2026年11月6日より期間限定公開される東映Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』の完成披露舞台挨拶が9月30日、東京・新宿バルト9にて行われ、メインキャストと石田秀範監督がステージに登場。

2006年に放送された『仮面ライダーカブト』の20年後の世界を描く本作を、いち早くファンの方々に楽しんでもらうべく、撮影時の裏話など興味深いトークを披露した。なお今回の舞台挨拶は、全国約90劇場にてライブビューイング中継も行われた。

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  • 左から、小寺結花、加藤和樹、佐藤祐基、徳山秀典、荒木飛羽、石田秀範監督

    左から、小寺結花、加藤和樹、佐藤祐基、徳山秀典、荒木飛羽、石田秀範監督

「ただいま!」と帰還の挨拶

『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』は、宇宙生命体「ワーム」から人類を救ったマスクドライダーたちの20年後の姿と、彼らの新たな戦いを描くストーリー。人間とワームが共存する道を歩む中、かつての対ワーム組織ZECTは秘密裏に新しいマスクドライダーシステムを開発していた。その資格者として選ばれたのは、仮面ライダーガタック/加賀美新の息子・結(ゆい)だった……。

  • 仮面ライダーガタック/加賀美新を演じる佐藤祐基

    仮面ライダーガタック/加賀美新を演じる佐藤祐基

仮面ライダーガタック/加賀美新を演じる佐藤祐基は、客席からの「加賀美~~!!」という大きな歓声を受けて「ただいま!」と帰還の挨拶。

上映前の舞台挨拶ということで、映画をまだ見ていないファンに向け「楽しみにしてください!」と力強く呼びかけた。

  • 仮面ライダーザビー/仮面ライダーキックホッパー/矢車想を演じる徳山秀典

    仮面ライダーザビー/仮面ライダーキックホッパー/矢車想を演じる徳山秀典

仮面ライダーザビー/仮面ライダーキックホッパー/矢車想を演じる徳山秀典は「全国の隊員、兄弟たち、ただいま! たくさん笑って帰ってくれ。以上です!」と、独特のテンションで迫る矢車そのままのノリで挨拶し、ファンを喜ばせた。

  • 仮面ライダードレイク/風間大介を演じる加藤和樹

    仮面ライダードレイク/風間大介を演じる加藤和樹

仮面ライダードレイク/風間大介を演じる加藤和樹は「こんばんは、ただいま!」とクールかつにこやかに挨拶し、ファンの注目を集めた。

  • 加賀美結を演じる荒木飛羽

    加賀美結を演じる荒木飛羽

加賀美新の息子で高校生の加賀美結を演じる荒木飛羽は、マイクのスイッチを入れ忘れていたことに気づき、あわててスイッチを入れてから挨拶。

その様子を見た父親役の佐藤から「結!」とたしなめられて苦笑いする、ほほえましい場面が見られた。

  • 天道ヒカルを演じる小寺結花

    天道ヒカルを演じる小寺結花

結のクラスメート・天道ヒカルを演じる小寺結花は「私も、みなさんの声援を浴びたいので、やらせてください」とコール&レスポンスを求め「みなさん、こんばんはー!!」と元気よく挨拶。すると客席から「こんばんはー!」とファンからの熱い声援が押し寄せた。

  • 石田秀範監督

    石田秀範監督

『仮面ライダーカブト』テレビシリーズでも手腕をふるった石田秀範監督は、「ただいま。20年ぶりに帰ってきました」と抑えた口調で挨拶。そして「楽しんでもらえるかどうかわかりませんが、もし面白いかなと思ったら、拍手をください」と、あくまでも謙虚に、そして確かな自信を備えつつ、映画を楽しんでほしいと語った。

  • ファンの熱い声援を受け、興奮を隠せないキャスト陣

    ファンの熱い声援を受け、興奮を隠せないキャスト陣

徳山秀典、20年後のNGエピソード

『仮面ライダーカブト』20年ぶりの「完全新作」ストーリーが作られたことについて、佐藤は「20年前は台本を丸めてポケットにつっこんでいたスタッフが多かったのですが、今ではみんなデータを入れたタブレットを持ち歩いている。そして撮影でも、その場で合成のラフが観られるので、イメージの共有がとても容易になった。テクノロジーの進歩を感じました」と、20年という歳月を実感するコメントを残した。

  • 20年前と現在を比べ、撮影現場で変化したことは?

    20年前と現在を比べ、撮影現場で変化したことは?

