住宅ローン比較サイト『モゲチェック』を運営する株式会社MFSが、今後の金利情報についてお伝えします。解説は、取締役CMO:塩澤崇です。
■9月の住宅ローン金利の動き
2026年9月の住宅ローン金利情報をお伝えします。
6月の日銀利上げの影響が、各銀行の住宅ローン金利に徐々に反映されています。9月は、ドコモSMTBネット銀行、楽天銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行が変動金利を引き上げました。
なお、銀行によって変動金利の引き上げ時期は異なります。日銀利上げがまだ反映されていない銀行については、現在の適用金利に0.25%程度を加えた金利で比較するのがいいでしょう。
固定金利は、長期金利の上昇を背景に、主要銀行のほぼすべてで引き上げられました。モゲチェック住宅ローン金利インデックスでは、10年固定金利(メガバンク)が3.84%、フラット35が3.46%となっています。フラット35は、モゲチェックで集計を開始した2018年1月以降の最高水準を更新しました。
一方、変動金利は今月は地銀が最も安く1.23%となっており、メガバンクは1.25%、ネット銀行は1.29%とここ数年間で初めて見られる逆転現象が起きています。また、フラット35との金利差は2.23%と、引き続き集計開始以降で最大水準です。
2.23%の金利差は日銀利上げ9回分となるため、変動金利も固定金利もダブルでが上昇するなか、変動金利の相対的な優位性は依然として大きい状況です。
ただし、変動金利には今後の金利上昇リスクがあります。現在の返済額を抑えたい方には変動金利が有力な選択肢ですが、将来の返済額を確定させたい方は、フラット35などの固定金利も含めて検討するとよいでしょう。
■僅かな金利差でも大きな金利総額の差になり、金利比較がより一層重要に
続いて、各銀行グループの変動金利の動きを見てみます。下図の通り、9月はネット銀行とメガバンクが上昇しました。一方、地方銀行は前月から横ばいとなっています。このため、地方銀行が最安となっています。
主要金融機関の適用金利の前月との比較は、下表の通りです。
変動金利は、ドコモSMTBネット銀行が年0.200%、楽天銀行が年0.014%、三菱UFJ銀行と三井住友銀行がそれぞれ年0.250%引き上げました。
固定金利は、長期金利の上昇を背景に、多くの銀行で引き上げられました。表に掲載している銀行では、10年固定がすべて上昇し、20年・35年固定も多くの銀行で上昇しています。
最近は不動産価格の高騰を受け、長期高額の借り入れの傾向が顕著です。僅かな金利差でも大きな金利総額の差になるため、金利比較・団信比較の重要性がより一層高まっています。
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