北条鉄道は、安全な輸送を確保するため、JR東日本所有のキハ100形を譲受したと発表した。改造工事を実施した上で加西市内へ輸送される予定となっており、今年度中に運行開始予定だが、正式な運行開始時期については調整中とのこと。
JR東日本は1990年以降、ローカル線のサービス改善を図るべく、新たな気動車としてキハ100系・キハ110系を開発。電車並みの加速性能を持ち、ローカル線のスピードアップに大きく貢献したという。路線条件などに応じてさまざまなバリエーションの車両が導入され、非電化路線を中心に活躍したが、近年は観光列車への改造に加え、他社へ譲渡される車両も増えている。ひたちなか海浜鉄道でキハ100形がデビューしたほか、山形鉄道も現行車両の置換えとして、キハ110形3両の譲渡を受ける契約を締結したと発表している。
兵庫県の北条鉄道(粟生~北条町間)へ譲渡されるキハ100形は、車両番号「キハ100-201」「キハ100-202」「キハ100-204」の3両。1993年に製造され、青森県のJR大湊線などで活躍した車両だという。北条鉄道が現在保有する車両のうち、フラワ2000形3両(2000年以降に導入)は経年により「維持管理のための部品交換等が困難になっている」とのことで、JR東日本から譲り受けたキハ100形で車両更新を行うこととなった。
なお、今回の発表に合わせ、「キハ100形気動車導入に関するお問い合わせやそれに付随するお問い合わせにつきましてはお答えいたしかねる件もございます。弊社ならびに東日本旅客鉄道株式会社へのお電話等でのお問い合わせはお控えいただきますよう、よろしくお願いいたします」と北条鉄道。案内可能な情報は同社サイト等で随時知らせるとしている。

