入り込んでいった。
安保闘争では右翼の一部と一体化し、バブル経済の時代には不動産業者らと結びついて強引な地上げを行うなど、その活動は社会の様々な領域に及んだ。
さらに、組織同士の抗争が激化すると、一般市民にまで危険が及ぶように。一方、1990年代に入ると、全国各地で市民や警察が暴力団の排除に動き出した。
排除すべき犯罪組織でありながら、長年にわたり日本社会の構造の一部として存在してきた暴力団。番組では、その台頭から排除への動きまで、戦後日本が抱えてきた闇と業を描く。
【編集部MEMO】
『映像の世紀バタフライエフェクト』は、歴史上の出来事や人々のつながりが、その後の世界にどのような影響を及ぼしたのかを、貴重なアーカイブ映像を通じて描くNHKのドキュメンタリー番組。戦争や政治、経済、文化など幅広いテーマを取り上げ、現代社会につながる歴史の連鎖を浮かび上がらせている。
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