職場での何気ない会話や相談をきっかけに、「そんなことを聞かれるとは思わなかった」と驚いた経験はありませんか?

漫画「Z世代とはたらく」の過去回では、Z世代の後輩が先輩のもとを訪れ、「先輩、業務中イヤホンつけてもいいですか?」と相談する場面が描かれています。

仕事中にイヤホンを使いたいという突然の申し出に、思わず「え?」と驚く先輩。後輩がイヤホンをつけたい理由は、先輩にとっては予想外でもある意味では、「納得」の理由だったようです。

Z世代がイヤホンをつけたがった「ある理由」とは……?✅答えはコチラ!

  • 【漫画】「通勤時間も勤務か」「昼寝はOK?」…Z世代からのトンデモ相談の経験者は何割?

    Z世代の部下はなぜイヤホンをつけたいと相談してきたのでしょうか?

では実社会では、この漫画のようにZ世代の部下や同僚から、「意外な相談」を受けた人はどれぐらいいるのでしょうか。本記事ではアンケートに寄せられた回答から、実際に目撃したZ世代の奇妙な相談事をパターン別に紹介します。

Z世代に奇妙な相談をされた経験がある人は4割超

マイナビニュース会員301人に聞いたところ、44.5%が「Z世代の部下や同僚に奇妙な相談をされた経験がある」と回答しました。

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    「Z世代(18~30歳)の部下や同僚に奇妙な相談をされた経験はありますか」の質問には44.5%が「ある」と回答

Z世代の奇妙な相談例

それでは具体的にどのような相談があったのか、事例パターン別に特徴的なコメントを紹介します。

「仕事中にイヤホンをつけたい」

・「業務中に効率を上げるため音楽を聴きながら仕事をしたいと言われた」(43歳・男性)
・「業務中にイヤホンをしたいと言われた」(48歳・女性)
・「業務中に音楽を聴きたいと言われた」(40歳・女性)
・「『デスクにラジオ置いていいと思う?』って言われた」(28歳・男性)

まず紹介するのは、漫画と同じく、業務中のイヤホンや音楽の使用に関する相談です。特に印象的なのは、「業務中に効率を上げるため」という理由で音楽を聴きたいと相談されたケースです。

仕事中に音楽を聴くことを、集中力を高めるための工夫と捉える人もいれば、周囲とのコミュニケーションや業務への影響を心配する人もいるでしょう。上記の漫画では「課長の声を防ぎたい」という意外な理由が描かれていましたが、実際の職場でも、イヤホンや音楽を使いたいという相談が寄せられているようです。

「仕事が終わったので帰ってもいいですか?」

・「業務がすべて終わったら早めに帰れるか聞かれたこと」(45歳・男性)
・「業務が終わったので定時前に帰宅してもいいか聞かれた」(42歳・男性)
・「給料が下がってもいいので時短にしたいと言われた」(43歳・男性)
・「通勤時間も勤務になりますよね? と言われたことがあります」(45歳・男性)
・「なぜ残業しなければならないのか、と聞かれた」(48歳・男性)

仕事を終えるタイミングや勤務時間について、予想外の相談を受けたという回答もありました。「業務が終わったので定時前に帰宅してもいいか」という相談は、仕事が終わったことと、決められた勤務時間まで会社にいることをどう捉えるかという違いが表れたエピソードです。

また、「通勤時間が勤務時間に含まれるのか」「なぜ残業する必要があるのか」といった疑問も挙げられました。勤務時間に関するルールは会社や雇用条件によって異なりますが、日頃は当たり前として受け入れていることも、改めて質問されると説明が必要になるのかもしれません。

「電話に出たくない」

・「電話に出るのを免除してほしいと言われた(特に免除される理由もなく、単に嫌だから)」(41歳・男性)
・「電話対応をしたくないと言われた」(49歳・男性)
・「電話に出るのが嫌だと言われた」(44歳・女性)

職場での電話対応や連絡方法について、戸惑いを感じたという回答も寄せられています。中でも「電話に出るのを免除してほしい」という相談は、電話対応を通常業務の一部と考えている人にとって、意外に感じられたかもしれません。

