
韓国の4人組バンド・Dabdaが、6年ぶりとなるフルアルバム『온 ON(百)』を発表。10月には東京、名古屋、大阪を巡るジャパンツアーを開催する。マスロックやポストロック、シューゲイズなどを横断しながら、自らの音楽を「Pastel Psychedelic」と掲げてきた彼ら。近年は日本でも継続的にライブを重ね、今年4月には「SYNCHRONICITY」に出演するなど、日本のシーンとの接点を深めてきた。
『온 ON(百)』は、そうした旅と変化の時間を経て生まれた作品でもある。これまでのDabdaらしさを受け継ぎながら、新たに加入したジョンウン(Gt)のアイデアも取り込み、バンドの音楽をさらに押し広げた全9曲を収録。完璧な「100」に到達することではなく、不完全さや不安を抱えたまま、それでも最後まで生きようとし続けること。変化や揺らぎを引き受けながら、なお前へ進もうとする意志を刻んだ一枚について、メンバー4人に話を聞いた。
◆ Korean version here.(韓国語版はこちら/한국어판은 여기에서)

左から、イ・スンヒョン(Dr)、ノ・ゴヒョン(Ba)、パク・ジョンウン(Gt)、キム・ジエ(Vo, Gt)
Dabdaの原点と、新たな4人の現在地
―ジエさんは今作について、「온 ON(百)として生きる」とは人生を完全に満たすことではなく、「最後まで生きようとし続ける姿勢を受け入れることなのかもしれない」と書いています。この感覚に辿り着いたきっかけを教えてください。
ジエ:生きていると、これまで経験してきたことを、これから先もまた経験していかなければならないという事実や、自分に与えられた無数の日々が、とても途方もなく感じられるときがあります。そのたびに、「私はこのまま生き続けられるんだろうか」という怖さに少し飲み込まれることがあって。
だから、「果たして生き続けることができるのか」という問いを、自分自身に投げかける意味を込めたアルバムだと思います。
―他の皆さんは、このコンセプトについてどのように考えていますか?
ジョンウン:僕の場合、アルバムのコンセプトそのものに強く集中するというより、自分に与えられた音像、つまり音楽的なイメージに集中するほうなんです。メッセージについてはジエさんに委ねて、彼女の考えについていきながら曲ごとにアプローチすることを心がけました。
スンヒョン:ジエが最終的に「온 ON(百)として生きる」という意味を打ち出したとき、すごく共感しました。僕は個人的に、いつも自分はまだ足りないと感じているんです。毎回一生懸命やるけれど、毎回満足できないまま生きている。
でも「온 ON(百)」というのは、100%の完璧な状態を作るということではなく、そこに近づこうとする人生への姿勢じゃないですか。そこにすごく共感しました。僕自身も今、「いつ100になれるんだろう?」と思いながらやっています。
―今作には、結成メンバーのヨセフさんと制作した曲と、新たにジョンウンさんを迎えて完成させた曲が共存しています。異なる時期に生まれた音を一枚のアルバムとして完成させていく過程は、どのようなものでしたか?
ジョンウン:僕の場合、ヨセフさんが残した音の意図を読み取り、それを今の自分の音で解釈していく過程は、考古学者の発掘作業に似ているように感じました。すでに作られた音楽の中に残っている痕跡を一つずつ探し、その意味を考えながら、自分なりのやり方でもう一度表現していくような作業でした。
それから、これまでのDabdaの作品を好きでいてくれたファンが『온 ON(百)』を聴いたときに、あまりにも異質なものには感じてほしくないとも思っていました。新しいメンバーとして自分の色を加えながら、それまでDabdaが持っていた音楽的な質感も自然につないでいきたかったです。
「DDDD!」:2025年にシングルとして発表され、のちに『온 ON(百)』へ収録。作曲・編曲に前ギタリストのヨセフも名を連ねており、旧体制から新たな4人体制へ移行する過程を刻んだ一曲でもある
―そもそも皆さんはジョンウンさんとどう出会い、加入が決まったのでしょう?
スンヒョン:Pishuというアーティストのセッションで、ジョンウンと一緒になったのがきっかけです。その頃ちょうど、ヨセフがバンドを離れる意向を伝えていて、次のギタリストを考えたときに、ジョンウンが第一候補でした。
そもそも周りに、一緒にギターを弾いたことのある人がそんなに多くなかったんですけど、ジョンウンにはすごく魅力があったので、メンバーにも話して「一緒にやろう」と誘いました。
―他のメンバーから見て、ジョンウンさんのギターは具体的にどんなところが魅力ですか?
スンヒョン:簡単なキーワードで言うなら、瞬発力、頭の回転の速さ、スマートさ、テクニック、それから理解力ですね。
ジエ:ジョンウンは、すごく鮮やかな色彩感を持ったギタリストだと思います。ソロ作品では水滴のような繊細な音も出せるけれど、一方ですごく強烈に突き抜けてくるような色も持っている。それが今回のアルバムで、Dabdaの色をより濃く、より鮮やかにできた大きな理由のひとつだと思います。
―Dabdaは、自分たちの音楽を「Pastel Psychedelic」と表現してきました。マスロックやポストロックから影響を受けつつも、複雑な演奏テクニックを誇示するというより、感情や音の響きを大切にしているように感じます。そうした意味で、Dabdaならではの個性や目標はどこにあると考えていますか?
スンヒョン:自然に自分たちの好みが反映されているんだと思います。僕自身、マスロックもポストロックも好きなんですけど、マスロックがあまりにマスロックらしくなると、自分にはちょっとディープすぎるし、ポストロックも時にはディープすぎる。それぞれのジャンルが持っている感情や個性が、自然と自分たちの中に反映されているんだと思います。
それから、個性というより目標でもあるんですけど、音楽を聴くときでもライブを見るときでも、聴いている人が没入できるような音楽を作りたい。それがDabdaの個性なのかもしれません。
ジエ:Dabdaの目指しているものは、ライブのステージでいちばん正直に表れると思います。ときにはすごく粗削りな演奏になることもあるんですけど、それがDabdaの強みなんじゃないかなと思っていて。感情をそのままステージに全部ぶつける。精密になりすぎないところがDabdaにはあって、それがむしろ強みだと思っています。
ゴヒョン:今はAIが音楽を作る時代になっていますよね。でもDabdaには、AIではまったく代替できない魅力があると思っています。僕たちはライブをものすごく大切にしているバンドですし、新しく作った曲も、ライブでより格好よく聴こえて、見えるようにたくさん努力しています。音楽的なトレンドや技術的なトレンドに迎合しないところも、ひとつの強みだと思います。
―ジエさんとスンヒョンさんが出会ったのは、大学のメタル系サークルだったそうですね。そもそもどのように出会い、一緒に音楽をやるようになったのでしょうか?
スンヒョン:僕が先輩で、ジエが後輩でした。僕が兵役中、休暇で大学に戻って後輩たちのライブを見に行ったんです。そこでジエがグロウル(低く唸るような声を出す発声法、デスメタルやメタルコアなどのヘヴィな音楽で多く用いられる)をしているのを見たんですけど、ものすごく上手かった。
僕は除隊したらソウルに出てバンドをやろうと思っていて、ちょうどジエの実家もソウルだったので、「一緒にバンドをやろう」と僕から誘いました。
―ジエさんの今のボーカルスタイルとはかなり違いますが、当時はメタルが好きだったんですか?
