2026年のハロウィンはポップスターになりきる──話題の名場面を再現する仮装アイデア14選

アメリカのハロウィンでは、魔女やゾンビなどの定番に加え、その年に話題を集めたセレブや出来事をモチーフにした仮装も人気だ。では、2026年の音楽界を振り返ると、どんなコスチュームが考えられるだろうか。バッド・バニーのスーパーボウルでのパフォーマンス、テイラー・スウィフトとトラヴィス・ケルシーの結婚式、ケリー・クラークソンの珍騒動、オリヴィア・ロドリゴとチャペル・ローンのMVなど、今年も題材には事欠かない。米Rolling Stoneが、そんなポップカルチャーの名場面や珍事件をヒントに、14の仮装アイデアを提案。手軽に真似できるものから、実現するには相当な覚悟が必要なものまで、ユーモアと遊び心たっぷりのラインナップを紹介しよう。

【写真を見る】全身ピンクのドーチー、バッド・バニーの白衣装ほか、仮装の元ネタになったスターたち

オリヴィア・ロドリゴ&チャペル・ローン:「expectations」のMV

©Youtube

オリヴィア・ロドリゴとチャペル・ローンが共演した「expectations」のリミックス版MVには、1980年代を彷彿とさせるカラフルな衣装が数多く登場する。親友と一緒に仮装するなら、特におすすめだ。古着屋に足を運んで、映画『プリティ・イン・ピンク』を思わせる大きなリボンや、青緑色のブレザー、紫のタイツ、さらにはチーター柄のコートを探してみよう。ラスベガスのバーで夜を楽しむ独身女性の気分を味わいたいなら、ロドリゴが着用している「adored」と書かれたピンクのTシャツに、おそろいのベレー帽とたっぷりのブルーのアイシャドウを合わせるのもいい。デヴィッド・バーンになりきれる友人まで巻き込めたら、さらにポイントアップだ。──Maya Georgi

バッド・バニー:スーパーボウルのハーフタイムショー

©Kevin C. Cox/Getty Images

〈粋に楽しく遊びたいなら……〉。2026年のポップカルチャーを象徴する瞬間のひとつ、バッド・バニーが主役を務めたスーパーボウルのハーフタイムショーを再現してみてはどうだろう。必要なのは、全身を白で統一した衣装(ZARAのものならなおよし)と、「OCASIO 64」と書かれた手作りのジャージーだ。友人たちに緑色のスウェット上下を着てもらい、SNSで話題になった「動く植え込み」を再現すれば、グループでの仮装にもぴったり。ロマンティックな雰囲気にしたいなら、自分はクリーム色のスーツを着て、友人やパートナーには青いドレスとブロンドのウィッグでレディー・ガガになりきってもらうのもいい。忘れられない仮装を楽しむための選択肢は、まさに無限大だ。──Maya Georgi

テイラー・スウィフト&トラヴィス・ケルシー:結婚式

©Jason Miller/Getty Images

テイラー・スウィフトが結婚式で着用したウェディングドレスは、いまだにその全貌が明らかになっていない。だが、想像の世界を楽しむことこそ、ハロウィンの醍醐味ではないだろうか。スーパースターにふさわしいドレスを自由に思い描き、パートナーには白いタキシードを着てトラヴィス・ケルシーになりきってもらおう。白いシルクハットと、スウィフトのトレードマークである赤いリップもお忘れなく。単なる新婚カップルに見られたくないなら、NFLのカンザスシティ・チーフスのジャージーを取り入れるといい。さらにひと工夫加えるなら、段ボール箱(手を抜きたいならグレーのスウェット上下でもOK)を使って、結婚式の会場となったマディソン・スクエア・ガーデンに扮するのも面白い。胸元には、紫色の「JUST&T MARRIED!」という看板を掲げよう。──Maya Georgi

ケリー・クラークソン&からくり鳥のモリー

©Denise Truscello/Getty Images/Live Nation Las Vegas

このネタが登場するのは予想できたはず。2026年、ネット上で大きな話題を呼んだ騒動のひとつが、ケリー・クラークソンとブルックリンの雑貨店「Art of Play」の対立だった。人気歌手で『ザ・ヴォイス』の審査員でもあるクラークソンは、モリーという名前のからくり鳥を購入しようとした際、店側から失礼な対応を受けたとXに連続投稿した(もっとも、店主側の言い分は異なる)。ひとりで仮装するなら、クラークソンが買い物に出かけたときのジーンズとバックパックというカジュアルな姿を再現し、鳥のぬいぐるみを持ち歩こう。壁から無理やり引き剥がしたばかりに見えるような細工ができれば、さらにポイントアップだ。あるいは、友人にモリー役を頼むのもいい。必要なのは、1500万ドルの値札と鳥のくちばしだけだ。──Marissa R. Moss

