エンは2026年10月21日、「2026年9月度 三大都市圏 募集時平均時給レポート」を発表した。派遣求人情報サイト「エン派遣」に掲載された求人情報をもとに集計したもの。
三大都市圏の平均時給は1,726円、5カ月連続で過去最高を更新
2026年9月度の三大都市圏の平均時給は1,726円で、前月比2円増、前年同月比18円増となった。前年同月を上回るのは48カ月連続で、4年連続で前年同月比プラスとなった。
オフィスワーク・事務系は1,708円で、前年同月比28円増となった。10月入職に向けて求人が増加するなか、未経験者向けなど比較的時給の低い求人の割合が高まったことで、前月比では平均時給が低下。一方、前年同月比では「法務・特許事務」など専門性の高い事務系求人が増加し、平均時給を押し上げた。
営業・販売・サービス系は1,699円で、前月比4円減、前年同月比46円増となった。10月入職に向けた求人の増加に伴い、前月比ではやや時給が低下したものの、採用力強化に向けて時給を引き上げる動きが見られ、前年同月比では大きく上昇した。また、年末商戦に向けて営業を強化するクレジットカード会社も多く、カードの「カウンター受付」の派遣求人も増加した。
IT・エンジニア系は2,832円で、前月比17円減、前年同月比149円増となった。前月比では低下したものの、高い水準が続いている。サイバーセキュリティ対策の重要性が高まるなか、時給9,700円など、1万円に迫る高時給求人も見られた。
今後は、10月入職に向けた求人掲載が一巡することで、求人数はいったん落ち着くと予想される。一方、9月度の募集の一部では、例年より早い時期から求人を公開するなど、確実な人材確保に向けて募集を前倒しする動きが見られた。こうした動きは4月入職に向けた年始以降の募集でも続くと見込まれ、今年も4月入職に向けた繁忙期が長期化する可能性があるという。
職種別・エリア別の平均時給はすべて前年同月比プラス
2026年9月度は、三大都市圏の職種別平均時給が全職種で前年同月比プラスとなった。エリア別の平均時給も、関東が1,816円、東海が1,513円、関西が1,565円となり、全エリアで前年同月を上回った。
職種別の前年同月比の時給上昇額では、IT・エンジニア系が149円増で1位となった。2位はクリエイティブ系の80円増、3位は営業・販売・サービス系の46円増だった。
職種別の平均時給額でも、IT・エンジニア系が2,832円で1位となった。2位は技術系の2,133円、3位はクリエイティブ系の2,112円だった。





