星野リゾートが展開するホテルブランド「リゾナーレ」は2027年9月10日、「リゾナーレ福井」を勝山市長尾山総合公園「かつやま恐竜の森」内(福井県勝山市)に開業する。
コンセプトは「恐竜の森のデザイナーズホテル」
同施設が位置するかつやま恐竜の森は、「フクイラプトル」や「フクイティタン」などの新種恐竜化石が多数発掘されている日本屈指の恐竜化石発掘地。約1億2000万年前の地層と恐竜の化石が眠るロマン溢れるロケーションを最大限に活かし、「恐竜の森のデザイナーズホテル」をコンセプトとした。外観はアカマツが群生する長尾山の豊かな自然に馴染むよう、松ぼっくりを想起させる円柱形のデザインを採用。館内では化石が眠る「地層」や「大地」をテーマにした空間を展開し、四季折々の自然環境に包まれる滞在を叶える。なお、予約受付の開始は2027年4月を予定している。
最上階の「パノラマ・ウェルネスフロア」
施設の最上階には、リゾートでのリフレッシュを叶える「パノラマ・ウェルネスフロア」を設ける。視界を遮るもののない高台から、勝山の雄大な山々と九頭竜川のダイナミックな景色を見渡すことができる開放的な空間。フロアのなかでも特等席となるのが「パノラマプール」。大自然の絶景を眼下に望みながら、心身ともに自然と一体になるリラックスタイムを提供する。
デザインはクライン ダイサム アーキテクツが担当
同施設のデザインアーキテクトは、クライン ダイサム アーキテクツが担当する。同社は、記憶に残るアイコニックな建築とヒューマンスケールで居心地のいい空間デザインを通じ、ディスティネーションとなる「楽しくてまた訪れたくなる場所」づくりに取り組んでいる。代表作に「代官山T-SITE/蔦屋書店」や「GINZA PLACE」などがある。また、Dezeen Awards 2021において「Hospitality building of the year」に選ばれた「リゾナーレ那須」(栃木県那須郡)の「POKO POKO」や、TIME誌「The World’s Greatest Places of 2026」に選出された「リゾナーレ下関」(山口県下関市)のデザインも手掛けており、本施設でも地域の特色を活かした空間デザインで、新たな魅力を生み出している。
官民連携の取り組み
同事業は、勝山市が管理するかつやま恐竜の森において、民間活力を利用して観光振興を図る、Park-PFIのスキームを活用した事業である。2021年の公募型プロポーザルにおいて、星野リゾートを含む企業グループが事業者として選定され、計画を進めてきた。同社はホテルの運営だけにとどまらず、公園全体の運営管理にも関与し、公園全体の魅力向上、にぎわい創出を目指す。また、同社は2022年に福井県と「リゾートホテル整備運営に関する協定」を締結しており、同事業は協定に基づく第1号案件となる。