「メモはスマホで撮ってもいいですか?」

・「支給されたパソコンではなく、スマートホンで文書を作成していいかと聞かれた」(46歳・男性)
・「メモをスマホで撮っていいか聞かれた」(24歳・女性)
・「資料のメモが面倒なので、スマホで写真を撮っていいかと言われた」(45歳・女性)
・「社内チャットツールで、上司にも絵文字やスタンプだけで返信していいか聞かれた」(49歳・男性)
・「仕事を自分のパソコンでやりたいと言われた」(35歳・男性)

仕事で使用する道具についても、さまざまな相談があったようです。メモをスマホで撮りたい、会社から支給されたパソコンではなく自分の端末で作業したいといった相談が見られました。特に「上司にも絵文字やスタンプだけで返信していいか」という相談は、職場でのコミュニケーションの距離感を考えさせられるものです。

便利なツールを積極的に使いたいという考えがある一方、会社には情報管理やセキュリティー、ビジネスマナーなどのルールもあります。本人にとって自然な使い方であっても、職場では確認が必要なことを理解してもらいましょう。

「オフィスにマイ枕を持ってきたい」

・「仕事の合間に筋力トレーニングをしたいと言われた」(39歳・男性)
・「昼寝をしてもいいか尋ねられた」(35歳・男性)
・「仕事中にお菓子を食べてもいいかどうか聞かれた」(41歳・女性)
・「オフィスにマイ枕を持ってきていいか聞かれた」(45歳・女性)
・「椅子の上であぐらを組みたいと相談された」(44歳・男性)

仕事中の過ごし方や休憩について、思わず驚いてしまいそうな相談も寄せられました。「仕事の合間に筋力トレーニングをしたい」「オフィスにマイ枕を持ってきていいか」など、具体的な場面が目に浮かぶ相談が並びました。

仕事の合間に身体を動かしたり、休憩したりすることを、気分転換の一つと考える人もいるでしょう。ただし、職場によって休憩の取り方や設備の使い方に関するルールは異なります。本人にとっては何気ない希望でも、周囲には意外な相談として受け止められることがあるようです。

「飲み会に友達を連れてきてもいい?」

・「飲み会などへの参加は絶対したくないときっぱり言われた」(49歳・女性)
・「飲み会に行きたくないけれど断っていいのか、と聞かれた」(48歳・女性)
・「飲み会に友達を連れてきたいと言われた」(25歳・女性)
・「歓迎されたくないのだがどうしたらいいか?と聞かれた」(48歳・男性)
・「会社の飲み会は時給が出るのかと聞かれた」(43歳・女性)

仕事そのものではなく、飲み会や歓迎会など、職場での付き合い方についての相談もありました。中でも「飲み会に友達を連れてきたい」という相談は、職場の集まりをどのような場として捉えているのか、考え方の違いがうかがえるエピソードです。

また、「会社の飲み会は時給が出るのか」という質問も印象的です。職場の人間関係を深めるための機会と考える人もいれば、勤務時間外の集まりに参加する意味を確認したい人もいるでしょう。

飲み会への参加を当然と考えるか、本人の希望を優先するかによっても、受け止め方は変わりそうです。

「タメ口で話してもいい?」

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    「あの…先輩…タメ口で話してもいい?」

・「なんで挨拶しないといけないのか? と質問された」(35歳・男性)
・「タメ口で話してもよいか」(35歳・女性)
・「言葉使いがわからないと言われました」(39歳・女性)
・「社名の由来を聞かれた」(46歳・男性)

挨拶や敬語など、職場での基本的なコミュニケーションに関する質問も挙げられました。「なんで挨拶しないといけないか?」という質問は、挨拶を当然の習慣と考えている人にとって、驚き以外の何物でもないでしょう。一方、「言葉使いがわからない」という回答からは、職場でどのように話せばよいのか、本人が迷っている可能性も考えられます。

職場のマナーは、本人が自然に理解できるとは限りません。普段は説明する機会の少ないルールも、改めて尋ねられることで、その意味を考えるきっかけになるのかもしれません。

