子供から大人まで魅了し、日本のみならず世界中で大人気の一大キャラクターコンテンツ「ポケモン(ポケットモンスター)」。ゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』の発売から今年で30周年となる。そのポケモンをテーマとする街歩き&謎解きイベントが、11月29日まで、東京の日本橋と八重洲で開催されている。
「伝説のポケモンと出会う レジェンドリサーチ in日本橋&八重洲」を手がけるのは、日本橋をはじめ都内各地で街づくりを進める三井不動産また、謎解き部分は有名な謎解きクリエイター集団「RIDDLER(リドラー)」の代表・松丸亮吾氏が制作している。
日本橋の街並みにポケモンが出現!
当イベントでは「伝説のポケモン」をはじめとして、ポケモン19匹の立像を日本橋と八重洲のエリアに設置。総勢100匹以上ものポケモン達が、会場内にポップや装飾として現れる。参加者は日本橋三井タワー1階で「謎解きキット」をゲットし(※有料の引換券が必要)、ポケモンの立像を巡りながら情報を拾いつつ、「なぞのファイル」に書かれた暗号を解いていく……という楽しみ方だ。
現地へ行くと、COREDO(コレド)室町テラスの屋外スペースに、ポケモン達の説明付きポップが数多く飾られていた。展示では外見だけでなく、生態や特徴などポケモンごとの細かな設定も紹介されている。ポケモンごとの設定を読みながら街を巡ると、ファンはもちろん、詳しくない人でも「こんな特徴があるんだ」と発見を楽しめそうだ。
会場となっている施設ごとに、違った形でポケモンの世界観を表現しているのが、大きな見どころだ。例えばCOREDO室町1では大通り沿いの広い外壁面を使い、伝説のポケモンを大胆にレイアウト。道路の反対側からでないと全体像が見づらいほど大きく、日本橋を訪れる多くの人々が目を奪われるはずだ。
COREDO室町1・2の間にあるCOREDO室町仲通りでは、和風の景観に合わせて、両脇の提灯にポケモンやモンスターボールをラッピング。こちらの方も、提灯を見上げながら「あのポケモンいるかな?」と探してみるのも楽しそうだ。
COREDO室町テラスの地下部分は、壁面や柱の影など至る所がポケモンだらけ。配置方法も工夫されており、意外な場所にひょっこり隠れているポケモンも多数。床面にはポケモンがこっそり抜け出して歩き回ったような足痕もあり、ポケモンの世界に入ったような感覚も味わえる。街を歩きながら楽しめる体験型イベントだ。
「エンタメ&街づくり」を核としたイベント設計
筆者が訪れたメディア向け内覧会は、ポケモン立像のアンベール(除幕式)からスタートした。幕が外されて現れたのは、くさタイプの「フシギバナ」、ほのおタイプの「リザードン」、みずタイプの「カメックス」という3匹。1996年発売の初代「ポケットモンスター 赤・緑」から登場している有名ポケモンだ。
続いて、三井不動産から今回のイベントの狙いが説明された。同社は、街づくりにエンタメや楽しさを掛け合わせる取り組みを進めており、とくに重視しているのが、実際に街を歩くことで生まれる、その場ならではの体験価値だという。
そんな「街の歴史や文化を探す」街歩きと、「キャラクターを探す」ポケモンのゲーム性、さらに「真相を探す」謎解き。この3つの“探す”が重なったことから、今回のイベントが企画されたそうだ。
イベントのキービジュアルは伝説のポケモン達がポーズを決めた、迫力あるデザイン。これは「街を探して謎を解く」高揚感をコンセプトにしたものだという。日本橋らしい伝統的な雰囲気もフィーチャーされており、線画や彩色など細部は、どことなく日本画のようでもある。
トークセッションでは謎解きを手がけた松丸亮吾氏が登壇し、深い感激や意気込みを興奮気味に語った。松丸氏は長年にわたってポケモンをやり込んでおり、今回は過去作を再プレイしてから「ポケモンらしさをどう謎解きに落とし込むか」を追求したのだとか。ポケモン初心者は純粋に謎解きを楽しみ、ベテラン勢は細部の作り込みや過去作のオマージュに気付くなど、年齢や経験にとらわれず一介の「ポケモントレーナー」として日本橋を冒険できるイベントにしたそうだ。
なお、謎解きの詳細は重大なネタバレになりうるので、ここでは割愛する。クリアにはある程度の時間がかかるが、無理して最短クリアを目指すよりも、街をゆったり巡りながら食事・カフェを交えて進めることが推奨だ。これもまた、イベントを通じて街歩きを楽しんでもらう、イベント理念の一環である。
物販も見逃せない! 歴代ポケモンのグッズがずらり
日本橋だけでなく、東京ミッドタウン八重洲にもイベント会場が設けられている。5階のグッズ販売コーナーには、ポケモンのぬいぐるみをはじめ、キービジュアルを使った会場限定のアクスタや巾着、扇子などがずらり。見ているだけでも楽しい、にぎやかな空間になっていた。
とりわけ注目なのが、ゲームのパッケージアートを図案に使ったTシャツである。初代の「赤・緑」から「Pokémon LEGENDS Z-A」までのTシャツが年表のように壁に並んでいる様子は、長くポケモンで遊び続けてきたファンには感慨深いものがあるはずだ。この秋は大人も子供も「ポケモン、ゲットだぜ!」を体験しに、日本橋や八重洲に出かけてみてはいかがだろうか。
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