「猪木、もう一回言え!」――。6日に放送されたTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)で、アントニオ猪木さんの入場曲「炎のファイター」をめぐる、50歳男性の勘違いが紹介された。祖父の影響でプロレスファンになり、試合会場でも長年叫び続けていたという声援に、安住紳一郎アナウンサーは「合ってるといえば、合ってるもんね」と笑いながらフォローした。
金曜夜8時、祖父とテレビの前で猪木を待つ
この日のメッセージテーマは「最近気づいたこと」。北海道に住む50歳の男性が、幼稚園の頃から続いていた勘違いを明かした。
男性は祖父の影響でプロレスが大好きになり、なかでもアントニオ猪木さんの大ファンに。金曜夜8時になると、祖父は酒、男性はジュースを用意し、テレビの前で猪木さんの出番を待つことが恒例だった。
同世代だという安住アナも、「そう、金曜8時ね。新日本プロレスやってたから、年が近いから、よく分かりますよ」と、当時の光景に共感した。
猪木さんの技や試合運びに魅了された男性は、やがて会場へ足を運ぶように。メインイベントで入場曲が流れると、「猪木! もう一回言え! 猪木 ! もう一回言え!」と大声で声援を送っていたという。
「最初に思い込んだものが真実だと思って」
しかし、本来の掛け声は「猪木ボンバイエ」。男性は最近まで「猪木! もう一回言え!」だと信じ続け、真実を知った際には「顔から火が出るほど恥ずしかった」そうで、「猪木さん、ごめんなさい」と謝罪した。
安住アナは、「思い込んじゃうからね」と男性の心境を推察。昔はテレビ画面に字幕が表示されず、インターネットですぐに調べることもできなかったため、「一番最初に思い込んだものが真実だと思って、しばらく続きますよね」と振り返った。
現在は疑問を抱けばすぐに正解を調べられる一方、当時は聞こえた言葉をそのまま信じるしかなかった。安住アナは「それはそれで楽しかったなと思いますけれど」と、少し懐かしそうに述べた。
さらに、試合会場で一人だけ異なる声援を送っていたことについて、「恥ずかしいだろうね」と想像しつつも、「ただ、あんまり隣の人の声とか聞こえてないからさ」とフォロー。自ら「猪木! もう一回言え!」の掛け声を再現すると、「合ってるといえば、合ってるもんね」「筋が合ってます」と笑った。
祖父と一緒に猪木さんを待った少年時代から約半世紀。言葉は間違っていても、猪木さんをもう一度奮い立たせたいという声援の思いは、正しく届いていたのかもしれない。
【編集部MEMO】
『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナがパーソナリティを務めるTBSラジオの生番組。2005年4月にスタートし、現在は中澤有美子アナがアシスタントを担当している。リスナーから寄せられた日常の出来事を、安住アナと中澤アナが独自の視点で味わうコーナーも人気。9月13日のメッセージテーマは「私の弱点」。作家の朝井リョウ氏がゲスト出演する予定。