ジエ:全然(笑)。サークルに入ったときは、メタルというジャンルが何なのかすら知らなかったんです。ただバンドをやりたくて、部室が並んでいるところへ行ったら、唯一ドアが開いていたのがメタルのサークルだったんですよ。
とりあえずバンドをやりたかったから入ったんですけど、一緒にやるメンバーから「メタルサークルのバンドなんだから、グロウルしないといけないんじゃない?」と圧をかけられて、いつの間にかグロウルするようになっていました。今ではその頃の記憶はほとんど消えています(笑)。
―皆さんそれぞれ、現在の音楽をやるうえで強く影響を受けたアーティストを挙げてもらえますか?
ジエ:ボーカルについては、イギリスのシンガーソングライター、ルーシー・ローズ(Lucy Rose)からすごく影響を受けています。「この人みたいに歌いたい」とずっと思っていました。
スンヒョン:僕はtoeからいちばん大きな影響を受けました。影響を受けたアーティストはいろいろいますが、特にドラムという意味では、音楽にもっと真剣に向き合うきっかけをくれたバンドです。もともとはラムシュタインやマリリン・マンソンがすごく好きで、そういうドラムを叩いていました。ドラム自体はすごくシンプルだから、あまり練習しなくてもよかったんですよ(笑)。でもtoeを見て、「ドラムってこんなふうに叩くこともできるんだ」と初めて知りました。
Dabda「Jungle Gym feat. Takashi Kashikura」:toeの柏倉隆史を迎えた2021年のコラボ曲。Dabdaの緻密なアンサンブルと、柏倉のダイナミックなドラムが交差する
ゴヒョン:音楽的にいちばん大きな影響を受けたのはレディオヘッドです。ベーシストとしていちばん影響を受けたのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。この2組が、自分の音楽にとって大きな二本柱だと思います。
ジョンウン:スロウダイヴとSay Sue Meですね。釜山でSay Sue Meを見ていなかったら、僕はたぶんバンドをやっていなかったと思います。Say Sue Meを見たから、バンドをやっているんじゃないかな。それから、Vidulgi OoyoO(2007年にデビューした韓国のシューゲイズ/インディーロックバンド)にも影響を受けています。

旅がもたらしたサウンドの変化
―ここ数年、Dabdaは台湾、日本、タイ、フィリピン、ベトナム、ドイツなど、さまざまな土地を旅しながら演奏してきたそうですね。旅の中で印象に残っている出来事について教えてください。
スンヒョン:まずGabba Santiagoですね。以前Tom's Storyというバンドをやっていたフィリピンのミュージシャンで、僕がものすごく好きなんです。一緒にライブをして、実際の演奏も見ることができた。韓国ではなかなか見る機会のないアーティストを、マニラまで行って実際に見られたことは、すごく刺激になりました
それから、Delta SleepとMASS OF THE FERMENTING DREGSの日本ツアーにサポートとして参加したことも印象に残っています。4公演を一緒に回って、最後の公演でみんなでDelta Sleepを見ていたんです。ライブが終わった瞬間、MASS OF THE FERMENTING DREGSの皆さんと僕たちで抱き合いました。ひとつのキャンプが終わったような、「苦楽を共にした時間が終わった」という感じがして、すごく感動しました。

Delta Sleep、MASS OF THE FERMENTING DREGSと昨年12月のツアー後に記念撮影(公式Instagramより引用)
―そうした旅の経験は、『ON(百)』の歌詞やサウンドにどのように反映されていますか?
スンヒョン:歌詞に直接反映されているとは言いにくいんですけど、サウンドやアレンジにはかなり影響があると思います。MASS OF THE FERMENTING DREGSが、ひとつの呼吸で長く展開を引っ張っていくところに、メンバーみんながすごく共感したんです。それでツアー以降、アレンジをするときに「このパートはマスドレみたいに、ひとつの呼吸で長く引っ張ってみよう」と考えて作った部分もあります。
―たとえば収録曲でいうと、「Searching for Kevin」は、少しトロピカルな立ち上がりから、メタル的なキメと軽やかなギターの掛け合いへ展開していきます。歌詞にも「Oui Oui〜」「Aloha〜」、汽笛や信号手、鉄柱など、さまざまな場所を移動しているようなイメージが登場しますよね。この曲では、どんな旅や物語を描いたのでしょうか?
スンヒョン:僕たちは曲作りをジャムから始めることが多いんですけど、この曲のイントロには少しフォークっぽい感覚があったんです。それを聴いたときに、ふと映画『ホーム・アローン』の場面を思い出しました。
ケビンのお母さんがケビンを探しに戻る途中、トラックの中で、お母さんはものすごく心配しているのに、周りの人たちはすごく陽気なフォーク音楽を演奏している。その場面が浮かんだんです。それで最初から仮タイトルが「ケビンを探して」でした。
―他にも、曲作りの過程で既存の作品やイメージが浮かんだ曲はありますか?
スンヒョン:「Choo-Choo」もそうですね。これもジャムから始まったんですけど、最初にスネアで『タタタタタタタ』というリズムを叩いていて。それを聴いて、僕はオジー・オズボーンの「Crazy Train」を思い浮かべたんです。
―汽車が動き出すように加速していく展開が印象的ですが、そんな背景があったんですね。
スンヒョン:だから仮タイトルも「Crazy Train」でした。でもあとから改めて聴いてみたら、「そんなリズム、別にないじゃん」って(笑)。
―その「Choo-Choo」が象徴的ですが、『온 ON(百)』ではジエさんの歌声がこれまで以上に力強く、身体的になったように感じました。
ジエ:かなり意識的に変化をつけながら作った曲です。当時、周りからも「ボーカルに何か変化をつけてみたらどうか」という意見をもらうことが多い時期だったんです。それならこの曲で、もう少し強くボーカルの個性を出してみようと思いました。最初は自分に合わない服を着ているようですごく居心地が悪かったんですけど、やっているうちに慣れてきて、今ではすごく楽しい曲になりました。
「Choo-Choo」
『온 ON(百)』の核心にあるもの
―タイトル曲「온 ON(百)」は7分を超える大曲ですが、人力のドラムンベースのようなビートから、中盤の大きな余白、終盤の熱量の高い展開まで、起伏に富んだ構成になっています。ギターも、繊細な響きからアンビエントな広がり、激しいフレーズまでさまざまな表情を見せます。これほど多くのアイデアを盛り込みながら、ひとつの流れとしてまとめていったのはどのようなプロセスだったのでしょうか?
