我が強い人に悩まされていませんか? 自分の意見や考えをもつことは決して悪いことではありませんが、主張の仕方によっては「頑固」「わがまま」というマイナスな印象が目立ってしまいますよね。本記事では、我が強い人の特徴や原因、性格を修正する方法について詳しく解説します。
「我が強い」とは?
「我が強い」とは、自分の意見や考え、感情などを強く主張し、簡単には他人に合わせない性格や傾向を指します。「自分はこう思う」「こうしたい」という意思がはっきりしており、周囲の意見に流されにくいのが特徴です。ただし、場面によっては「自分の意見がある」と好意的に見られることもあれば、「頑固で扱いにくい」と思われることもあります。
我が強い人の特徴
我が強い人には、物事のとらえ方や人との接し方に特徴があります。ここでは代表的な傾向を紹介します。
自分の意見を曲げない
自分が「こうだ」と思ったら、簡単には考えを変えないのが特徴です。周囲から別の意見を出されても、自分なりの考えや信念を優先し、納得するまで譲ろうとしません。自分の考えを大切にする反面、状況に応じて考えを変えることは苦手だといえます。
自分の思いどおりにならないと不満を感じる
物事が自分の予定や期待どおりに進まないと、強い不満を感じることも多いです。予定変更や意見の食いちがいを素直に受け入れられず、その不満が態度に出てしまうことも。自分の希望を通したいという気持ちが強いと、周囲を困らせるところもあるでしょう。
負けず嫌いで人と張り合う
人に負けたくないという気持ちが強く、周囲とつい張り合ってしまうのも特徴です。仕事の成果や知識、能力などを比較し、自分のほうが優れていることを周囲にアピールしようとしたり、競争になると熱くなり必要以上に対抗意識をもってしまったりします。
自分の考えに強い自信がある
自分なりの判断に強い自信をもち、周囲から指摘や反対意見を受けても、自分の考えを疑うことがありません。自分のほうが正しいと考えるあまり、相手の意見を十分に検討せず、自分の考えを相手に押しつけてしまうこともあります。
否定されることへの不安がある
我が強い態度の裏側に、否定されたくないという不安が隠れている場合もあります。意見を否定されると、自分自身まで否定されたように感じ、反論したり正しさを証明しようとするのです。
自分の気持ちを優先する
「こうしたい」「こう感じる」という自分の気持ちを強く意識し、それに沿って行動します。自分の感情に素直である一方、気持ちが先行すると、相手の意見に耳を傾けたり、別の選択肢を考えたりする前に、自分の望む方向へ進もうとしてしまうことも。
我が強いことのメリット
「我が強い」と聞くと、よくない印象をもつ人もいるでしょう。しかし、自分の意思をもって行動できることは、仕事や人間関係で強みになる場合もあります。ここでは、我が強い性格が生かされる場面を紹介します。
自分の意見をしっかり伝えられる
自分がなにを考えているのかを具体的に言葉にできるため、相手に意思がしっかり伝わります。遠慮してあいまいな態度をとることがなく、必要な場面では自分の希望や考えを主張でき、仕事での提案や交渉をする際に、その積極性を生かせます。
周囲に流されにくい
周囲が反対していたり、場の雰囲気に流されそうになったりしても、自分で考えて行動できるのは大きな強み。多数派の意見だけで判断せず、自分が納得できる選択をするため、周囲とは異なる意見が求められる場面で存在感を示せます。
リーダーシップを発揮しやすい
自分の考えをもち、迷わず判断できるので、リーダーシップを発揮しやすい傾向があります。周囲が迷っているときにも方向性を示し、先頭に立って行動できるでしょう。チームを動かす力にもつながります。
我が強いことのデメリット
我が強いことは必ずしも悪い性格ではありませんが、自分の考えや気持ちを優先しすぎると、周囲との関係に悪影響を及ぼすことがあります。ここでは主なデメリットを見ていきます。
周囲と衝突しやすい
自分の意見を強く主張し、相手の考えを受け入れられない状態がつづくと、周囲と衝突しやすくなります。特に、相手にも譲れない事情がある場合は、話し合いが平行線になってしまいがちです。
