エステーは9月9日、お米などに発生する貯穀害虫「ノシメマダラメイガ」の成虫を対象とした「一般住宅周辺における貯穀害虫の発生状況調査」の結果を発表した。調査は2025年7月、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県の1都3県33地点で行われた。
7月度「屋外」での捕獲数
ノシメマダラメイガは小型の蛾で、その幼虫がお米、香辛料、チョコレート、カップ麺など様々な乾燥食品を食べる害虫として知られている。
調査を実施した屋外全33地点でノシメマダラメイガを捕獲し、捕獲率は100%となった。33地点全体の平均捕獲数は22.4頭で、エリア別の最多捕獲数は、東京都73頭(1階)、千葉県12頭(1階)、神奈川県75頭(1階)、埼玉県52頭(1階)だった。
また、捕獲数は階数が高くなるほど減少する傾向が見られたものの、10階までは多くの個体が捕獲された。さらに、「高層階には虫が少ない」という一般的な認識がある一方で、今回の調査では21階でも捕獲を確認した。
この結果から、ノシメマダラメイガはマンションなどの高層階であっても生活空間へ侵入する可能性があることが示唆される。
広範囲の生活圏内で生息が確認
同調査では、ノシメマダラメイガが特定の自然環境に限らず、都市部のマンションなどを含む幅広い生活圏で生息していることが確認された。この結果から、貯穀害虫による食害リスクは一般住宅にとって身近なものであることが示唆された。家庭では、お米や小麦粉、乾麺などの穀類、食品を密閉容器で保管するとともに、長期間保存する場合には専用の防虫剤を活用するなど、日頃から適切な防虫対策を行うことが推奨される。
