マイナビは2026年9月18日、「派遣社員の意識・就労実態調査(2026年度)」の結果を発表した。本調査は2026年7月7日〜7月16日、派遣社員として勤務する20〜59歳の男女1,400人を対象に、WEBアンケート調査で行われた。

  • 派遣社員の意識・就労実態調査(2026年度)

    派遣社員の意識・就労実態調査(2026年度)

派遣社員の70.9%が現在の働き方に満足

派遣社員に「現在、派遣社員として働いていること」への満足度を聞いたところ、「満足している(計)」は70.9%となり、前年から1.6ポイント増加した。

  • 「現在、派遣社員として働いていること」への満足度

    「現在、派遣社員として働いていること」への満足度

派遣社員として働き始めたきっかけについては、「仕方ない・やむを得なかった(計)」が54.6%で、「自ら望んで就いた(計)」の45.4%を上回った。

一方、働き始めたきっかけが「仕方ない・やむを得なかった」と回答した人でも、65.9%が現在の働き方に「満足している」と回答。やむを得ない選択だった人の中にも、現在の働き方に満足している人が一定数いることがうかがえる。

  • 派遣社員として働き始めたきっかけ

    派遣社員として働き始めたきっかけ

20代では新卒から派遣社員として働くことに肯定的な傾向

新卒から派遣社員として働くことは選択肢としてありだと思うか聞いたところ、全体では「そう思わない」が34.1%となり、「そう思う」の31.5%を上回った。

年代別では、若い年代ほど「そう思う」と回答した割合が高く、20代では「そう思わない」を5ポイント以上上回った。

  • 新卒から派遣社員として働くことは選択肢としてありだと思うか

    新卒から派遣社員として働くことは選択肢としてありだと思うか

また、「派遣社員の仕事を通じて、市場価値が高まるスキル・経験が蓄積できているか」「今の派遣社員の経験は将来のキャリアに活かせると思うか」についても、若い年代ほど「そう思う」と回答する割合が高かった。

こうした結果から、若年層では新卒から派遣社員として働くことについても、経験やスキルを積める働き方として前向きに捉える人が一定数いることがうかがえる。

  • 年代別にみる派遣社員のスキル蓄積実感・キャリア

    年代別にみる派遣社員のスキル蓄積実感・キャリア

約5人に1人が職場で「派遣さん」と呼ばれることがある

派遣先の職場で、名前ではなく「派遣さん」と呼ばれることがあるか聞いたところ、19.4%が「ある」と回答した。

そのうち54.4%は、「派遣さん」と呼ばれることが「気になる」と回答。「部外者扱いされているように感じる」「名前で呼んでほしい」といった声があった。

一方、45.6%は「気にならない」と回答し、「仕方ない」「親しみがないほうがやりやすい」「割り切っている」といった意見もみられた。

呼ばれ方への受け止め方は分かれているものの、派遣社員と派遣先社員との間に一定の心理的距離がある可能性がうかがえる。

  • 職場で、名前ではなく「派遣さん」と呼ばれることがあるか

    職場で、名前ではなく「派遣さん」と呼ばれることがあるか

  • 「派遣さん」と呼ばれることを気にする理由/しない理由

    「派遣さん」と呼ばれることを気にする理由/しない理由

「派遣さん」と呼ばれる人は働きやすさや能力発揮の実感が低い傾向

「派遣さん」と呼ばれることがある人と、ない人の職場や仕事への意識を比較したところ、呼ばれることがある人は、ない人に比べて肯定的な回答の割合が全体的に低い傾向がみられた。

比較した項目は、「現在の職場は働きやすい環境だ」「派遣先からの評価は高い方だと思う」「自分の能力を十分に発揮できている」の3つ。

いずれも「そう思う(どちらかといえば、を含む)」と回答した割合が、呼ばれることがない人より低かったという。

  • 「派遣さん」と呼ばれる経験有無×派遣先への意識

    「派遣さん」と呼ばれる経験有無×派遣先への意識