「野呂佳代は絶対見つけてないから」――。テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が、9日深夜に放送されたニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜27:00~28:30)に出演。“野呂佳代の才能を見いだした人物”として取材を受けることに困惑していることを打ち明けた。
蓮見翔の国民的アニメ脚本に期待
番組では、ダウ90000・蓮見翔が、アニメ『クレヨンしんちゃん』の脚本を担当するというニュースが話題になった。
蓮見の活躍について、佐久間氏は「どんどんすごいところに行ってますよね」と感慨深げにコメント。そのうえで、「俺が最初に見つけているかもしれないです(笑)!」と口にしたが、すぐさま「嘘! 嘘! 嘘かもしれない(笑)」と撤回した。
佐久間氏は「最初の公演を面白いと言ったのは確かだけど」としながら、蓮見が主宰するダウ90000の前身にあたる劇団の活動を見ていなかったことから、自身より先に評価していた人物がいる可能性を指摘。誰かの才能を“最初に見つけた”と断言することには慎重な姿勢を見せた。
「絶対見つけてないから」
その流れで佐久間氏が明かしたのが、野呂佳代について取材を受けた際の困惑だった。近年、俳優やタレントとして幅広く活躍している野呂。佐久間氏が手がけるテレビ東京系『ゴッドタン』にもたびたび出演し、両者は長く仕事を共にしてきた。
そのためか、佐久間氏のもとには「野呂佳代の才能を見つけたこと」について尋ねる取材が多いという。しかし、佐久間氏は「ちょっと待って。野呂佳代は絶対見つけてないから(笑)」と明確に否定して笑い飛ばした。
「面白かったから仕事してただけ」
野呂は2006年にAKB48へ加入し、その後はSDN48のキャプテンも務めた。そうした経歴を踏まえ、佐久間氏は「見つけたのは絶対AKBだし」と強調した。自身が関わった時期については、「たまたま不遇だった時期に、たまたま仕事をしてただけ」と説明。自分が世に送り出したのではなく、すでに活動していた野呂の面白さを感じ、番組で一緒に仕事を続けていただけだという。
さらに、「面白かったから仕事してただけ」と改めて語り、「毎回困るんだよ。野呂佳代さんの才能を見つけたことについて聞かれると(笑)。絶対に秋元(康)さんだし」と本音を漏らした。
“発掘した人物”という評価に違和感
佐久間氏は、これまでも番組やYouTubeなどを通じて、若手芸人や俳優、クリエイターと数多く仕事をしてきた。その後に出演者が活躍すると、才能を見いだしたプロデューサーとして名前が挙がることも少なくない。
しかし本人は、野呂の魅力を早くから評価していたことは認めながらも、その功績まで自分のものにすることには違和感を抱いているようだ。
「見つけた」という表現を否定し、「面白かったから仕事していただけ」と語った佐久間氏。野呂本人がすでに持っていた魅力と、それを最初に世に送り出した人々への敬意がにじむ発言だった。
『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。
【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。
