アイ工務店は17日、2028年以降の新卒採用計画を発表した。それによると、2028年卒は268名を採用する予定で、2029年以降も毎年250名規模の採用を計画。新卒入社者については、本人が希望する「職種」と「勤務地」を100%実現する方針を継続するという。
同社は、現在進めている2027年卒の採用活動において、営業職144名(男性100名・女性44名)、設計職39名(男性12名・女性27名)、施工管理職22名(男性14名・女性8名)の合計205名に内定を出している(2026年9月10日時点)。2028年卒では営業職164名、設計職49名、施工管理職55名の合計268名を採用する予定で、2029年以降も、毎年250名規模での新卒採用を計画している。
また、新卒で入社する社員については、本人が希望する「職種」と「勤務地(配属地)」を100%実現する方針を継続。全国47都道府県で事業を展開する事業基盤を生かし、学生一人ひとりが希望する地域・職種でキャリアをスタートできる採用を進める。
全国展開を実現した現在、同社は「拠点拡充」を次の成長戦略として掲げ、各地域で営業・設計・施工を担う人材を継続的に迎え入れ、地域に根ざした住まいづくりの体制を強化していくという。
企業の安定性
東京商工リサーチの調査によると、建設業倒産は4年連続で増加しており、2025年の全業種の企業倒産10,300件のうち、約19.6%を建設業(2,014件、前年比4.6%増)が占めている。また、国交省によると、持家(注文住宅)市場は2020年度の26万3,097戸から2025年度は19万5,111戸へと減少している。
市場が縮小し、業界内の淘汰が進むなかでも、同社の持家引渡棟数は、同期間で2,748棟から7,956棟へと293%成長(資産活用事業を含む合計では8,059棟)。住宅産業研究所の調査では、2021年度の9位(3,482棟)から、わずか5年間で業界2位(2025年度7,552棟)に上り詰めている。
2025年度の決算発表では、売上高2,742億円(対前年比136%)、経常利益302億円(経常利益率11.0%)と事業成長を続けており、会社の財務的な安定性を示す指標の一つである「自己資本比率」は51.6%、本業でどれだけ利益を生み出しているかを示す「営業利益率」は11.1%となっている。また、短期的な支払い能力を示す「流動比率」は163.9%、金融機関などからの借入金等を示す「有利子負債」は0円に。
アイ工務店では、建設業界をとりまく社会的背景を踏まえ、住宅を購入する顧客だけでなく、就職活動を行う学生やその保護者にとっても重要な判断材料として、財務指標を積極的に開示。学生たちの「安心して長く働ける会社選び」を後押ししていくという。