永遠のドリー・パートン

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©Shirlaine Forrest/WireImage

亡きカントリー界の偉大なアイコン、ドリー・パートンが間違いなく喜んでくれそうなのが、ちょっと大げさで遊び心たっぷりのドリーの仮装だ。遠慮する必要はない。天にも届きそうなほどボリュームのあるウィッグに、大量のラインストーン。気が向いたら、彼女の……ひときわ目立つ身体的特徴を強調するのもいいだろう。パートン自身、派手なイメージをこよなく愛し、細部に至るまでこだわって作り上げていたのだから、思いきりやってみよう。ギターを持っているなら、それを抱えてもいい。あるいは、彼女の代表曲「9 to 5」の歌詞にならって、やる気を満たすコーヒーを一杯持ち歩くだけでもいいかもしれない。──Marissa R. Moss

アデラ:ニコール・キッドマンになりきる

©Christopher Polk/Billboard

アデラの「Nicole Kidman」のMVは、ハロウィンの仮装アイデアの宝庫だ。演劇的な演出が施された映像で、彼女はニコール・キッドマンの代表的な映画の名場面を次々と再現している。『ベイビーガール』では、床に置かれたミルクの皿に向かって這う場面で、キッドマンの白いガウンの代わりに黒いレースの衣装を着用。『アイズ ワイド シャット』なら、比較的簡単に手に入る背中の開いた黒いマキシドレスで再現できる。『ムーラン・ルージュ』に挑戦するなら、きらびやかな装飾をふんだんに施したコルセットを用意しよう。本気でこだわるなら、天井から吊るしたブランコも欲しいところだ。予算を抑えたい人には、キッドマンが出演した米映画館チェーン「AMCシアターズ」の有名なCMがおすすめ。ブレザーと顔ほどもある大きなソフトドリンクがあれば、映画の魔法を求めて劇場に足を運ぶ彼女になりきれる。アデラ版を再現するなら、ブレザーの下にラインストーン付きのブラジャーを重ねよう。──Larisha Paul

JAY-Z&ビヨンセ:ヤンキー・スタジアムでの共演

©SACHA LECCA for Rolling Stone

音楽界のパワーカップルになりきるなら、衣装もそれにふさわしいものを選びたい。今夏、JAY-Zが週末にわたって開催したヤンキー・スタジアム公演。その初日にビヨンセと共演した場面は、カップルで主役気分を味わうには最高のお手本だ。JAY-Z役にはヤンキースのボンバージャケットと、頭にぴったりフィットするベースボールキャップを。クイーン・ベイことビヨンセ役には、ピンストライプのパンツスーツと、ふんわりボリュームのある巻き髪を合わせよう(DIYが得意なら、ストライプ一本一本にラインストーンをあしらうと、さらに完成度が高まる)。ただし、ブルックリンとヒューストンが誇るスターたちの格好はできても、あの歌唱力やラップの貫禄まで手に入るとは限らないので悪しからず。──Elise Brisco

アンジーヌ・ド・ポワトリーヌ

©JOHN THYS/AFP/Getty Images

2026年、特に大きな注目を集め、その独特なビジュアルでも人々を魅了してきたバンドのひとつが、カップルや友人同士での仮装にぴったりだ。カナダの実験的ロック・デュオ、アンジーヌ・ド・ポワトリーヌのメンバー、クン・ド・ポワトリーヌとクレック・ド・ポワトリーヌが着用する奇妙なマスクを作るには、張り子の基本的な技術が必要になるかもしれない。難しければ、白い布に黒の油性ペンで模様を描くだけでも、なんとかそれらしく仕上がるはず。カナダの実験的なロックをここまで熱心に再現しようとする姿勢に、誰もが感心するだろう。正体を隠してパーティーを楽しみたい人にも、うってつけだ。──Marissa R. Moss

ドーチー:デイジー・チェイン・フィールズでのステージ

©Kayla Bartkowski/Los Angeles Times/Getty Images

頭のてっぺんから爪先まで塗ったピンクのボディペイントを落とすには、どれほど身体を洗う必要があるのだろう? その答えを知りたいなら、今年のハロウィンでドーチーの忘れがたいステージ衣装を再現してみよう。オリヴィア・ロドリゴが主催した音楽フェスティバル「Daisy Chain Fields」で、ラッパーのドーチーは全身を蛍光ピンクに塗ってステージに登場した。ピンクのタイツやボディスーツを着ていたわけではない。頭皮から指先、手のひらに至るまで、すべてがピンクのペイントで覆われていたのだ。この仮装をやり遂げるには相当な覚悟が必要だが、ファーのベストに極端に短いショートパンツ、ボリュームたっぷりのツインテールも揃えれば、誰もが忘れられず、絶対に見逃せないスタイルになること間違いなしだ。──Larisha Paul