ジョンウン:「온 ON(百)」は、僕がDabdaに加入してから初めて、曲の初期段階から制作に参加したトラックです。この曲がアルバムのタイトル曲になるとも、まったく思っていませんでした。制作の途中では、「この曲がアルバムに入ったら、これまでのDabdaの色を損なってしまうんじゃないか」と心配したこともありました。でも完成したアルバムを改めて聴いてみたら、Dabdaがもともと持っていた色の上に、自分のアイデアが自然に重なっているように感じられて、うれしかったです。
ゴヒョン:「온 ON(百)」は、もともと仮タイトルが「악어떼(ワニの群れ)」だったんです。冒頭のドラムで、スンヒョンがジャングルのリズムをかなり取り入れていたので、そこからそういうタイトルになりました。
「これまでDabdaがやってこなかったスタイルにしてみよう」と考えてデモを作って。その頃にジョンウンが加入して、「この新しいスタイルに何を加えられるだろう」と考えていたところ、すごくいいアイデアをたくさん出してくれました。それで面白い曲に仕上がっていきました。
ジョンウン:最初にデモを聴いたときは、Mid-Air Thief(韓国のミュージシャンによる音楽プロジェクト。フォークやサイケデリアに電子音響を融合した独自のサウンドで知られる)をモチーフにしていました。ナイロンギターやアコースティックギターも積極的に使って、「この曲がMid-Air Thiefみたいになったら面白そうだ」と思ったんです。最終的にはまったく違う方向になりましたけど。
スンヒョン:最初にジエが持ってきたデモ自体が、それまでとはかなり雰囲気の違うものだったんです。その頃はもうヨセフがいなくて、僕たちだけで先に作っていたので、ギターのパートが完全に空いていた。ジョンウンが入ってきて、最初に一緒に作業したのが「온(百)」でした。
ゴヒョン:「新入社員の最初のプロジェクト」みたいな曲ですね(笑)。
スンヒョン:今のジョンウンにはかなりDabdaの色が染み込んでいると思うんですけど、当時はまだ「ワイルドなジョンウン」だった。加入直後に作ったからこそ、彼がもともと持っていたワイルドさがかなり強く入っている曲だと思います。
―その「온 ON(百)」には、「真っ白な」という詩的な言葉や、「行と列」「計算する目」など、物事を区切り、数えていくようなイメージが登場します。この歌詞はどのように生まれたのでしょうか?
ジエ:最初にデモを作るとき、「송화」というキーワードから始めました。「송화」は松の花粉のことです。その花粉が世界の上をなぞるように飛んでいくイメージを思い浮かべて、松の花粉の視点からこの世界を眺める物語にしました。自分とはまったく関係のない存在が、ひとつの利益だけを追いかけて進んでいるこの世界を、ただ眺めている。
この世界は利益のためにいろいろなものを計算して、行と列に分けて、他人の目を気にしている。それを花粉が無心に眺めながら通り過ぎていく、というイメージです。
―今作は、Dabdaらしい音の質感をできるだけそのまま残すため、自分たちのスタジオでセルフレコーディングを行い、ゴヒョンさんが録音とミックス全体を担当したそうですね。以前、スティーヴ・アルビニについて「バンドの音をありのまま、自然に捉えるところに惹かれる」と話していましたが、そうした考え方は今回の録音にも影響していますか?
ゴヒョン:そうですね。今でも彼の考え方や制作方法はすごく好きですし、自分もそうなりたいと思っています。アルビニは、録音でもミックスでも、バンドの音をありのまま捉えることを大切にしていた方ですよね。Dabdaも今回は、メンバーが出している音をできるだけそのまま残そうとしました。
そのためには、僕らが曲を作っているこの作業室で、実際に曲作りに使った楽器やドラム、アンプを使って録音するのがいちばんいいと思ったんです。メンバーにとっても、いちばんリラックスして演奏できる場所ですし、自分たちが求めている音と演奏を残すには、ここで録音するのがいちばんいい方法だったと思います。
―「Dear Hope」は、軽快なドラムから、シューゲイズを思わせるようなギターの音が入ってきて、最後にはボーカルのループが轟音の中へ溶けていきます。皆さん自身は、どんなサウンドを目指していたのでしょう?
スンヒョン:最初は単純に、「シューゲイズを作ってみよう」というところから始まりました。その時点では「希望」というテーマも何も決まっていなくて、本当に「シューゲイズを作ってみよう」というだけだったんです。でも作っているうちに、どこか淡い希望みたいな感じが出てきて。それから仮タイトルが「希望(희망)」になりました。
ジエ:そこから「希望」をキーワードにして、歌詞を書き始めました。
―「Dear Hope」のアウトロでドラムが幾重にも重なっていくアイデアは、toeの柏倉隆史さんと参加したドラムフェスで、50人以上のドラマーが演奏する光景を見た経験から着想したそうですね。
スンヒョン:太鼓の音が集まると、原初的な壮大さが生まれるんです。そこから出てくるカリスマ性のようなものがあって、それがすごく印象的でした。マイクを立てなくても、そういう力がある。
人間は本当に昔から、音を出すために動物の皮を張った太鼓を叩いてきたじゃないですか。そういう原初的な感覚がものすごく印象に残りました。ドラムという楽器には、原初的なものに近い魅力があるんだと思います。
―アルバムで最初に歌われる言葉は、「Choo-Choo」の「혼잣말(独り言)」です。一方、最後の「Playing Winter」では、「懸命に生き延びた私たちが集まって雪原になるなら」と歌われています。「独り言」から、「私たち」という言葉へ辿り着く構成が印象的でした。最後に歌われる「私たち」とは、誰のことを思い浮かべて書いたのでしょう?
ジエ:ライブをしていると、たくさんの仲間のミュージシャンや観客の皆さんに会いますよね。普段、一緒に音楽をやっている仲間たちを見ていると、それが今すぐ大きな利益につながるわけではなくても、それぞれの場所でものすごく頑張っている。今すぐ大きな成果が見えなくても、こんなにたくさんの「私たち」が集まってひとつになったら、いつかどんな風景になるんだろう、と考えていました。
そんなとき、観客の方から、ライブを見たあとに「生きていてよかったと思った」と言ってもらったり、「すごく慰められました」と話してもらったりすることがあって。
曲を作っていると、どうしても自分自身の中に閉じこもってしまうことがあります。でも、「私はこの人たちにどんな慰めになれたんだろう」と考えていたら、「だったら今度は、本当にこの人たちの慰めになりたい」と思うようになったんです。だから自然と、自分の周りにいるミュージシャンやファンの皆さんを思い浮かべながら、「私たち」という言葉を書きました。
―『온 ON(百)』の9曲をひとつの感情の流れとして振り返ると、どこから始まり、どこへ辿り着いたアルバムだと思いますか?
ジエ:悪夢から目を覚まして、友達に会いに行くような感じじゃないでしょうか。
―アートワークもジエさんが手がけています。水の中を泳いでいるようにも、どこかへ浮かび上がろうとしているようにも見える人物が描かれていますが、このジャケットにはどんなイメージを込めましたか?
ジエ:もともと、写真を使ったアートワークを作りたいと思っていました。そんなときInstagramで、競泳選手を撮った写真を偶然見つけたんです。水面から出ようとしている選手の顔を、表面張力がぴんと張った膜のように覆っている写真でした。その姿がものすごく完全なものにも見えるし、同時にすごく危うくも見えたんです。
見た瞬間に「これは『온 ON(百)』にぴったりだ」と思って。水の中から出る直前の人と、その表面張力を写真で表現したらどうだろうとメンバーに提案して、フォトグラファーにお願いして撮影しました。
スンヒョン:実際に表面張力を写真に収めるのは本当に一瞬なので、何百枚も撮りました。一フレームの違いで膜が破れたり、残ったりするので、撮るのがすごく難しかったです。
ジエ:「完全になろうとする」という気持ちは、すごく危うくも見える。その危うさが、表面張力の脆さと似ていると思ったので、このアルバムにすごく合っていると思いました。

日本とのつながり、バンドを続けたいと思う瞬間
―10月には東京、名古屋、大阪を回る「2026 Dabda Japan Tour [온 ON(百)]」が控えています。『온 ON(百)』を携えた今のDabdaのライブで、日本の観客にいちばん体感してほしいものは何でしょう?