石田監督は、当時20代の若手俳優だった佐藤、徳山、加藤が立派な大人の俳優に成長したのを見つめつつ「20年前は現場へ行くのがつらかった。今日も怒らなきゃいけないのか、どうすりゃセリフをしっかり言ってもらえるのか……(笑)」と、彼らをカッコいい仮面ライダーとして描くため、必然的に演出姿勢が厳しくなったことをふりかえった。

そして本作の撮影については「20年経つと、みんな成長するよね。芝居は上手になるし、NGの数も減るし、そのかわり、ああだこうだと言うようになったけど(笑)楽しい現場でした」と語って笑顔をのぞかせた。

  • 石田監督に怒られたエピソードを話す徳山

    石田監督に怒られたエピソードを話す徳山

徳山は撮影時のエピソードとして「佐藤くん演じる加賀美が矢車に声をかけるシーン、『矢車さん!』って言わないといけないのに『徳山さん!』って言うもんだから、芝居を続けようとしても笑いがこみあげてきて、石田監督から『ヘラヘラしてんじゃねえ!』と怒られました」と、とんだとばっちりを受けたことを明かした。

これを聞いた佐藤は「自信を持って言ってましたね、徳山さん! って(笑)」と、NGを出したことについて笑顔を交えて回想した。

  • 当時の小道具やスーツについてしみじみ語る加藤

    当時の小道具やスーツについてしみじみ語る加藤

今回、マスクドライダーの変身アイテムとなる各種「ゼクター」、およびライダーのスーツも当時と同じものが使用されている。加藤は「ゼクターもスーツも20年経って、ちゃんとそれなりのダメージを受けている(笑)。これを見たとき、グッとくるものがありました。20年経って、同じ役を演じることができるのは凄いし、ありがたいことだと思いました」と、しみじみ20年の歳月を噛みしめるかのように語った。

『カブト』と同世代の荒木飛羽&小寺結花

荒木は本作への出演が決まったと聞かされたときを振り返り「信じられなかったです。小さいころから憧れていた『仮面ライダーカブト』の世界に携わることができるなんて……」と感激していたことを打ち明けた。

  • 荒木さんは幼いころから『カブト』の大ファン。荒木さんが好きだった『カブト』のライダーは?

    荒木さんは幼いころから『カブト』の大ファン。荒木さんが好きだった『カブト』のライダーは?

2005年生まれの荒木は『カブト』放送当時1歳で、オンエアの記憶はないものの、ソフビフィギュアなどの玩具で遊んでいた幼少時の思い出が鮮烈だという。カブトの名前を聞いた佐藤は、荒木に「ガタックは?」と自身のフィギュアでは遊んでいないのかと尋ねると、「カブトだけでした」と返され、微妙な表情を残した。

  • 加賀美父子の熱い絆を語る荒木

    加賀美父子の熱い絆を語る荒木

撮影では、石田監督に怒られてばかりだったと話す荒木。徳山から「アフレコもたいへんだったでしょう」と、撮影済の映像に後から自分の声を入れるアフレコの難しさを訊かれた。

これを受けて荒木は「そうなんです。撮影が終わったと思ったら、アフレコでまた石田監督に怒られる……と思いました。お父さん(佐藤)が僕とアフレコの日を合わせてくださって、隣同士で収録させていただいたんですが、僕はずっと怒られていました。お父さんがいなかったら、永遠に終わらなかったんじゃないかと思うくらい、助けていただきました!」と、先輩俳優である佐藤の助けもあり、難しいアフレコを乗り越えることができたと感謝の意を示した。

  • 『カブト』愛を熱心に話す小寺

    『カブト』愛を熱心に話す小寺

小寺は「私は『カブト』と同じ2006年生まれなんです。姉がカブトを大好きで、いつも姉妹で一緒に変身ベルトを着けて、カブトごっこをして遊んでいました。それくらい『カブト』は自分にとって身近な作品でした」と、荒木と同じく『カブト』を幼いころから好きだったと語った。

今回の出演については「嬉しかったんですけど、荒木さんと同じくすごいプレッシャーを感じていました」と、何事にも超然とした姿勢を崩さないヒカルの役柄とは裏腹に、かなりのプレッシャーがあったことを明かした。

石田監督の厳しさと優しさ

  • 石田監督の厳しさと優しさ

    石田監督の厳しさと優しさ

石田監督の印象を問われた小寺は、荒木と同じく「厳しかった」と語る一方で「私が理解するまで熱心に教えてくださって、ありがたかったです」と、ただ厳しいだけではなく演技について自身が理解できるよう、根気よく指導してくれる頼もしい存在だったことを語った。