「自分勝手」と思われることがある
自分の考えやペースを優先することが続くと、周囲から「自分勝手な人」と思われることも。本人に悪気はなくても、周囲との相談や歩調合わせが少ないと、相手には「自分のことしか考えていない」と受け取られてしまうのです。
孤立する場合がある
反対意見を受け入れなかったり、何度も自分の主張を押し通したりすると、周囲が意見を言いづらくなります。その結果、「なにをいっても聞いてもらえない」と感じた人から、徐々に距離をおかれていくことになってしまうでしょう。
我が強い性格をなおす方法
我が強い性格は、必ずしもなおす必要があるものではありません。ただ、周囲との衝突が多い、意見を聞き入れてもらえないと感じるならば、少しずつ言動を変えていくことが求められます。ここでは具体的な方法を紹介します。
相手の意見を最後まで聞く
まずは、相手の意見を最後まで聞くことを意識しましょう。途中で反論したくなっても、口をはさまずに最後まで聞くことで、相手がなにを伝えたいのかを理解しやすくなります。自分とは異なる考えを知るきっかけにもなるでしょう。
自分の意見を押し通す前に一度考える
なんでも自分の希望を通そうとするのではなく、「ここは譲れない」という部分と「相手に合わせても問題ない」部分を分けて考えてみましょう。すべてにこだわる必要はないと気づけば、周囲との不要な対立を減らせます。
間違いを素直に認める
間違いを指摘されたときは、言い訳をする前に「自分にも落ち度があった」と認めるようにしましょう。間違いを認めることは、負けることではありません。素直に謝ったり訂正したりする姿勢が、周囲からの信頼につながります
「自分が正しい」と決めつけない
「自分の考えが正しい」と決めつけず、「相手には相手なりの理由がある」と考えてみましょう。同じ出来事でも、人によって感じ方や考え方は異なります。すぐに正誤を判断せず、相手の立場から考えることで、物事を柔軟にとらえることができるようになります。
我が強い人とのトラブルを避ける方法
周囲に我が強い人がいて困っている場合はどうしたらいいのでしょうか。ここでは、トラブルを避けるための方法を紹介します。
相手の意見を否定しない
話をするとき、最初から相手の意見を否定しないことがポイントです。「そういう考え方もある」と一度受け止めてから自分の意見を伝えることで、相手も落ち着いて話を聞きやすくなります。まずは相手の主張を受け止めることが、対立を避ける第一歩です。
自分の意見は冷静かつ明確に伝える
相手に合わせすぎず、自分の意見も冷静かつ明確に伝えましょう。「わたしはこう考えています」と主語を自分にすることで、相手を責める印象を抑えられます。相手を説得しようとするよりも、自分の考えを簡潔に伝えることを意識しましょう。
感情的な口論を避ける
相手の言い方に腹が立っても、感情的になって言い返すのはやめましょう。お互い熱くなると、意見の内容ではなく、言い方や態度をめぐる言い争いになってしまいがちです。冷静さを保てないと感じたら、いったん間をおくのも有効な方法です。
適度な距離を保つ
なにを言っても衝突してしまう相手とは、無理に深く関わりすぎないことも大切です。仕事などで完全に離れるのがむずかしい場合でも、必要な連絡だけにとどめるなど、適度な距離を意識すると精神的な負担を減らせます。
第三者を交えて話し合う
当事者同士では話がまとまらない場合、信頼できる第三者に間に入ってもらう方法があります。第三者が入ることで、互いに感情的になりにくく、それぞれの主張を整理しながら話し合いやすくなります。職場なら上司や人事などに相談するのも一案です。
性格のちがいを知り、無理のない付き合い方を
自分の我の強さをなおしたい人は、相手の意見を最後まで聞き、譲れることと譲れないことを整理してみましょう。一方、我が強い人との関わりに悩んでいる人は、相手の意見を受け止めたうえで、自分の考えを冷静に伝えることが大切です。どちらの場合も、相手を無理に変えようとせず、必要に応じて距離をおくことも選択肢のひとつです。