スンヒョン:僕たちは継続的に日本へ行っていますよね。去年も、その前の年も、そのまた前の年も行っていると思います。だから、ずっと僕たちを見に来てくれている人なら、少しずつ変わっていく姿を感じてもらえると思います。セットリストそのものも変わっているし、僕たちのヴァイブも変わっている。演奏も変わっていくので、「Dabdaはこうやって変化しているんだ」と、その過程を見てもらえたら面白いんじゃないかなと思います。
―これまで日本でもさまざまなバンドと共演してきたかと思います。Dabdaから見て、日本のギターロックやオルタナティブ・バンドの面白さはどんなところにありますか?
ジエ:ジャンルによって本当に違うと思います。特に日本のマスロックは、「こんなに精密にできるんだ」と思うくらい、まるで工芸品を作るようにアレンジされているところにすごく感心します。その一方で、toeやMASS OF THE FERMENTING DREGSのようなバンドがステージ上で放つ、原初的な力のようなものもすごく魅力的だと思います。
―今、注目している日本のバンドはいますか?
ジョンウン:kinoue64、kurayamisaka、my dead girlfriendです。
スンヒョン:最近だと、SYNCHRONICITYで知ったバンドが印象に残っています。新東京とaldo van eyckですね。
―逆に、今の韓国のシーンで刺激を受けているアーティストやバンドはいますか?
スンヒョン:Ureuk and the Gypsies(우륵과 풍각쟁이들)です。今年、Pentaport Rock Festivalのルーキー大賞を受賞しました。
ジエ:私は最近、OHELEN(오헬렌)という女性ボーカリストにすごく感心しています。即興のスキャットがとても上手な方で、彼女の歌からいろいろ学びたいと思っています。
―『온 ON(百)』には、「最後の最後まで生き続けようとする意志」というテーマがあります。10年以上活動してきたなかで、「まだこのバンドを続けたい」「もう少し先へ行きたい」と強く感じたのは、どんな瞬間ですか?
スンヒョン:大きく分けると二つあります。アルバムを作り終えたときと、すごくいいライブができたときです。アルバムを作ると、自分に足りないところがよく見えるんです。そうすると、「もっとこれをやらないと」「もっとやりたい」というものが生まれてくる。ライブも同じで、ものすごく大変なときでも、本当にいいライブが一度できると、「もう一回やりたい」と思うんですよ。
今回の東南アジアツアーでは、僕は体調があまりよくなくて、すごく大変でした。でもシンガポールのBaybeatsでライブをしたとき、お客さんが本当に楽しそうにしてくれて。あれだけ大変だったのに、「またやりたい」「また行きたい」と思いました。
ゴヒョン:僕も、ライブをしているときがいちばん「このバンドを続けたい」と思う瞬間です。特に海外でライブをすると、予想していなかったことがたくさん起きるんですよ。でも、それが面白いし、そういう経験をすることがすごく大切だと思っています。もちろん韓国で、いつも来てくれるファンの皆さんとライブをするのも楽しいです。でも海外では新しい経験がたくさんできるので、「面白いな、もっと続けてみたいな」と思うことが多いです。
ジエ:2ndアルバムを作っているとき、「Searching for Kevin」を録音した日のことを覚えています。その頃は体力的にも感情的にもかなり大変で、本当に疲れ切っていました。
その日も深夜まで作業して、夜中に自転車で家へ帰りながら、その日に作った「Searching for Kevin」のデモを聴いていたんです。なぜかわからないんですけど、その曲を聴いて自分自身がすごく慰められて、少し泣きそうになって。そのときに、「ああ、もう少しやってみられるかもしれない」と思った気がします。
―最後に、10月のツアーを楽しみにしている日本のファンへメッセージをお願いします。
スンヒョン:毎年のように日本へ行けていますし、これからもずっと行けるように頑張ります。ぜひ友達もたくさん連れてきて、周りの人にもDabdaを紹介してください。もっと頻繁に日本へ行って、皆さんとたくさん会えたらうれしいです。ぜひ遊びに来てください。
Pentaport Rock Festivalでのパフォーマンス映像

Dabda
2nd Album『ON(百)』
発売中
再生・購入:https://linktr.ee/banddabda
日本盤CD:2026年10月30日(金)リリース
※ライブ会場にて先行販売あり
レーベル:FLAKE SOUNDS
価格:2,500円(税込)

2026 Dabda Japan Tour [On(百)]
2026年10月6日(火)東京・LIVE HOUSE FEVER
ゲスト:ayutthaya
2026年10月7日(水)愛知・名古屋 CLUB ROCK'N'ROLL
ゲスト:REGA
2026年10月9日(金)大阪・CONPASS
ゲスト:HOME
料金:スタンディング 5,500円
チケット購入:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2629180

Interview
한국의 다브다가 말하는, 불완전한 삶을 긍정하는 음악──매스록과 슈게이즈가 교차하는 『온 ON(百)』
한국의 4인조 밴드 다브다가 6년 만의 정규 앨범 『온 ON(百)』을 발표했다. 오는 10월에는 東京, 名古屋, 大阪을 도는 일본 투어도 개최한다. 매스록과 포스트록, 슈게이즈 등을 넘나들며 자신들의 음악을 Pastel Psychedelic이라고 표현해 온 이들. 최근 몇 년간 일본에서도 꾸준히 공연을 이어왔고, 올해 4월에는 SYNCHRONICITY에 출연하는 등 일본 음악 신과의 접점을 넓혀 왔다.
『온 ON(百)』은 그렇게 여행하고 변화해 온 시간 속에서 탄생한 작품이기도 하다. 지금까지의 다브다운 색을 이어가는 동시에 새롭게 합류한 기타리스트 정웅의 아이디어를 받아들이며 밴드의 음악적 영역을 한층 더 확장한 총 9곡이 수록됐다. 완벽한 100에 도달하는 것이 아니라, 불완전함과 불안을 안은 채로도 끝까지 살아가려는 것. 변화와 흔들림을 받아들이면서도 계속 앞으로 나아가려는 의지를 새긴 이 앨범에 대해 네 멤버와 이야기를 나눴다.

왼쪽부터 이승현(Dr), 노거현(Ba), 박정웅(Gt), 김지애(Vo, Gt).
다브다의 원점과 새로운 네 사람의 현재
―지애 님은 이번 작품에 대해 ”온 ON(百)으로 산다는 것은 삶을 완전히 채우는 것이 아니라, 끝까지 살아가려는 태도를 받아들이는 것일지도 모른다”라고 썼습니다. 이런 생각에 이르게 된 계기를 들려주세요.
지애: 종종 살아가면서 지금까지 겪어왔던 일들을 앞으로도 계속 겪어가야 한다는 사실과, 나에게 주어진 무수히 많은 나날들이 정말 아득하게 느껴질 때가 있어요. 그럴 때마다 내가 과연 계속 살아갈 수 있을까라는 두려움에 조금 휩싸이게 되는 것 같아요.
그래서 과연 계속 살아갈 수 있는가라는 질문을 제 자신에게 던지는 의미를 담은 앨범이라고 할 수 있을 것 같습니다.
―다른 분들은 이 콘셉트에 대해 어떻게 생각하시나요?
정웅: 저 같은 경우에는 앨범의 콘셉트 자체에 강하게 집중하기보다는 저에게 주어진 음상, 그러니까 음악적인 이미지에 더 집중하는 편이에요. 메시지에 대해서는 지애 님에게 많이 의탁하고, 지애 님의 생각을 따라가면서 곡마다 접근하려고 했습니다.
