2023年11月3日に公開された東宝映画『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』(監督・脚本・VFX/山崎貴)は興行収入76.5 億円を突破し、さらにはアジア初となる第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞をはじめ、国内外の映画賞で50以上の最優秀賞を受賞する快挙を達成し、世界中でゴジラ大旋風を巻き起こした。

  • 『ゴジラ-0.0』ゴジラ因縁の地・銀座にキャスト&監督が集結

    『ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)』左から、そろってゴジラポーズを決める田中美央、山田裕貴、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、神木隆之介、浜辺美波、長澤まさみ、田中泯、山崎貴監督

あれから3年、2026年11月3日に待望の「続編」映画『ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)』が公開される。10月19日には、東京・日比谷のTOHOシネマズにて公開に先駆け「ジャパンプレミア」が開催。すでにアメリカ・ニューヨーク映画祭にて9月26日に世界初上映が行われたが、日本のゴジラファンにはこの日が初めての『ゴジラ-0.0』上映となった。

  • 『ゴジラ-0.0』メインビジュアル

    『ゴジラ-0.0』メインビジュアル

上映前舞台挨拶では主演の神木隆之介をはじめとするメインキャストと山崎貴監督が登壇。その後、銀座に場所を移し、廃線となった高速道路「KK線」にてゴジラ映画史上初となる「銀座レッドカーペットアライバル」が開催された。

日本最速公開! 神木隆之介「ついにこの日が」

『ゴジラ-0.0』は、2023年公開『ゴジラ-1.0』の「2年後」を描いた物語。前作で猛威をふるった巨大怪獣ゴジラがふたたび来襲し、人々をさらなる恐怖と絶望に追い込んでいく。

  • ジャパンプレミアを開催、ステージに結集した『ゴジラ-0.0』キャスト陣と山崎貴監督

    ジャパンプレミアを開催、ステージに結集した『ゴジラ-0.0』キャスト陣と山崎貴監督

  • 神木隆之介さん

    神木隆之介さん

本作の主人公・敷島浩一を演じる神木隆之介は「ついに、日本のみなさまに観ていただける、この日が来たと楽しみにしていました!」と、ジャパンプレミア開催と共に、映画の日本公開日が間近に迫っていることへの喜びと興奮を明かした。

  • 浜辺美波さん

    浜辺美波さん

ゴジラに襲われながらも奇跡的に一命をとりとめ、本作では敷島の妻となった典子役・浜辺美波は「こんなにたくさんのゴジラファンのみなさまに映画を楽しんでいただけること、嬉しく思います。前作を越えられるよう、みんなで一致団結して取り組んだ作品です」と、日本最速で本作を観ることになるゴジラファンへのメッセージを贈った。

  • 山田裕貴さん

    山田裕貴さん

「新生丸」の乗組員・血気盛んな若者の水島四郎を演じる山田裕貴は「日本で最速、みなさんはラッキーですね~。今、いろんな映画館にゴジラのポスターが貼られていて、エレベーター全体にゴジラがあしらわれていたりして、いよいよ公開されるんだと実感しています。めちゃくちゃ凄い映像が待っています!」と興奮気味に、本作が日本のファンたちのもとへ届けられる日がやってきたことへの喜びを表した。

  • 佐々木蔵之介さん

    佐々木蔵之介さん

「新生丸」艇長で、面倒見のよい人情家・秋津清治を演じる佐々木蔵之介は「前作の『ゴジラ-1.0』に続き、今回も舞台挨拶のステージに登壇できて、嬉しく思います。この日が来るのを楽しみにしていました」と、前作から2年後の日本を舞台とした『ゴジラ-0.0』に参加できた喜びを、今一度かみしめるかのように挨拶した。

  • 田中美央さん

    田中美央さん

駆逐艦「雪風」の元艦長・堀田辰雄を演じる田中美央は「『ゴジラ-1.0』から引き続き出演させていただき、光栄でございます。熱い映画が始まりますので、ぜひご期待ください!」と、威厳と重厚感に満ちたよく通る声で挨拶を行った。

  • 長澤まさみさん

    長澤まさみさん

新キャストのひとり、気象台から大型災害対策事務局に出向中の天才気象予報官・青山真琴を演じる長澤まさみは、2004年公開の『ゴジラFINAL WARS』以来12年ぶりの「ゴジラ」出演となる。長澤は「ゴジラ作品に帰ってきたことを、とても嬉しく思っています。たくさんの方たちに楽しんでいただきたいと思います」と語り、客席に晴れやかな笑顔を向けた。

  • 田中泯さん

    田中泯さん

新キャスト、戦争によって心に深い傷を負った生物学者・村上寛治を演じる田中泯は「必死な思いで演じたつもりです。みなさん楽しんで……楽しめるかな? わかりませんが(笑)」と、ストーリーの深み、重みをダイレクトに感じると単純に楽しんでいられないかのような、意味深なコメントを残した。

