
11月1日(日)の放送では、人の感情や裏表を感じ取って疲れてしまい、「人間嫌いなのかも……」と悩む女性からのメッセージに、江原がアドバイスを送りました。
パーソナリティの江原啓之
<リスナーからの相談>
最近、人と接することにとても疲れてしまいます。言葉だけではなく、その人の感情や、嫉妬、競争心、見栄、裏表のようなものまで感じ取ってしまう気がして、人と一緒にいるだけでぐったりすることがあります。そんな自分を「人間嫌いなのかな」と思うこともあります。
一方で、動物と接していると、とても心が楽になります。動物の目を見ていると、澄んでいて、素直で、そこに駆け引きや見返りを求める気持ちがないように感じます。ただそこにいて、こちらを見てくれる。その姿に触れると、人間といるときには感じられない安心感があります。
人のいろいろなものを感じすぎて疲れてしまう私は、どのように人と関わっていけばよいのでしょうか。そして、動物といるとこれほど心が安らぐのは、なぜなのでしょうか。江原さんのお考えをお聞きしたいです。
<江原からの回答>
――「動物は邪心がない」「波長の合う人と過ごすようにしている」と語る奥迫に、江原は「みんな誰もが同じだと思うし、視点の違いなんですよ」と切り出します。
江原:だってね、「その人の感情や、嫉妬、競争心、見栄、裏表」、こういうのはね、多少なりとも誰でもあったりとか、感じるじゃないですか、人って。だから、それを「感じ取ってしまう気がして……」と言うのとね、誰でもそういうところがあるから、それを見なきゃいいの。
そう、だから見なきゃいいのに、何でそんなところをほじくって見ようとするの? 要は、この相談者さんが怖がりなんですよ、ただのね。ビクビクして生きているから、そういうのをこう感じちゃうわけでしょ?
そうじゃなくて、責任主体。よく、“気は遣うものではなく、利かすもの”って私は言っているのね。気を遣うというのは、実は自分のためなんですよ。自分が良く思われたいとかね、あとは傷つきたくないとか。それよりも、利かしちゃうんですよ。
フジコ・ヘミングさんの話を前にしたと思うんですけど、「みんな『泥棒だ』って言って付き合わない人がいるけれど、私は付き合う」「なぜならば、私は泥棒をさせないから」と。自分にとっては泥棒じゃないと。
時々、別の第三者のことを「あの人ってこういう人だから、気をつけたほうがいいよ」とか言う人がいるでしょう? でも、自分がそれを受けたわけではないから、それは気をつけるけれども、でも色眼鏡では見ないようにするの。だって失礼でしょう。
自分が受けたなら色眼鏡で見るけれど、受けていないんだから。忠告は、あくまでも忠告として「その人の間で何かあったんだろうな」と。だから自分は気をつけていればいいだけじゃない? それを耳打ちされて、いたずらに悪い人を増やす必要はないと思うの。だから、自分次第なんですよね。
――さらに相談者が「動物には駆け引きや見返りを求める気持ちがない」と感じている点について、自身も動物と暮らす江原は独自の視点で語りかけます。
江原:動物はね、そりゃ癒やしもあっていいかもしれないけれど、でも、それって自分にとって都合の良い動物だけでしょ? じゃあ熊は? 熊もみんな純粋に生きていますよ。熊だって、人を襲いたくて生きているんじゃないもん。やっぱり動物の子どもを守る(本能や愛情は)すごいじゃない。人間も少し見習ったら? と思うくらい。
私も動物とともに暮らしているから、そりゃあ可愛いですよ。それよりも「動物に不自由させないようにしなきゃ」って常に思うの。可愛いだけじゃ駄目。人間の身勝手みたいなことがあると良くないなと思って。
こっちは人間だから分かり合えないところはたくさんあるわけで。人間のフィルターを通すと、“ただ可愛い”かもしれないけれど、向こうにしてみたら、そうじゃないこともいっぱいあるし。
「動物は駆け引きや見返りを求める気持ちがない」と言うけれど、そんなことないですよ。うちの子なんかも、私の膝にあごを乗せて「食べているものをくれ」と、すごいですよ。その駆け引きは(笑)。頭を使っています。
だからね、負に生きない。正、要するに正しいほうで。相談者さんも弱い気持ちで生きるんじゃなくて、自分が主体になって、コントロールして生きていったほうがいいと思うよ。ビクビクして生きたら駄目ですね。
パーソナリティの江原啓之、パートナーの奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「人生を豊かにする魔法は、その視点です」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子