マイナビは2026年9月18日、「派遣社員における生成AI活用の実態調査(2026年)」を発表した。本調査は2026年7月7日〜7月16日、派遣社員として勤務する20〜59歳の男女1,400人を対象に、WEBアンケート調査で実施した。

  • 派遣社員における生成AI活用の実態調査(2026年)

    派遣社員における生成AI活用の実態調査(2026年)

派遣社員の約半数が業務で生成AIを利用、25.5%が「AIがないと業務に支障」

派遣社員のうち、業務で生成AIを利用している人は49.8%で、約半数となった。

職種別にみると、「機械・電気・IT・エンジニア」(70.7%)、「オフィスワーク・事務」(64.7%)、「テレオペ・テレマーケティング」(52.0%)で利用率が高かった。事務職やIT関連職などを中心に、生成AIの活用が進んでいる実態がうかがえる。

  • 生成AIの業務利用状況

    生成AIの業務利用状況

また、生成AI利用者の25.5%が「AIがないと業務に支障が出る」と回答した。一部の派遣社員にとって、AIが業務遂行を支える重要なツールになりつつあるようだ。

  • AIがないと業務に支障が出ると思うか

    AIがないと業務に支障が出ると思うか

派遣社員の34.8%がAIによる仕事減少に不安、事務職・テレオペでは4割超

派遣社員のうち、「AIの進化によって自身の仕事が減少する不安がある」と回答した割合は34.8%だった。

職種別では、「テレオペ・テレマーケティング」(48.0%)が前年比5.4ポイント増、「オフィスワーク・事務」(44.8%)が前年比2.8ポイント増となり、いずれも4割を超え、前年から増加した。

  • AIの進化によって自身の仕事が減少する不安があるか

    AIの進化によって自身の仕事が減少する不安があるか

また、「AIの参入によって仕事内容や必要なスキルが変化したと思う」と回答した割合は、「機械・電気・IT・エンジニア」(41.3%)、「オフィスワーク・事務」(40.7%)で高かった。

  • AIの参入によって仕事内容や必要なスキルが変化したと思うか

    AIの参入によって仕事内容や必要なスキルが変化したと思うか

生成AI利用者に具体的な業務の変化を聞いたところ、AIによって業務量が「減った」と回答した割合は23.0%だった。業務の難易度については「簡単になった」が29.3%、自分で判断する機会については「減った」が30.0%となった。

派遣社員の中には、AIの進化や活用の広がりによって、仕事内容や求められるスキル、業務の進め方に変化を感じている人がいることがうかがえる。こうした変化を背景に、自身の役割や将来の仕事に不安を感じる人も一定数いると考えられる。

  • 生成AI利用者が感じる具体的な業務の変化

    生成AI利用者が感じる具体的な業務の変化

生成AI利用者の26.7%が派遣先の利用ルールは明確でないと回答

業務で生成AIを利用している人に、派遣先の生成AI利用ルールは明確だと思うか聞いたところ、26.7%が「そう思わない」と回答した。

生成AIの活用が広がる一方で、業務で利用する際のルールの明確化や周知について、課題を感じている人もいるようだ。

  • 派遣先の生成AI利用ルールは明確だと思うか

    派遣先の生成AI利用ルールは明確だと思うか