  • 小寺、荒木の演技について話す石田監督

    小寺、荒木の演技について話す石田監督

小寺、荒木のフレッシュな若手コンビについて、石田監督は「彼らは演技が初めてに近く、最初はうまくいかなくて当たり前。でも、映画をご覧になったらわかりますが、2人ともすごくいい芝居をしていますよ。20年前の佐藤くんとは、モノが違います(笑)」と、やや佐藤をイジりながら2人の存在感とみずみずしい演技を絶賛した。

  • 石田監督をリスペクトする佐藤

    石田監督をリスペクトする佐藤

佐藤は石田監督について「クランクイン前、僕と荒木くん、小寺さんでリハーサルをやったのですが、石田監督がだんだん立ち上がって『小寺、もっと腹から声出せ!』と語気が強くなっていく(笑)。厳しく見えますが、やっぱり根底には愛があるんですよ。2人への愛ある叱咤激励を見ていて、あのころの自分たちもこうだったんだなあと思いました。若い年齢のころに、こういう環境に立てていたのは幸せだったと再認識しましたね」と、仮面ライダーの現場で鍛えられた思い出をふりかえり、小寺、荒木に優しい視線を贈った。

  • 『ゴジュウジャー』松本仁からのアドバイス!

    『ゴジュウジャー』松本仁からのアドバイス!

荒木は『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』でゴジュウイーグル/猛原禽次郎を演じた松本仁と友人同士であり、今回の舞台挨拶についてどんなことを話せばいいか事前に相談をしていたという。

松本からは「子どものころの心を思い出して、自分を持っていれば大丈夫」という頼もしい返信があったそうで、「ちゃんとできていたかどうか、あとで訊いてみます」と、松本との仲の良さをうかがわせるコメントを残した。

佐藤祐基「自信をもって、これが『カブト』です」

最後に、これから本編を観る参加者とライブビューイングの観客に向けて、キャストと監督から一言ずつメッセージが贈られた。

  • 石田秀範監督

    石田秀範監督

大分県在住の石田監督はライブビューイングで舞台挨拶を観ている大分のファンに向けて熱いメッセージを送り「帰ったら、この作品について話しながら飲む約束をしているんです(笑)」と、すでに地元での飲み会スケジュールが決まっていると明かしてニッコリほほえんだ。

  • 小寺結花

    小寺結花

小寺は「私が演じる天道ヒカルは、仕草とか、口調とか、たくさん個性が出ていて愛せる部分が多いので、たくさん愛してほしい」と自身の役柄への思いを語った。

  • 荒木飛羽

    荒木飛羽

荒木は「多くの方々に観ていただけること、心から嬉しく思います。ぜひ、ご感想を聞かせてください。楽しみにしています!」とファンに呼びかけ、目をキラキラ輝かせていた。

  • 加藤和樹

    加藤和樹

加藤は「20年分の思いを、この作品から感じていただければ幸いです。懐かしさもあり、受け継がれていく思いもあります。楽しんでください!」と、万感の思いを込めてコメントした。

  • 徳山秀典

    徳山秀典

徳山は「内容について、僕が演じる矢車想は、期待を裏切らず矢車想でございます。最初から最後まで、ずずいと矢車パレード。ぜひお楽しみください!」と語り、テレビシリーズでおなじみとなったアクの強い矢車の「20年後」の姿が描かれることに期待してほしいとアピールした。

  • 佐藤祐基

    佐藤祐基

佐藤は「いろんな声があると思いますが、これが『カブト』です。それ以上でもそれ以下でもございません。自信をもって、これが『カブト』ですと、みなさんにお届けできる作品になっていると信じております。公開されたら、ぜひみなさんからいろんな声を聞かせてほしい。『天を継ぐもの』をみなさんに託します!」と語り、ファンの方々に楽しんでもらいたいという強い思いを述べ、イベントをしめくくった。

  • 以下、フォトセッション

    以下、フォトセッション

Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』

2006年より全国テレビ朝日系で放送された『仮面ライダーカブト』は、「天の道を往き、総てを司る男」と自らを称す主人公・天道総司/仮面ライダーカブト(演:水嶋 ヒロ)を中心に、人間に擬態する地球外生命体「ワーム」と、ワームに対抗するための秘密組織「ZECT」が戦う物語。Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』は、20周年アニバーサリー作品である完全新作だ。

  • 『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』メインビジュアル

    『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』メインビジュアル

Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』は、11月6日より新宿バルト9ほか期間限定上映、2027年2月10日にBlu-ray&DVDの発売を行う。

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