
U2が、全曲新曲による9年ぶりのアルバム『Carnaval de Luz』(邦題:『光の祝祭~カルナバル・デ・ルス』)を11月13日にリリースすることを本日発表した。「並外れた楽曲が揃っている」と、ベーシストのアダム・クレイトンは近日公開予定のRolling Stoneの特集インタビューで語っている。「そして、メンバー全員が50年間やってきたことの集大成でもある」。
U2が初めて一緒に演奏したのは、1976年9月25日、ラリー・マレン・ジュニアの自宅のキッチンだった。本日9月25日で、ちょうど50年を迎える。ボノは今作を「アナーキー」だと表現しているが、その言葉を裏づけるのが、同時に公開された短くも猛烈なパンクナンバー「Silencio」だ。
全12曲を収録するアルバムのプロデュースを手がけたのは、2004年の『How to Dismantle an Atomic Bomb』以来U2と仕事を続けてきたギャレット”ジャックナイフ”リー。アルバムの最後を飾る「Torn」には、先月亡くなったドリー・パートンの生前最後の歌唱が収められている。長年U2とコラボレーションしてきたブライアン・イーノは、オープニング曲「Go (Carnaval de Luz)」を含む3曲で共同作曲に名を連ね、シンセサイザーも演奏。スノウ・パトロールのジョニー・マクデイドは、パートンとバンドとともに「Torn」を共同作曲しているほか、「Glorify」にはマーティン・ギャリックスがソングライターとしてクレジットされ、「Silencio」ではライアン・テダーが追加プロデュースを担当している。
スーサイドの影響を受けたオープニング曲は、ここ数年のU2の録音作品でも屈指の荒々しさを誇る。「これは意思表示なんだ」とジ・エッジは語る。「新しいU2のアルバムをかけたときに何が聴こえてくると思っていたとしても、これは予想していなかったはずだよ」
U2はアルバムに加え、今年『Days of Ash』と『Easter Lily』という2作のサプライズEPも発表しているが、実はこの2作とニューアルバムは、典礼暦を通じてコンセプト上つながっている。カーニバルのあとに四旬節が続き、その先に復活祭が訪れるという流れだ。3作品を合わせると、新曲は全24曲に及ぶ。「これまでバンドやアーティストと仕事をしてきたなかで、これほど懸命に、これほどの熱量と喜びをもって制作に取り組む人たちは見たことがない」と、2作のEPもプロデュースしたリーは語る。「彼らは本当にめちゃくちゃ楽しんでいる。心から一緒にいることを楽しんでいるんだ。キャリアのどの時期と比べても、これほど大量にレコーディングしたことはないし、しかも出来が本当にいい。彼らの最高傑作に並ぶレベルだとさえ言いたい。前例のないことだよ」
そのエネルギーの大きな源となったのが、深刻な首の故障からマレンが復帰したことだった。「長いこと、4人でスタジオに入って一緒にやることがなかった」と彼は語る。「僕は演奏できなかった。もう二度と演奏できないんじゃないかと思っていた。だからスタジオに戻ったとき、新たなエネルギーが生まれたんだ」
プレスリリースでは、ボノがいかにもカーニバルらしく呼び込み役を演じている。「さあ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい! 紫の靴下も、傷ついた心も、バラ色の無邪気さも持っておいで……。大音量のギター、深く響くベース、恍惚としたリズム、そしてもちろん、銀色の涙だってお目見えする!」
「ベースは、最近の作品よりも大きく鳴っていると思う」とクレイトンは語る。「前に出ているのはいつだって気持ちいい。それに、ライブで演奏するのも楽しくなるだろうね」
ジ・エッジによれば、バンドはこれまで作ってきたどの作品にも劣らないほど、このアルバムに力を注いだという。「僕らはファーストアルバムを作っていた頃と、今も変わらない。慢心なんてない。ただ昔と同じように、ずっと格闘している。それがいいんだよ。簡単じゃないということは、本当に大事だと思う。もし簡単になってしまったら、きっとその感じが音にも出てしまうから」
From Rolling Stone US.

U2
『光の祝祭~カルナバル・デ・ルス』
2026年11月13日リリース
日本盤のみSHM-CD仕様/解説・歌詞・対訳付
通常盤CD:UICY-16549/3,300円(税込)
デラックス3CD:UICY-80819/21/5,720円(税込)/輸入国内盤仕様/完全生産限定盤
スペシャル・エディション3CD+ブルーレイ:UICY-80822/9,350円(税込)/日本独自企画盤
LP:UIJY-75447/7,150円(税込)/直輸入盤仕様/完全生産限定盤/帯付き
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