승현: 지애가 최종적으로 온 ON(百)으로 산다라는 의미를 만들었을 때 굉장히 공감했어요. 저는 개인적으로 늘 스스로가 아직 부족하다고 느끼거든요. 매번 열심히 하지만, 매번 만족하지 못한 채 살아가고 있어요.
그런데 온 ON(百)이라는 건 100이라는 완벽한 상태를 만들어내는 게 아니라, 거기에 다가가려는 삶의 태도잖아요. 그 부분에 정말 많이 공감했습니다. 저 역시 지금도 나는 언제 100이 될까?라고 생각하면서 하고 있어요.
―이번 앨범에는 창립 멤버였던 요셉 님과 함께 만든 곡들과, 새롭게 정웅 님을 맞이한 뒤 완성한 곡들이 함께 담겨 있습니다. 서로 다른 시기에 태어난 소리를 하나의 앨범으로 완성해 가는 과정은 어땠나요?
정웅: 저 같은 경우에는 요셉 님이 남겨놓은 소리의 의도를 파악하고, 그것을 지금의 제 소리로 해석해 나가는 과정이 마치 고고학자의 발굴 과정과 비슷하다는 느낌을 받았습니다. 이미 만들어진 음악 안에 남아 있는 흔적들을 하나씩 찾아보고, 그 의미를 생각하면서 제 방식으로 다시 표현해 보는 과정이었어요.
그리고 이전 다브다의 작품을 좋아해 주셨던 팬분들이 『온 ON(百)』을 들었을 때 너무 낯설게 느끼지는 않았으면 했습니다. 새로운 멤버로서 제 색깔을 더하는 동시에, 기존 다브다가 가지고 있던 음악적인 결도 자연스럽게 이어가고 싶었습니다.
「DDDD!」: 2025년 싱글로 발표된 뒤 『온 ON(百)』에 수록된 곡. 작곡·편곡 크레딧에는 전 기타리스트 요셉도 이름을 올리고 있으며, 이전 체제에서 새로운 4인 체제로 넘어가는 과정을 담아낸 곡이기도 하다.
―애초에 정웅 님과는 어떻게 만나게 되었고, 어떤 과정을 거쳐 합류하게 된 건가요?
승현: 피슈라는 아티스트의 세션에서 정웅과 함께하게 된 게 계기였어요. 그 무렵 마침 요셉이 밴드를 떠날 의사를 전했고, 다음 기타리스트를 생각했을 때 정웅이 제1후보였죠.
사실 주변에 같이 기타를 연주해 본 사람이 그렇게 많지는 않았는데, 정웅에게 굉장한 매력이 있었어요. 그래서 멤버들에게도 이야기하고 ”같이 하자”고 제안했습니다.
―다른 멤버들이 보기에 정웅 님의 기타에는 구체적으로 어떤 매력이 있나요?
승현: 간단한 키워드로 표현하자면 순발력, 머리가 잘 돌아가는 점, 스마트함, 테크닉, 그리고 이해력이요.
지애: 정웅은 굉장히 선명한 색채감을 가진 기타리스트라고 생각해요. 솔로 작품에서는 물방울 같은 섬세한 소리도 낼 수 있지만, 한편으로는 아주 강렬하게 뚫고 들어오는 색도 가지고 있어요. 그게 이번 앨범에서 다브다의 색을 더 짙고 선명하게 만들 수 있었던 중요한 이유 중 하나라고 생각합니다.
―다브다는 자신들의 음악을 Pastel Psychedelic이라고 표현해 왔습니다. 매스록과 포스트록의 영향을 받으면서도 복잡한 연주 테크닉을 과시하기보다는 감정과 소리의 울림을 중요하게 여기는 밴드라는 인상을 받았습니다. 그런 의미에서 다브다만의 개성과 지향점은 어디에 있다고 생각하나요?
승현: 자연스럽게 저희의 취향이 반영되는 것 같아요. 저 같은 경우에는 매스록도 좋아하고 포스트록도 좋아하지만, 매스록이 너무 매스록다워지면 저한테는 조금 딥하고, 포스트록 역시 때로는 너무 딥하게 느껴지거든요. 각각의 장르가 가진 감성과 개성이 자연스럽게 저희 안에 반영되는 것 같아요.
그리고 개성이라기보다는 목표이기도 한데, 음악을 듣든 공연을 보든 듣는 사람이 몰입할 수 있는 음악을 만들고 싶어요. 그게 다브다의 개성이지 않을까요?
지애: 다브다의 지향점은 라이브 무대에서 가장 솔직하게 드러난다고 생각해요. 때로는 굉장히 투박하게 연주할 때도 있는데, 그게 다브다의 강점이 아닐까 싶어요. 감정을 온전히 무대 위에 쏟아내는 것. 지나치게 정교해지지 않는 지점이 다브다에게 있고, 오히려 그게 강점이라고 생각합니다.
거현: 지금은 AI가 음악을 만드는 시대가 됐잖아요. 하지만 다브다에는 AI로는 전혀 대체할 수 없는 매력이 있다고 생각해요. 저희는 라이브 무대를 굉장히 중요하게 생각하는 밴드이고, 새로 만든 곡들도 라이브에서 더 멋지게 들리고 보이도록 많은 노력을 하고 있어요. 음악적인 트렌드나 기술적인 트렌드와 타협하지 않는 점도 하나의 강점이라고 생각합니다.
―지애 님과 승현 님은 대학의 메탈 동아리에서 처음 만났다고 들었습니다. 어떻게 만나 함께 음악을 하게 됐나요?
승현: 제가 선배였고 지애가 후배였어요. 제가 군 복무 중 휴가를 나와서 후배들의 공연을 보러 갔는데, 거기서 지애가 그로울링(낮게 으르렁거리듯 소리를 내는 발성법. 데스메탈이나 메탈코어 등 헤비한 음악에서 많이 사용된다)을 하는 걸 봤어요. 그런데 정말 잘하더라고요.
저는 전역하면 서울로 가서 밴드를 할 생각이었고, 마침 지애의 본가도 서울이었어요. 그래서 제가 먼저 ”같이 밴드를 하자”고 제안했습니다.
―지금 지애 님의 보컬 스타일과는 상당히 다른데, 당시에는 메탈을 좋아했나요?
지애: 전혀요(웃음). 동아리에 들어갈 때는 메탈이라는 장르가 뭔지도 몰랐어요. 그냥 밴드를 하고 싶어서 동아리방이 모여 있는 곳에 갔는데, 유일하게 문이 열려 있던 곳이 메탈 동아리였어요.
일단 밴드를 하고 싶으니까 들어갔는데, 같이 하게 된 멤버들이 ”메탈 동아리 밴드인데 그로울링을 해야 하지 않겠어?”라고 압박을 해서 어느샌가 그로울링을 하고 있더라고요. 지금은 그때 기억이 거의 다 사라졌어요(웃음).
―각자 지금의 음악을 하는 데 강한 영향을 준 아티스트를 한 팀씩 꼽아주실 수 있을까요?
지애: 보컬적으로는 영국의 싱어송라이터 Lucy Rose에게 굉장히 많은 영향을 받았어요. ”이 사람처럼 노래하고 싶다”고 계속 생각했습니다.
