「伯方の塩」が人気アーティストの楽曲に交じり、カラオケランキングで上位にランクイン――この意外な現象に着目したエクシングとU-NEXT HOLDINGSのプレスリリースが、「プレスリリースアワード2026」でインフルエンス賞を受賞した。
受賞対象となったのは、今年6月9日に配信された「究極の『タイパ』で、カラオケトレンドに異変!? JOYSOUND総合デイリーランキング第4位に『伯方の塩』がランクイン!」と題したプレスリリース。「♪伯方の塩」のCMでおなじみのサウンドロゴが、JOYSOUNDの総合デイリーランキングで4位に入ったことを伝え、その背景をタイムパフォーマンス(タイパ)の観点から分析した。
その後、「伯方の塩」は7月の月間ランキングで1位を獲得し、3カ月連続で首位を記録する大ヒットに。28日に開催された授賞式では、JOYSOUNDを展開するエクシングの寺本勝哉コミュニケーション戦略部長と、同社グループのU-NEXT HOLDINGS広報部・島村舞氏が登壇し、受賞の喜びと反響を語った。
「1位ではなく4位」に着目
「プレスリリースアワード」は、プレスリリースの可能性拡大に貢献した企業と担当者を表彰するもので、今年は4,236件の応募から9件が受賞。インフルエンス賞は、発信と活用によって社内外へ広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈られる。
審査員の朝日新聞GLOBE編集部・関根和弘氏は、自身も「伯方の塩」のカラオケに熱中していたことを告白。「毎回歌ってるんですよ。めちゃくちゃ難しくて、70点までいってないんです」と明かした上で、通常はランキング1位をニュースとして発信することが多い中、あえて4位に着目した点を高く評価。
タイパという時代背景を踏まえ、有識者への取材によって現象を分析したことにも触れ、「メディアとして取材したいなと思ったリリースの一つ」と称賛した。
7月から3カ月連続で月間ランキング1位に
受賞スピーチに立った島村氏は、名だたるヒット曲に「伯方の塩」が肩を並べた驚きを、ランキングの視覚的なインパクトとタイパというキーワードを掛け合わせてストーリー化したと説明。リリース配信後はSNSで話題となり、テレビ番組でも出演者が「伯方の塩」を熱唱するなど、大きな反響があったという。
さらに、自身の子どもが「今日、学校で『伯方の塩』を友達が歌ってたから、そのニュースはママが出したんだよ!」と得意げに話してくれたというエピソードも披露。「プレスリリースという一つの言葉や切り口がメディアを動かし、人々の行動を変え、時には小さな子どもたちの日常にまで届くんです」と、広報という仕事の醍醐味を語った。
この取り組みのきっかけとなった「サウンドロゴカラオケAWARD」の責任者である寺本氏は「島村が情熱を持ってリリースしたものが、このような賞を頂いたことを大変誇りに思っています」と喜びを表現。さらに、リリース当時は4位だった「伯方の塩」が、その後大ブレイクし、7月から3カ月連続で月間ランキング1位を記録したことを報告した。
今回の取り組みは、26日に発表された「2026 66th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」で2部門受賞、7月には「第79回広告電通賞」イノベーティブ・アプローチ部門で最高賞(ニューコミュニケーションカテゴリ)を受賞しており、広告業界からも高い評価を受けている。