  • 吉岡秀隆さん

    吉岡秀隆さん

前作ではゴジラを撃退するための重要な作戦を立案し、本作で大型災害対策事務局の局長となった野田健治役の吉岡秀隆は「みなさん、腹を決めてご覧になってください」と、ゴジラに対抗する人類の代表的人物を演じる上での責任を感じているかのように、観客にも覚悟を決めて観てもらいたいと語った。

  • 山崎貴監督

    山崎貴監督

前作に引き続き、監督・脚本・VFXを手がけた山崎貴監督は「たくさんの方たちがワクワクしながら待っている姿を、ようやく日本で見られたのが嬉しいです。スタッフ、キャスト一同、全力で取り組んだ作品。ガッツリ受け止めてください」と語り、『ゴジラ-0.0』の出来栄えについての手ごたえ、自信のほどをのぞかせた。

「新生丸、潰れてないかな」佐々木蔵之介、山田裕貴、田中美央、続投に喜び

日本で生まれた大怪獣スター・ゴジラは今や、世界中で愛される存在となった。本作も世界中のファンから期待を寄せられているが、これについて山崎監督は「とはいえ、和製ゴジラですから、まずは日本の人たちに観ていただいて、好きになってもらいたい」と、日本のゴジラであることを改めてアピール。神木はそんな山崎監督について「山崎監督は、『ゴジラ-1.0』で“世界のタカシ”になりましたからね」とたたえると、山崎監督から「その言い方やめろって(笑)!」といいリアクションが入った。

  • 『ゴジラ-1.0』で「世界のタカシ」となった山崎監督を称える神木さんと浜辺さん

    『ゴジラ-1.0』で「世界のタカシ」となった山崎監督を称える神木さんと浜辺さん

続けて神木は「現場では、監督がいちばんゴジラを愛していて、凄い映像を取りたいという一直線な熱がありました」と、キャスト、スタッフともにいかにして山崎監督に喜んでもらえるか、熱量にあふれる仕事をしようと意欲を燃やし、それらの相乗効果で本作のクオリティが高まったと明かした。

  • 笑顔の山崎監督

    笑顔の山崎監督

  • 浩一と典子が夫婦となり、両者の演技に変化があったと語る浜辺さん

    浩一と典子が夫婦となり、両者の演技に変化があったと語る浜辺さん

『ゴジラ-1.0』でのさまざまな出来事を経て、本作では浩一と典子。娘・明子がほんとうの「家族」となったことについて浜辺は「この2年間、家族として生活を営んできたと、違和感なく受け入れていただくのが大切だと思っていましたので、お芝居も変化した部分があると思います。この映画の中でも変化を表現しており、そういうところは頑張りました」と、前作から本作にかけて浩一、典子、明子の家族関係を説得力あるものにしようと努力したことを打ち明けた。

  • 台本を初めて読んだときのことをふりかえる山田さん、佐々木さん

    台本を初めて読んだときのことをふりかえる山田さん、佐々木さん

台本を読んだときのことをふりかえり、山田は「この時代に水島が存在していることが嬉しかった。新生丸の乗組員はゴジラと直接対峙しているメンバーなので、新たにゴジラに対して恐怖を抱くよう想像していました」と、水島として続投できる喜びを表しつつ、初心を大事にしてゴジラとの関わり方を意識したと語った。

佐々木は「新しい映画では新生丸、潰れてないかなって心配していました(笑)。前作では『誰かが貧乏くじを引かなきゃいけないんだ』なんて、偉そうなことを言っていましたけど、ゴジラの圧倒的な力に俺たちは無力だった。今回の俺たちはどうなのかと考えながら、台本を読んでいました」と、民間の木造船でゴジラに立ち向かった新生丸メンバーの今回の「活躍」に思いをはせつつコメントした。

  • 続編に堀田の出番はあるのか? と最初は不安だった田中(美央)さん

    続編に堀田の出番はあるのか? と最初は不安だった田中(美央)さん

堂々した貫禄で雪風の乗組員を支えた堀田元艦長は、『ゴジラ-1.0』屈指の人気キャラクターとなった。田中(美央)は「前作の撮影が終わった直後、山崎監督にご挨拶して『続きがあれば、よろしくお願いします』と言ったのですが、そのときは『もう続きはありません』と返されたんです(笑)。だから今回の台本は、堀田がいつ出てくるんだろうと半信半疑で読みました」と、まさかの堀田再登場の喜びを噛みしめつつコメントした。

  • 長澤さんとの楽しい時間について話す吉岡さん

    長澤さんとの楽しい時間について話す吉岡さん

ゴジラに挑む人類として重要な位置にいる吉岡は「現場はなかなかたいへんでした。貧乏くじを引いたのは僕でしたね。でも長澤さんといっしょにバーベキューができてよかったなあ」と、長澤との楽しいひとときについてふりかえったため、山田たちから「いいなあ……」とうらやましがられていた。

