マイナビは2026年10月14日、「2026年9月度アルバイト・パート平均時給レポート」を発表した。本調査は2026年9月1日~9月30日、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人広告データを集計した。
全国の平均時給は1,312円、前月比9円増。「飲食・フード」は過去最高額に
2026年9月の全国平均時給は1,312円となり、前月から9円増加した。2026年の年間平均は現時点で1,301円となり、前年平均の1,298円を上回っている。
職種(大分類)別では、「飲食・フード」が1,219円となり、前月比4円増、前年同月比43円増で、調査開始以降の最高額を更新した。このほか、「レジャー・アミューズメント」(1,299円)、「エステ・理美容」(1,705円)、「軽作業」(1,274円)も過去最高額となった。
「飲食・フード」では、外食業界における外国人の特定技能1号の受け入れ見込数が上限に達している。こうした状況から、人材需要の高さがうかがえ、採用ニーズの高まりも時給上昇の背景の一つと考えられる。
前月比では全16職種のうち8職種が増加し、8職種が減少した。前年同月比では11職種が増加し、5職種が減少した。
平均時給が最も高いエリアは「関東」の1,375円、最低の「北海道・東北」と161円差
エリア別の平均時給では、一都三県を含む「関東」が1,375円となり、7エリアの中で最も高かった。前月比では5円増、前年同月比では横ばいとなった。一方、最も低かったのは「北海道・東北」の1,214円で、「関東」との差は161円だった。
2026年の地域別最低賃金の改定は、10月から都道府県ごとに順次発効する予定となっている。各県での施行に向けた動きが、エリアごとの平均時給に影響を与える可能性がある。
三大都市圏の平均時給は1,344円、ホテル・旅館を含む職種も過去最高額を更新
東京・名古屋・大阪が位置する首都圏・東海・関西を合わせた三大都市圏の平均時給は1,344円となり、前月から6円増加した。
職種(大分類)別では、「飲食・フード」(1,253円)、「レジャー・アミューズメント」(1,345円)、「エステ・理美容」(1,759円)、「軽作業」(1,308円)が過去最高額を更新した。さらに、三大都市圏ではホテルや旅館を含む「販売・接客・サービス」も1,287円となり、過去最高額を更新した。年末年始の繁忙期を見据えた人材需要が、求人時給に影響している可能性がある。
前月比では全16職種のうち8職種が増加し、8職種が減少した。前年同月比では11職種が増加し、5職種が減少した。
最低賃金の引き上げ額が全国トップの「佐賀県」、平均時給は1,190円
2026年度の地域別最低賃金の改定で、引き上げ額が全国トップの65円となった佐賀県に注目した。2026年9月の佐賀県の平均時給は1,190円で、「九州・沖縄」エリアの中で最も低かった。一方、最も高かったのは福岡県の1,245円で、両県の差は55円となった。
「九州・沖縄」エリアにおける県別平均時給の最高額と最低額の差は、2023年9月の188円から2026年9月には55円となり、133円縮小した。






