映画『ないものねだりの君に光の花束を』 (11月20日公開)の完成披露試写会が20日に開催され、原菜乃華、作間龍斗(ACEes)、向井怜衣、吉沢悠、眞島秀和、安藤尋監督、汐見夏衛氏が登壇した。

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吉沢悠、作間龍斗のダンスシーン撮影を振り返る

本作で、作間演じる人気急上昇中のアイドル・真昼のマネージャー・長谷川幸次を演じた吉沢。普段はマネージャーにサポートしてもらう立場だが、今回は逆の立場になれたことが面白かったと振り返った。

また、「やはり現場でマネージャーさん目線といいますか、真昼をそういう目で見る瞬間が多かった」といい、「先ほど、“特別”と“普通”の話が出てきましたけど、その特別側にアイドルという存在はあるんですね。そこを作間さんがご自身がアイドルをやられているのに、また自分とは違うアイドル像をどういうふうに作られていくんだろうっていう興味がまずあった」と明かした。

そして、印象に残っている場面としてダンスシーンを挙げた吉沢。撮影では、作間が振付師と振り付けを確認する時間が10~15分ほどあったそうで、「周りのスタッフさん、僕も含めて声をかけられないぐらいの空気があったんですよ。いい意味で」と回顧する。

続けて、「『寄ってくんなよ』じゃなくて、このシーンを絶対にアイドルのパートとしてしっかり決めるんだっていう、役に落とし込もうとしてる作間さんの思いをすごく感じて」と説明し、「そういうシーンを大事にしている作間さんの姿を、マネージャー目線で見られたのはすごく楽しかったですし、いい時間だったなと思いましたね」と称賛した。

これを聞いた作間は、「普段やってるものを映像に生かせる唯一といえば唯一のシーンだったので」と話しつつ、「その集中力を現場中に張り巡らせて、みたいなのは、そんなに意識してなかったですね。なので、今聞いて『あっ、そんな感じだったんだ』って」と驚いた様子。さらに、吉沢は「ちょっとギアが1、2段階上がった感じがあったんですよ」と伝えた。

また、普段のダンス練習でも同じように集中しているのかと聞かれると、作間は「僕、多分普段そんなに鏡を見て、自分と向き合うみたいな時間を作らないタイプなので」と明かし、「逆に真昼はそういうアイドルなんだなっていうので、真昼モードになってるじゃないですけど、そういう時間だったのかなと思いました」と語った。

作間龍斗、吉沢悠に感じた安心感「リアルマネージャーさんぐらい」

イベント後半では、登壇者同士で感謝やエールを送り合う企画も実施された。

吉沢は作間に向け、「作間くん自身がアイドルをやられてる中で違うアイドル像をやるっていうのは本当に大変だったと思います」と語りかけ、「自分にしか分からない感覚とか気持ちもあったと思いますけど、その中で真昼の影と光を演じなきゃいけないところもすごく難しかったと思います」と、その苦労を思いやる。

その上で、「これまでもたくさんのファンの方が応援してくださったと思いますけど、今回、新たな一面がこの映画で映されていると思います。陰ながらこれからも応援します」とエールを送った。

これに作間は、「現場中は本当にリアルマネージャーさんぐらいの安心感が吉沢さんにはあって」と感謝。「今も久しぶりに会ったんですけど、どこか落ち着く空気感で。(ダンスのシーンについて)びっくりするお話とかもいろいろ聞けて、これからも頑張りたいと思います」と語った。

なお、作品のタイトルにちなみ、自分にはないもので欲しいものを発表する企画では、吉沢が「作間くんのダンススキル」と回答。「僕は踊りはダメなんですよ」と話し、「カッコよくてね。ステップを踏んでるところから指の先までキレイじゃないですか」「あんなふうになれたらいいなと思って見ていた」と作間を絶賛すると、作間は「そんな見てくださったんですか」と反応していた。

映画『ないものねだりの君に光の花束を』ストーリー

「私は永遠の脇役だ」――そう思いながら生きてきた高校生・影子(原菜乃華)。ある日、人気急上昇中のアイドルで同級生の真昼(作間龍斗)と図書委員になったことをきっかけに、二人の距離は縮まっていく。

しかし、勉強も性格も完璧に見えた彼には、誰にも打ち明けられない壮絶な過去と深い傷があった。やがてその過去が明るみとなり、好奇の目と SNS に溢れる言葉に追い詰められる真昼。そんな彼の「逃げたい」という小さな叫びに手を差し伸べたのは、影子だった。

光の中で傷ついた真昼と、影の中で居場所を探してきた影子。互いの痛みに触れながら、“生きる意味”を見つけようとする二人の旅が、今、始まる――。