  • 時代と共に移り変わる「ゴジラ」像について語る長澤さん

    時代と共に移り変わる「ゴジラ」像について語る長澤さん

長澤は「ゴジラは時代を写す鏡のような存在、時代によってイメージが変わってきているのが凄いところです。山崎監督が作るゴジラには、私たちの生活に入り込んできそうな現実味を感じています。活き活きとしたゴジラ像が映画の中にあるって印象です」と、フルCGで生物感たっぷりに描かれるゴジラの迫力、リアルさが映画を支えていることを説明した。

  • 浜辺さん

    浜辺さん

『ゴジラ-1.0』および『ゴジラ-0.0』に近い時代、終戦直後の昭和20(1945)年に生まれた田中(泯)は、「空襲で燃やされた東京で生まれた記憶は、子どものころからずっと自分の中に生き続けている。それで今回、ゴジラの映画に出ることになり、うわ~~と思った」と、1954年公開の第1作『ゴジラ』に込められた「戦争反対」の強いメッセージ性を今一度再確認するかのような言葉を残した。

  • 田中(泯)さんと山崎監督

    田中(泯)さんと山崎監督

撮影については「ほとんど震えっぱなし。初号を観ても震えていて、後で思い出してまた震えました。こんなに震えた映画出演は初めてです」と、今回の現場がいかに特別だったかについて感想を語った。

初号試写で「喰らった」キャスト続出

神木は『ゴジラ-0.0』の初号試写を観たときの感動と興奮を伝えようと、山崎監督に電話で感想を熱く語ったという。このエピソードについて、山崎監督が「神木からの電話が長い」とボヤいていたような記事が発表され、神木が少々ショックだったと打ち明けていた。

  • 山崎監督に電話し、映画の感想を熱く語った神木さん

    山崎監督に電話し、映画の感想を熱く語った神木さん

山崎監督は「あれはネタで言いました。キャストからそんな熱のこもった電話が来たら、嬉しいものですよ」と、出演者から熱い感想を聞けたことは嬉しかったと今一度強調し、神木を喜ばせた。

  • 山崎監督に映画の感想を伝えきれなかった浜辺さん

    山崎監督に映画の感想を伝えきれなかった浜辺さん

浜辺は「ゴジラでしか感じられないような映像体験のすばらしさを監督に伝えたかったんですけど、関係者の方たちが監督を囲んでいて、その中に入ることができず、あまり伝えきれませんでした」と、試写のあと山崎監督に話しかけるタイミングが来るまで待っていたにも関わらず、熱い感想を伝えることができなかったと残念そうに話した。

  • 『ゴジラ-0.0』の映画的迫力と重みに圧倒された吉岡さん

    『ゴジラ-0.0』の映画的迫力と重みに圧倒された吉岡さん

吉岡は本作の試写を観た感想として「映画を観てから2日半ほど、ごはんが食べられなくなりました。それだけのショックがありました。僕を救ってくれたのは、山崎監督の『続・三丁目の夕日』そして『永遠の0』でした。精神的に復活し、立ち直るまでなかなか時間がかかりました。本当に『喰らい』ました。『喰らった!』って感じです」と語り、『ゴジラ-0.0』の試写でかなりの衝撃を受けたことを明かして、山崎監督を驚かせた。

  • 本作の衝撃度の強さについて話す長澤さん

    本作の衝撃度の強さについて話す長澤さん

長澤も「吉岡さんと同じく、『喰らった!』っていう感想です。すごいものを観てしまったというような。試写のとき、終わってもすぐには立ち上がることができませんでした」と、本作から受けた衝撃の強さについてしみじみふりかえった。

  • 締めの挨拶をする神木さん

    締めの挨拶をする神木さん

最後にマイクを握った神木は「映画を楽しんでいただき、愛していただけたら……と思っております。……と、僕の挨拶はここまで。締めるところは、世界の山崎貴監督にお任せします!」と、山崎監督に「締め」をゆだねた。

  • 『ゴジラ-0.0』をぜひ多くの方々に観てほしいと語る山崎監督

    『ゴジラ-0.0』をぜひ多くの方々に観てほしいと語る山崎監督

山崎監督は「映画にはいろいろな制約がありまして、ゴジラはファミリー向け映画ですし……。しかし今回は東宝の方たちとお話をして、かなり『攻めた』描写を許していただいて作っています。これが僕のほんとうにやりたかったゴジラ。みなさんもぜひ『喰らって』ほしいです!」と、前作で培った怪獣映画のノウハウを活かし、さらなるパワーアップを狙ったのが『ゴジラ-0.0』だと胸を張りつつ、イベントを締めくくった。

続いて、前作『ゴジラ-1.0』でゴジラが蹂躙した"ゴジラの聖地"ともいえる銀座に場所を移しての「銀座レッドカーペットアライバル」の様子をレポートする。