승현: 저는 toe에게 가장 큰 영향을 받았어요. 영향을 받은 아티스트는 많지만, 특히 드럼이라는 측면에서 음악에 더 진지하게 임할 수 있게 해준 밴드예요. 원래는 Rammstein이나 Marilyn Manson을 정말 좋아해서 그런 드러밍을 많이 했는데, 드럼 자체가 굉장히 심플하거든요. 그래서 연습을 많이 안 해도 됐어요(웃음). 그런데 toe를 보고 ”드럼을 저렇게 칠 수도 있구나”라는 걸 처음 알게 됐습니다.
다브다 「Jungle Gym feat. Takashi Kashikura」: toe의 柏倉隆史를 맞이해 만든 2021년 협업곡. 다브다의 치밀한 앙상블과 柏倉隆史의 다이내믹한 드럼이 교차한다.
거현: 음악적으로 가장 큰 영향을 받은 건 Radiohead이고요. 베이시스트로서 가장 많은 영향을 받은 건 Red Hot Chili Peppers입니다. 이 두 팀이 제 음악에서 가장 큰 두 개의 기둥이라고 할 수 있어요.
정웅: Slowdive와 세이수미요. 부산에서 세이수미를 보지 않았다면 저는 아마 밴드를 하지 않았을 것 같아요. 세이수미를 봤기 때문에 지금 밴드를 하고 있는 게 아닐까 싶어요. 그리고 비둘기우유(2007년 데뷔한 한국의 슈게이즈/인디 록 밴드)에게도 영향을 받았습니다.

여행이 가져온 사운드의 변화
―최근 몇 년간 다브다는 대만, 일본, 태국, 필리핀, 베트남, 독일 등 여러 지역을 여행하며 공연해 왔습니다. 그 여행들 가운데 특히 기억에 남는 사건이나 만남에 대해 들려주세요.
승현: 우선 Gabba Santiago요. 예전에 Tom's Story라는 밴드에서 활동했던 필리핀 뮤지션인데, 제가 정말 좋아해요. 같이 공연도 하고 실제 라이브도 처음 볼 수 있었죠. 한국에서는 좀처럼 보기 어려운 아티스트를 직접 마닐라까지 가서 볼 수 있었다는 게 정말 큰 자극이 됐어요.
그리고 Delta Sleep과 MASS OF THE FERMENTING DREGS의 일본 투어에 서포트로 참여했던 것도 기억에 남아요. 네 공연을 함께 돌았고, 마지막 공연에서 다 같이 Delta Sleep의 무대를 보고 있었어요. 공연이 끝나는 순간 MASS OF THE FERMENTING DREGS 분들과 저희가 서로 끌어안았거든요. 하나의 캠프가 끝난 것 같은, 함께 동고동락했던 시간이 끝난 것 같은 느낌이 들어서 굉장히 감동적이었어요.

지난해 12월 Delta Sleep, MASS OF THE FERMENTING DREGS와 투어를 마친 뒤 촬영한 기념사진(공식 Instagram에서 인용)
―그런 여행의 경험은 『ON(百)』의 가사와 사운드에 어떻게 반영됐나요?
승현: 가사에 직접적으로 반영됐다고 보기는 어렵지만, 사운드나 편곡 면에서는 상당한 영향을 받았다고 생각해요. MASS OF THE FERMENTING DREGS가 하나의 호흡으로 아주 길게 전개를 끌고 나가는 부분에 멤버들이 굉장히 공감했거든요. 그래서 그 투어 이후 편곡을 하면서 ”이 파트는 MASS OF THE FERMENTING DREGS처럼 하나의 호흡으로 길게 끌고 가보자”고 생각하며 만든 부분도 있습니다.
―예를 들어 수록곡 「Searching for Kevin」은 약간 트로피컬한 분위기로 시작해 메탈적인 브레이크와 경쾌한 기타의 주고받음으로 전개됩니다. 가사에도 ”Oui Oui~”, ”Aloha~”를 비롯해 기적 소리, 신호수, 철기둥 등 여러 장소를 이동하는 듯한 이미지가 등장하는데요. 이 곡에서는 어떤 여행과 이야기를 그리고 있나요?
승현: 저희는 곡 작업을 잼으로 시작하는 경우가 많은데, 이 곡의 인트로에는 약간 포크적인 감성이 있었어요. 그걸 들었을 때 문득 영화 『나 홀로 집에』의 한 장면이 떠올랐습니다.
케빈의 엄마가 케빈을 찾아 돌아가는 길에, 트럭 안에서 엄마는 너무 걱정돼 죽겠는데 주변 사람들은 굉장히 신나는 포크 음악을 연주하고 있잖아요. 그 장면이 떠올랐어요. 그래서 처음부터 가제는 「케빈을 찾아서」였습니다.
―그 밖에도 곡을 만드는 과정에서 기존 작품이나 어떤 이미지가 떠오른 곡이 있나요?
승현: 「Choo-Choo」도 그래요. 이것도 잼으로 시작했는데, 처음에 스네어로 따따따따따따따 하는 리듬을 치고 있었어요. 그걸 듣고 저는 Ozzy Osbourne의 「Crazy Train」이 떠올랐죠.
―기차가 움직이기 시작하듯 점점 가속하는 전개가 인상적인데, 그런 배경이 있었군요.
승현: 그래서 가제도 「Crazy Train」이었어요. 그런데 나중에 다시 들어보니까 ”그런 리듬, 별로 없잖아?” 싶더라고요(웃음).
―그 「Choo-Choo」가 상징적이기도 한데요. 『온 ON(百)』에서는 지애 님의 목소리가 이전보다 훨씬 힘 있고 신체적으로 느껴졌습니다.
지애: 굉장히 의식적으로 많은 변화를 주면서 작업한 곡이에요. 당시 주변에서도 ”보컬에 뭔가 변화를 줘보면 어떻겠냐”는 의견을 자주 받던 시기였어요. 그래서 그렇다면 이 곡에서는 조금 더 강하게 보컬의 성향을 드러내보자고 생각했습니다. 처음에는 저한테 맞지 않는 옷을 입고 있는 것 같아서 굉장히 불편했는데, 하다 보니 익숙해졌고 지금은 정말 재미있는 곡이 됐어요.
『온 ON(百)』의 핵심에 있는 것
―타이틀곡 「온 ON(百)」은 7분이 넘는 대곡입니다. 사람이 직접 연주하는 드럼 앤 베이스 같은 비트에서 시작해 중반의 큰 여백, 후반부의 높은 에너지까지 굉장히 다이내믹하게 전개됩니다. 기타 역시 섬세한 울림부터 앰비언트한 공간감, 격렬한 프레이즈까지 다양한 표정을 보여주는데요. 이처럼 많은 아이디어를 담으면서도 하나의 흐름으로 엮어낸 과정은 어땠나요?
정웅: 「온 ON(百)」은 제가 다브다에 들어온 뒤 처음으로 곡의 초기 단계부터 작업에 참여한 트랙이에요. 이 곡이 앨범의 타이틀곡이 될 거라고도 전혀 생각하지 않았고요. 작업 도중에는 ”이 곡이 앨범에 들어가면 지금까지 다브다가 갖고 있던 색을 해치게 되는 건 아닐까” 걱정한 적도 있었어요. 그런데 완성된 앨범을 다시 들어보니, 원래 다브다가 갖고 있던 색 위에 제 아이디어가 자연스럽게 겹쳐진 것처럼 느껴져서 기뻤습니다.
거현: 「온 ON(百)」은 원래 가제가 「악어떼」였어요. 앞부분의 드럼에서 승현이 정글 장르의 리듬을 많이 차용했기 때문에 그런 제목이 붙었습니다.
