映画『ないものねだりの君に光の花束を』 (11月20日公開)の完成披露試写会が20日に開催され、原菜乃華、作間龍斗(ACEes)、向井怜衣、吉沢悠、眞島秀和、安藤尋監督、汐見夏衛氏が登壇した。
向井怜衣、アイドルファン役を演じる上で参考にした存在とは
本作で、原演じる影子の親友で、アイドルの推し活をしている遠藤羽奈を演じた向井。冒頭の挨拶では、撮影当時は現役高校生だったことに触れ、「ちょっと初々しさもありつつ、ちょっと恥ずかしい気持ちもあるんですけど」と明かしながら、「この場にいる誰よりも緊張していて、(心臓の)バクバクがちょっと止まらないんですけど、最後まで楽しんでお話しできるように頑張りたいと思います」と語った。
進行を務めた奥浜レイラから、誰かを熱心に応援する羽奈の気持ちに共感できる部分があったかと聞かれ、向井は「私、人生で一回も推しっていうものができたことがなくて」と答えた上で、「最初にオタクっていう役をいただいた時に、どうしようっていう不安がすごく多かったんですけど」と回顧。そんな向井が参考にしたのは、自身が飼っている愛犬の“ベンケイ”だったという。
向井は「よくよく考えてみたら、私、ワンちゃん飼ってるんですよ。もう本当にワンちゃんが大好きで、ベンケイっていう名前なんですけど、愛してやまなくて」と紹介。続けて、「ベンケイのためにお昼ご飯をワンちゃんのレストランからウーバーしてあげるとか、お洋服たくさん買ってあげるとか。よく考えてみたら、愛するものにたくさん投資をしてるなって、お金をかけているなって思ったら、それも推し活に通ずるんじゃないかなと思って、気持ち分かるなと思いました」と、役への共感につながったことを明かした。
向井怜衣、原菜乃華の気遣いに感謝
イベント後半では、登壇者同士で感謝やエールを送り合う企画も実施された。
向井は、影子を演じた原に向けて、撮影期間は短かったと振り返りながら、「すごく緊張でバクバクしていた私に、ふわふわした雲みたいなオーラで、すごく気さくに話しかけてくださったりとか」と感謝。さらに、休憩時間の原の様子にも触れながら、「本当にたくさん励まされてました」と思いを伝えた。
これを受け、原も「学校の撮影で怜衣ちゃんと一緒のシーンの時間はすごく長かったわけではないんですけど」としながらも、「本当に可愛らしさと明るさで、会うたびにとっても元気をもらってたし、羽奈そのものといいますか、影子が羽奈に惹かれるところは、そういう温かさなんだろうなっていうのを本当に現場で思って」と語り、「ベンケイの話もたくさん聞いて、すごく楽しい時間を過ごさせてもらいました」と笑顔を見せた。
また、作品のタイトルにちなみ、自分にはないもので欲しいものを発表する企画では、向井が「年の差のお兄ちゃん」と回答した。向井自身は、年齢の近い姉がいると明かし、「ケンカばっかりだったんですけど」と振り返りながら、友人が兄に迎えに来てもらったり、「お兄ちゃんかっこいい」と話したりする様子がうらやましかったと説明していた。
映画『ないものねだりの君に光の花束を』ストーリー
「私は永遠の脇役だ」――そう思いながら生きてきた高校生・影子(原菜乃華)。ある日、人気急上昇中のアイドルで同級生の真昼(作間龍斗)と図書委員になったことをきっかけに、二人の距離は縮まっていく。
しかし、勉強も性格も完璧に見えた彼には、誰にも打ち明けられない壮絶な過去と深い傷があった。やがてその過去が明るみとなり、好奇の目と SNS に溢れる言葉に追い詰められる真昼。そんな彼の「逃げたい」という小さな叫びに手を差し伸べたのは、影子だった。
光の中で傷ついた真昼と、影の中で居場所を探してきた影子。互いの痛みに触れながら、“生きる意味”を見つけようとする二人の旅が、今、始まる――。