ケイシー・マスグレイヴス:巨大ディスコボール

©John Shearer/Getty Images

2026年のコンサートで最も忘れがたい光景といえば、ケイシー・マスグレイヴスが、巨大でギラギラと輝く2つのディスコボールに乗って空から降りてきた場面だろう。しかもその形は、車の後部に吊るす睾丸型アクセサリー「トラックナッツ」を模したものだった。ツアー初日のマスグレイヴスの衣装を真似するのは比較的簡単だ。ジーンズにカウボーイハット、白いタンクトップ、ベルトを揃えればいい。問題は、あの2つのボールをどこまで本格的に再現するかだ。小さなものを持ち歩く程度にするか、それとも実際にディスコボール型の椅子を自作するか。それはあなたの工作技術と、何より度胸次第だ。──Marissa R. Moss

A$AP Rocky:「Don't Be Dumb」ツアー

©Scott Legato/Getty Images

準備する時間はほとんどないけれど、インパクトのある仮装をしたい。そんな人は、A$AP Rockyが現在展開している「Don't Be Dumb」ワールドツアーからヒントを得てみてはどうだろう。大掛かりなステージ演出が高く評価されているこのツアーでは、SWAT(米警察の特殊部隊)の突入劇を思わせる演出のなかで、ラッパーがさまざまな目を引く衣装を披露している。直前に用意するなら、ゆったりしたカーゴパンツと目出し帽を探し、白いTシャツにスプレーペイントでアルバム名を書き込めばいい。仕上げに拡声器もあれば完璧なので、余っているものを持っていないか友人たちに聞いてみよう。──Maya Georgi

ザラ・ラーソン:「Midnight Sun」ツアー

©Maria-Juliana Rojas for Rolling Stone

ザラ・ラーソンの「Midnight Sun」ツアーには、彼女そっくりの衣装を着たファンが大勢詰めかけている。キッチュなキーホルダー付きのベルト、顔中に散りばめたラインストーン、鮮やかな色合いのフリル付きツーピースなど、そのスタイルはさまざま。これまでもハロウィンのいい予行演習になっていたわけだが、いよいよ本番がやってきた。幸いなことに、『Midnight Sun』には仮装のヒントが尽きない。オリジナル版のアルバムはフリルを多用した華やかな美学が特徴だが、リミックス盤『Midnight Sun: Girls Trip』では、デニムやスプレーペイントを施したトップス、特大のベルトなどが中心となっている。どちらを選んでもいい。2人組でユニークな仮装を楽しみたいなら、友人にはイルカになりきってもらおう。──Larisha Paul

FLO:MTVビデオ・ミュージック・アワード

©Frazer Harrison/Getty Images

ハロウィンパーティーで誰よりも楽しめるのは、3人組でお揃いの仮装をしたガールズグループかもしれない。英国のR&Bトリオ、FLOは、今年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで、ぱっつん前髪のウィッグを揃えて登場し、最高のお手本を見せてくれた。彼女たちになりきるために必要なのは、1人につきたった3つのアイテム。3人分のヌードカラーのドレス、つま先の尖った黒いパンプス、そしてそれぞれ色が異なる肩までの長さのウィッグを用意すればいい。友人宅のパーティーで踊りながら、目元にかかった人工毛の前髪をさっと払いのける楽しさまで味わえるはずだ。──Elise Brisco

ヤング・リーン&バックダンサーたち

©Francis Specker/CBS/Getty Images

いつも大人数の仲間と行動しているなら、ぴったりの仮装アイデアがある。今年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで特に話題になった場面のひとつが、ヤング・リーンがコラボレーターのGENER8ION、そして大勢のダンサーたちと披露した「Storm」のエネルギッシュなパフォーマンスだ。彼らの衣装は決して派手なものではない。基本的な黒いスーツに白いボタンダウンシャツ、青いストライプのネクタイを合わせるだけ。あとは1人だけスーツのジャケットを脱げばいい。それがスウェーデン出身のラップスター、ヤング・リーン役だ。これで準備は万端。さらに不気味なほど本格的に再現したければ、2012年頃のフラッシュモブ・ブームを思い出して、テレビで披露されたあのパフォーマンスを仲間たちと実際に再現してみてもいいだろう。──Maya Georgi

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