”지금까지 다브다가 해보지 않았던 스타일로 만들어보자”고 생각하면서 데모를 만들었어요. 그러던 시기에 정웅이 들어왔고, ”이 새로운 스타일에 무엇을 더해볼 수 있을까” 고민하고 있었는데 정웅이 굉장히 좋은 아이디어를 많이 던져줬어요. 그래서 재미있게 완성된 곡입니다.
정웅: 처음 데모를 들었을 때는 공중도둑을 모티브로 삼았어요. 나일론 기타와 어쿠스틱 기타도 적극적으로 사용했고, ”이 곡이 공중도둑처럼 되면 굉장히 재미있겠다”고 생각했죠. 최종적으로는 완전히 다른 방향이 됐지만요.
승현: 처음 지애가 가져온 데모 자체가 이전과는 분위기가 꽤 달랐어요. 그때는 이미 요셉이 없었고 저희끼리 먼저 작업하고 있어서 기타 파트가 완전히 비어 있는 상태였죠. 정웅이 들어오자마자 처음으로 같이 작업한 곡이 「온 ON(百)」이었어요.
거현: ”신입사원의 첫 프로젝트” 같은 곡이죠(웃음).
승현: 지금의 정웅에게는 다브다의 색이 꽤 많이 묻어 있다고 생각하지만, 당시에는 아직 와일드한 정웅이었어요. 합류 직후에 만든 곡이기 때문에 정웅이 원래 가지고 있던 와일드함이 굉장히 강하게 담긴 곡이라고 생각합니다.
―그 「온 ON(百)」에는 하이얀 같은 시적인 단어와 행과 열, 셈을 하는 눈처럼 무언가를 나누고 세어가는 이미지가 등장합니다. 이 가사는 어떻게 탄생했나요?
지애: 처음 데모 작업을 할 때 송화라는 키워드에서 시작했어요. 송화는 소나무의 꽃가루예요.
그 꽃가루가 이 세상을 한 번씩 훑고 지나가듯 날아가는 이미지를 떠올리면서, 송화의 시점으로 세상을 바라보는 이야기를 만들었습니다. 자신과는 전혀 상관없는 존재가 하나의 이익만을 쫓아 달려가는 이 세상을 그저 바라보는 거예요.
이 세상은 이익을 위해 여러 가지를 계산하고, 행과 열로 나누고, 다른 사람의 눈치를 보잖아요. 그걸 꽃가루가 무심하게 바라보면서 지나가는 이미지입니다.
―이번 작품은 다브다 특유의 소리 질감을 최대한 있는 그대로 남기기 위해 자신들의 작업실에서 셀프 레코딩을 진행했고, 거현 님이 녹음과 믹스 전반을 맡았다고 들었습니다. 이전에 Steve Albini에 대해 ”밴드의 소리를 있는 그대로 자연스럽게 담아내는 점에 끌린다”고 이야기한 적이 있는데, 그런 생각은 이번 녹음에도 영향을 미쳤나요?
거현: 네. 지금도 그의 생각이나 작업 방식을 정말 좋아하고, 저도 그렇게 되고 싶다고 생각해요. Steve Albini는 녹음이든 믹스든 밴드의 소리를 있는 그대로 담아내는 걸 굉장히 중요하게 생각했던 사람이잖아요. 다브다도 이번에는 멤버들이 만들어내는 소리를 최대한 있는 그대로 담으려고 했습니다.
그러기 위해서는 저희가 곡을 만드는 이 작업실에서, 실제로 곡을 만들 때 사용했던 악기와 드럼, 앰프로 녹음하는 게 가장 좋다고 생각했어요. 멤버들이 가장 편하게 연주할 수 있는 공간이기도 하고요. 저희가 원하는 소리와 연주를 남기기 위해서는 여기서 녹음하는 게 가장 좋은 방법이었다고 생각합니다.
―「Dear Hope」는 경쾌한 드럼으로 시작해 슈게이즈를 연상시키는 기타 사운드가 들어오고, 마지막에는 보컬 루프가 굉음 속으로 녹아듭니다. 여러분은 어떤 사운드를 만들고자 했나요?
승현: 처음에는 단순히 ”슈게이즈를 만들어보자”는 데서 시작했어요. 그때는 희망이라는 테마도 아무것도 정해지지 않았고, 정말 그냥 ”슈게이즈를 만들어보자”가 전부였죠. 그런데 만들다 보니 뭔가 아련한 희망 같은 느낌이 나더라고요. 그때부터 가제가 「희망」이었습니다.
지애: 그때부터 희망을 키워드로 잡고 가사를 쓰기 시작했습니다.
―「Dear Hope」의 아웃트로에서 드럼이 여러 겹으로 쌓여가는 아이디어는 toe의 柏倉隆史 님과 함께 참여한 드럼 페스티벌에서 50명이 넘는 드러머가 연주하는 광경을 본 경험에서 착안했다고 들었습니다.
승현: 북소리가 모이면 정말 원초적인 웅장함이 생겨요. 거기서 오는 어떤 카리스마가 있는데, 그게 굉장히 인상적이었어요. 마이크를 대지 않아도 그런 힘이 있거든요.
인간은 정말 옛날부터 소리를 내기 위해 동물의 가죽을 씌운 북을 두드려왔잖아요. 그런 원초적인 감각이 굉장히 인상 깊었습니다. 드럼이라는 악기에는 원초적인 것에 가까운 매력이 있는 것 같아요.
―앨범에서 처음 등장하는 단어는 「Choo-Choo」의 혼잣말입니다. 반면 마지막 곡 「Playing Winter」에서는 ”애써 살아낸 우리가 모여 설원이 된다면”이라고 노래합니다. 혼잣말에서 우리라는 표현까지 도달하는 흐름이 인상적이었는데요. 마지막에 등장하는 우리는 누구를 떠올리며 쓴 말인가요?
지애: 공연을 하다 보면 수많은 동료 음악가들과 만나고 관객분들도 만나게 되잖아요. 평소 함께 음악을 하는 동료들을 보고 있으면, 당장 큰 이익으로 이어지는 일이 아니더라도 각자의 자리에서 굉장히 고군분투하고 있어요. 지금 당장 큰 결과가 보이지 않더라도, 이렇게 많은 우리가 모여 하나가 된다면 언젠가 어떤 풍경으로 보일까 하는 생각을 했습니다.
그러던 중 관객분들이 종종 공연을 보고 나서 ”살길 잘했다는 생각이 들었다”거나 ”정말 많은 위로를 받았다”고 말씀해 주시는 일이 있었어요.
곡을 만들다 보면 아무래도 제 자신 안에 매몰되는 경우가 많잖아요. 그런데 ”나는 이 사람들에게 어떤 위로가 되었을까” 생각하다 보니, ”그렇다면 이번에는 정말 이 사람들에게 위로가 되고 싶다”는 생각이 들었어요.
그래서 자연스럽게 제 주변에 있는 음악가들과 팬 여러분을 많이 떠올리면서 우리라는 말을 썼습니다.
―『온 ON(百)』의 아홉 곡을 하나의 감정적인 흐름으로 돌아본다면, 어디에서 시작해 어디에 도달한 앨범이라고 생각하나요?
지애: 악몽에서 깨어나서 친구들을 만나는 느낌이지 않을까요?
―아트워크도 지애 님이 직접 작업했습니다. 물속을 헤엄치고 있는 것처럼도, 어딘가를 향해 떠오르려는 것처럼도 보이는 인물이 담겨 있는데요. 이 재킷에는 어떤 이미지를 담고 싶었나요?