「あの人はなんで怒っているの?」

・「他の先輩に嫌われているのか本当のことが知りたくて聞いてくる」(44歳・男性)
・「あの人がなんで怒っているのか意味がわからない、と言ってきた」(45歳・男性)
・「『わからないことがわからない』と言われたこと」(38歳・男性)
・「どう聞いてもハラスメントとは思えないのに、ハラスメントされたと相談を受けたことがある」(33歳・男性)
・「先輩のまともなお叱りを『意味がわからない』と言われた」(48歳・男性)
・「じゃあどうすればいいんですか、と逆切れされた」(48歳・女性)

人間関係や、職場での暗黙の了解に関する相談も寄せられています。「あの人がなんで怒っているのかわからない」「わからないことがわからない」といった言葉は、仕事を教える側と教わる側の認識が必ずしも一致していないことを感じさせます。

職場では、相手が何を考えているのか、どこまで質問してよいのかがわからず、戸惑うこともあるでしょう。相談する側と受ける側で、問題の捉え方が異なるケースもあるようです。

「もっと楽な仕事がしたい」

・「もっと楽な仕事をしたいと言われた」(42歳・男性)
・「自分の仕事を他の職員に振り分けていいかと聞かれたこと」(36歳・男性)
・「仕事を辞めて遊びたいという相談」(44歳・男性)
・「どうやって会社をうまく辞めれるかについて尋ねられた」(44歳・男性)

現在の仕事内容や、今後の働き方について率直に希望を伝えられたという回答も見られました。「もっと楽な仕事をしたい」という率直な希望や、自分の担当業務をほかの人に振り分けてもよいかという相談が挙げられました。こうした言葉を聞くと、仕事への意欲を心配する人もいるかもしれません。

ただ、負担が大きいことを伝えようとしていた可能性もありますし、働き方そのものを見直したいという希望だった可能性もあります。相談を受けた側がどう感じたかだけでなく、その言葉の背景にどのような事情があるのかも重要になりそうです。

「電気代を払うから電気工事をしてもいいか」

・「エアコンを設置してほしいと詰められた」(32歳・男性)
・「冬のオフィスで暖房が弱いため、電気代は自腹で払うので電気工事をしてもいいか聞かれたこと」(49歳・男性)
・「食堂に小型の冷蔵庫を置いていいか相談された」(30歳・女性)
・「私服勤務にしていいかと言われた」(49歳・男性)
・「髪をモヒカンにしたいといわれた」(49歳・男性)

職場の設備や服装、身だしなみに関する相談もありました。「髪をモヒカンにしたい」という相談は、職場での身だしなみに対する考え方の違いが表れたエピソードと言えそうです。一方、「電気代は自腹で払うので電気工事をしてもいいか」という相談からは、職場環境を改善するために、本人なりの解決策を考えていた様子もうかがえます。

もちろん、設備の変更には安全管理や施設のルールなども関係します。ただ、働きやすい環境や許容される身だしなみについて、個人と職場の考え方が異なる場合もあるようです。

職場の「当たり前」は人それぞれ

今回のアンケートでは、業務中のイヤホンやスマホの使用、勤務時間、電話対応、職場の飲み会、身だしなみなど、さまざまな相談が挙げられました。

特に印象的だったのは、「業務が終わったので定時前に帰宅してもいいか」「会社の飲み会は時給が出るのか」「なんで挨拶しないといけないのか」といった、普段はあまり疑問に思わない職場の習慣について、率直に質問するケースがあったことです。

その他では「仕事の合間に筋力トレーニングをしたい」「オフィスにマイ枕を持ってきていいか」など、具体的な場面が浮かぶ相談も寄せられましたし、勤務時間や職場でのコミュニケーションなど、さまざまな場面で考え方の違いが見られました。

もっとも、今回紹介したのは、回答者が実際に接した個人についての経験であり、Z世代全体に当てはまるものではありません。また、相談の内容だけでは、その人がどのような事情や考えから質問したのかまでは判断できないケースもあります。

それでも、普段は当たり前だと思っている職場のルールや習慣も、別の立場から見れば疑問に感じることがあるのは事実なようです。一見すると奇妙に思える相談でも、本人には何らかの理由があるのかもしれません。そんな小さな「当たり前のズレ」が、職場での何気ない会話を通じて表れることを覚えておきたいですね。

調査時期: 2026年10月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計301人
調査方法: インターネットログイン式アンケート