エド・シーラン公演から外されたマックルモア、自身の「Free Palestine」ツアー開催へ

パレスチナの人々への支持を表明したことでエド・シーランのスタジアムツアーから外されたマックルモア(Macklemore)が、自身のヘッドライナーツアーを発表した。本人がInstagramで言うところの、予定が「ちょっと空いた」ことを受けてのものだ。「僕に起きたことは、一人のアーティストやひとつのステージだけの問題ではない」と彼は綴った。「億万長者階級が、誰の声ならステージに立つことを許され、誰の声は聞かせるには危険すぎるのかを決められるのだとしたら、誰もが注視すべきだ」。10月にはそのメッセージを携え、ダブリン、パリ、ロンドンのステージに立つ。

シーランのツアー主催者は今月初め、マックルモアをシーランの公演から外した。当時発表した声明でマックルモアは、マサチューセッツ州のジレット・スタジアムのオーナー、ロバート・クラフトがシーランに対し、公演でマックルモアにイスラエルへの批判を口にしてほしくないと伝えた、と述べていた。

「この2週間ほどで何かが明らかになったとすれば、この3年間で何かが変わったということだ」とマックルモアは9月24日に綴った。「パレスチナ解放をめぐって、その声を封じようとする億万長者たちの力をめぐって、そして今の時代に僕たちがアーティストに何を求めるのかをめぐって、社会全体で意識が目覚めつつある。

「今は2026年だ。ジェノサイドが起きているさなかに、政治に関わらないという姿勢はもう通用しない」と彼は続けた。「人々はアーティストに、きちんと姿勢を示し、自ら学び、コミュニティとともにあることを求めている。ステージを単なるエンターテインメント以上のものに使うこと。そして『Free Palestine』という声を封じ込めようとする動きがあれば、それに抗うことを求めている」

マックルモアの「Free Palestine」ツアーは10月26日にダブリンで開幕し、29日にパリ、翌30日にロンドンで公演を行う。米国公演の日程は今後発表される予定だ。「この1週間、どんな代償を払うことになろうとも、自分たちのステージを使ってパレスチナの人々との連帯を示してきたアーティストたちに声をかけてきた」と彼は綴った。「安全なときにしか使う気がないのなら、僕たちが持つプラットフォームにはほとんど意味がないと理解しているアーティストたちだ」。サポート・アーティストの名前はまだ明かしていない。急ピッチで詳細を詰めている最中だからだという。「収益はすべて、パレスチナの人々とその運動を支援する団体に寄付する」と彼は綴っている。

シーランは先週、マックルモアへの支持を示してすべてのオープニングアクトが出演を取りやめたことを受け、フィラデルフィアでサポート・アクトなしの公演を行い、ツアーを続行した。「ファンをがっかりさせたくないし、僕はこれまで活動家として音楽をやりたいと思ったこともない。でも今回の件で、表現の自由と、この地球上で最も複雑な政治問題をめぐる、重要で激しい議論の真っただ中に立たされることになった」と彼は観客に語った。「僕のコンサートはずっと、誰にとっても安心していられる場所であり続けてきた。それは僕にとってものすごく大切なことだ。ファンとの約束を守ることもまた、僕という人間にとって絶対に欠かせない。だから今夜、僕は一人でここに立ち、このツアーを続けている」

マックルモア ツアー日程

10月26日 – ダブリン @ 3Arena

10月29日 – パリ @ Accor Arena

10月30日 – ロンドン @ OVO Arena Wembley

From Rolling Stone US.