지애: 원래 사진으로 아트워크를 만들고 싶다고 생각하고 있었어요. 그러던 중 Instagram에서 수영선수들을 찍은 사진을 우연히 발견했죠. 물 밖으로 나오려는 선수의 얼굴 위로 수면장력이 팽팽한 막처럼 둘러싸여 있는 사진이었어요. 그 모습이 굉장히 완전해 보이면서도 동시에 아주 위태로워 보인다고 생각했습니다.
보자마자 ”이건 『온 ON(百)』과 딱 맞는다”고 생각했어요. 물속에서 빠져나오기 직전의 사람과 그 수면장력을 사진으로 표현해보면 어떨까 하고 멤버들에게 제안했고, 포토그래퍼를 섭외해 촬영했습니다.
승현: 실제로 수면장력을 사진에 담을 수 있는 건 정말 찰나의 순간이라서 몇백 장이나 찍었어요. 한 프레임 차이로 막이 깨지기도 하고 남아 있기도 해서, 그 순간을 포착하는 게 굉장히 어려웠습니다.
지애: 완전해지겠다는 마음은 굉장히 위태로워 보이기도 해요. 그 위태로움이 수면장력의 연약한 부분과 닮아 있다고 생각해서, 이 앨범에 아주 잘 어울린다고 느꼈습니다.

일본과의 연결, 그리고 밴드를 계속하고 싶다고 느끼는 순간
―10월에는 東京, 名古屋, 大阪을 도는 2026 Dabda Japan Tour [온 ON(百)]가 예정되어 있습니다. 『온 ON(百)』을 들고 무대에 오르는 지금의 다브다 공연에서 일본 관객들이 가장 직접적으로 느껴줬으면 하는 것은 무엇인가요?
승현: 저희는 꾸준히 일본에 가고 있잖아요. 작년에도, 재작년에도, 그 전 해에도 갔던 것 같아요. 그래서 계속 저희를 보러 와주신 분들이라면 조금씩 변화해 가는 모습을 느끼실 수 있을 것 같아요. 세트리스트 자체도 달라지고 있고, 저희의 바이브도 달라지고 있고, 연주도 변해가니까요. ”다브다가 이렇게 변화하고 있구나” 하고 그 과정을 봐주시면 재미있는 포인트가 되지 않을까 싶습니다.
―그동안 일본에서도 다양한 밴드들과 함께 공연해 왔습니다. 다브다가 보기에 일본 기타 록과 얼터너티브 밴드의 매력은 어떤 점에 있나요?
지애: 장르마다 정말 다른 것 같아요. 특히 일본의 매스록은 ”이렇게까지 정교할 수 있나” 싶을 정도로 거의 수공예를 하듯 편곡하는 지점이 정말 놀라워요. 한편으로는 toe나 MASS OF THE FERMENTING DREGS 같은 팀들이 무대 위에서 내뿜는 원초적인 힘 같은 것도 굉장히 매력적이라고 생각합니다.
―지금 주목하고 있는 일본 밴드가 있나요?
정웅: kinoue64, kurayamisaka, my dead girlfriend요.
승현: 최근에는 SYNCHRONICITY에서 알게 된 밴드들이 인상 깊었어요. 新東京와 aldo van eyck입니다.
―반대로, 지금 한국 신에서 자극을 받고 있는 아티스트나 밴드가 있다면요?
승현: 우륵과 풍각쟁이들이요. 올해 펜타포트 록 페스티벌의 루키 대상을 받았습니다.
지애: 저는 요즘 오헬렌이라는 여성 보컬리스트에게 굉장히 감탄하고 있어요. 즉흥 스캣을 정말 잘하는 분이라, 그분의 노래에서 많이 배우고 싶다고 생각합니다.
―『온 ON(百)』에는 마지막 순간까지 계속 살아가려는 의지라는 주제가 담겨 있습니다. 10년 넘게 활동해 온 가운데 ”아직 이 밴드를 계속하고 싶다”, ”조금 더 앞으로 가고 싶다”고 강하게 느꼈던 순간은 언제였나요?
승현: 크게 두 가지로 나뉘어요. 앨범 작업을 끝냈을 때와 정말 좋은 공연을 했을 때입니다. 앨범을 만들고 나면 제 부족한 점이 더 잘 보여요. 그러면 ”이걸 더 해야겠구나”, ”더 해보고 싶다”는 것들이 생기죠. 공연도 마찬가지예요. 아무리 힘들다가도 정말 좋은 공연을 한 번 하고 나면 ”와, 또 하고 싶다”는 생각이 들거든요.
이번 동남아시아 투어에서는 제가 몸이 별로 좋지 않아서 굉장히 힘들었어요. 그런데 싱가포르 Baybeats에서 공연했을 때 관객들이 정말 즐겁게 놀더라고요. 그렇게 힘들었는데도 ”또 하고 싶다”, ”또 가고 싶다”는 생각이 들었습니다.
거현: 저도 공연할 때가 아무래도 가장 ”이 밴드를 계속하고 싶다”고 느끼는 순간이에요. 특히 해외에서 공연하면 저희가 예상하지 못했던 일들이 많이 생기거든요. 그런데 그런 게 정말 재미있고, 그런 경험을 하는 게 굉장히 소중하다고 생각합니다.
물론 한국에서 늘 찾아와 주시는 팬분들과 공연하는 것도 즐거워요. 하지만 해외에서 활동하면 새로운 경험을 많이 하게 되니까 ”재미있다, 계속 해보고 싶다”는 생각이 자주 드는 것 같아요.
지애: 2집을 준비하면서 「Searching for Kevin」을 녹음했던 날이 기억나요. 그때 제가 체력적으로도 감정적으로도 굉장히 힘들어서 정말 지쳐 있는 상태였어요.
그날도 새벽까지 작업을 하고, 밤늦게 자전거를 타고 집에 돌아가면서 그날 만든 「Searching for Kevin」 데모를 듣고 있었어요. 왜인지는 모르겠는데 그 곡을 들으면서 제 스스로 위로를 받아서 조금 울컥했거든요. 그때 ”아, 뭔가 조금 더 해볼 수 있겠다”는 생각이 들었던 것 같아요.
―마지막으로 10월 투어를 기다리고 있는 일본 팬들에게 메시지를 부탁드립니다.
승현: 거의 매년 일본에 가고 있고, 앞으로도 계속 갈 수 있도록 노력할게요. 친구들도 많이 데려와 주시고, 주변 사람들에게 다브다를 많이 소개해 주세요. 저희가 더 자주 일본에 갈 수 있고 여러분과 더 자주 만날 수 있으면 좋겠습니다. 많이 와주세요. 감사합니다.

다브다
2nd Album 『ON(百)』
발매 중
스트리밍·구매:https://linktr.ee/banddabda
일본반 CD: 2026년 10월 30일(금) 발매
※ 공연장에서 선행 판매 예정
레이블: FLAKE SOUNDS
가격: 2,500엔(세금 포함)

2026 Dabda Japan Tour [On(百)]
2026년 10월 6일(화) 도쿄・LIVE HOUSE FEVER
게스트: ayutthaya
2026년 10월 7일(수) 아이치・나고야 CLUB ROCK'N'ROLL
게스트: REGA
2026년 10월 9일(금) 오사카・CONPASS
게스트: HOME
티켓 구매:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2629180
인터뷰 통역 : 강민석